頭頸部嚢胞性疾患に対するOK-432嚢胞内注入療法

治癒の経過

治癒経過

顎下型ガマ腫の場合を例にして治癒の経過をお示しします。
非常に重要なことは、「注射してすぐに治るのではなく、時間がかかって、しかも途中で一時的に悪くなったのでないかと思わせる時期を経て治っていく」ということです。
OK-432注入翌日には顎下部嚢胞部の皮膚が発赤しかえって腫れは強くなり、触診すると嚢胞全体が硬結(固い腫れ)として触れるようになります。OK-432の量を多く投与した場合は、局所の痛みや発熱が認められますが、普通は2日ほどで消失します。1〜2週間腫れが強い状態が続いた後、腫れは徐々に縮小し4〜8週の間にほぼ消失します。多くの例では、6週間後には腫脹は完全に消失し、口腔内・顎下部皮膚共に硬結・瘢痕等は全く認められなくなります。
また、多くの場合は2回以内の注入で嚢胞は消失ないし縮小固定しますが、舌下(口腔底)型ガマ腫の場合は、数回の注入が必要な例もごく稀に存在します。

トップページに戻る(フレームが有る場合はそちらから御願いします。)