この患者さんは、10年前に外切開の手術を受けておりますが、しばらくして再発しました。顎下部の真ん中が腫れているように見えますが、CTでは黒い部分がガマ腫になり、左側から唾液が漏れてガマ腫を形成している様子が伺えます。県外に在住の患者さんですが、このホームページでOK-432嚢胞内注入療法のことを知り、わざわざ私の医院を受診されました。最初1KEを注入いたしましたが効果が無く、写真は2回目の治療のものです。2回目は2KEを注射いたしました。上左は治療前の写真です。内容液は黄色い粘液で、典型的なガマ腫の内容液です。治療翌日には非常に腫れが強くなってるのがお判りいただけると思います。2週間目頃からガマ腫が縮小して、8週目には完全に消失しています。6ヶ月後と1年後にも写真をお送りいただきましたが、再発はありません。
もし、このような大きなガマ腫を手術で治療するとすれば、患者さんにとっても医師にとっても非常に大変ですが、OK-432嚢胞内注入療法ではガマ腫は大きい方が治療は簡単です。