随筆
小学校のクラス会
小学校のクラス会が郷里であり、出席のために帰省してきた。私たちの小学校時代は3年生から6年生までクラス替えがなく、4年間をいっしょに過ごした。私が小学校に入学したのは1948年、昭和23年である。卒業は昭和29年。まだ戦後の貧しい時代だった。1クラスの生徒数は56人。クラス会にはそのうち22人が出席した。物故者は4人。恩師は3年生の担任の尾田理子先生と6年生の岡本邦弘先生。4年生の時の池尾先生はすでに亡くなり、5年生は坂井先生が結婚されたために、2学期からは久保先生になったが、その後の消息はわからない。
私は4年生の時に、今でいう不登校になり、池尾先生に自宅まで迎えに来てもらったことがあった。また同じ町内の池口たきえさんが「学校に行こう」とよく誘いに来てくれたこともあった。そのたきちゃんは先年ご主人を亡くしたが、今も元気で、今度のクラス会でも準備に奔走してくれたようだ。私は5年生になると学校が面白くなり、不登校も収まった。そして6年生では若い岡本先生が担任になり、この先生は生徒に対して非常に公平に接されて、私は自分が先生にきちんと見守られているという気がして、学校に行くのが楽しくなった。
岡本先生は、当時の教員不足対策で、高校に2年制の教員養成所が併設された第1期生である。20歳で小学教師となり、私たちが最初の教え子だったので、先生にとっても思い出が深いようだった。尾田先生と岡本先生の2人とも私は年賀状のやり取りを続けてきた。小学校のクラス会は15年ぶりで、旧友や恩師と旧交を温めることができたのは何よりであった。 (2007/09/17)
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Last Update:2007/09/17
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