このホームページを開設いたしましたのは、この治療の恩恵を受けられる患者さんが一人でも増えることが目的ですので、私にとって患者さんからご相談をいただくことは、たいへん嬉しい事です。患者さんのご相談には、どんなに忙しくてもメールを読んだその日のうちに返事を書くようにしております。もちろん、無料でご相談をお受けいたしておりますし、当然医師としての守秘義務は遵守いたします。
まず、このHPの「よくある質問」を良くお読み下さい。その上で、ご相談を希望される患者さんは、以下の点をきちんとお書き下さるようにお願い申し上げます。
(1) お名前・ご住所・ご年齢をお書き下さい。
(2)
いつから病気があり、いつどこでどのような検査を受けて、どのような診断をうけたのか?(書きにくい場合は病院名などは記載されなくても結構ですが、どの程度の規模の病院で診察をうけられたのかをお書き下さると、私としても相談にのりやすいです。)
(3) どのような治療を勧められているのか?
(4)
患部の写真をデジカメで撮って添付ファイルでお送り下さい。写真があるのと無いのとでは、相談の精度に大きな差がでます。携帯電話からの写真でも結構です。(最近は携帯電話の写真もすごくきれいで、十分に実用になります。)是非、写真をお付け下さいますようお願いいたします。(患者さんからお送りいただいた実例です)
(5) 更に可能であれば、CTやMRIなどの写真をデジカメで撮ってお送りくだされば、もっと正確なお答えができます。(窓やパソコンモニターを白くしたものに透かして、デジカメで撮って下さい)。(患者さんからお送りいただいた実例です)
(6)「相談の返事が着いたかどうか?」に関して、必ずご返事を下さい。
インターネットの特質上、お名前を書かれない方がしばしばいらっしゃいます。しかし、これは医療相談であり、匿名でネット上に無責任な意見を述べる類のものとは違います。私は、自分の所属を明らかにしてご相談にのっております。これまでは、お名前を書かれない方にもお返事をお書きしておりましたが、最後に「ご相談の際は、お名前をお書き下さるようお願いいたします。」の一文を付けさせていただいて参りました。これに対して「失礼しました。いつもの癖で名前を書くのを忘れてしまいました。」と御礼をいただくのが半数で、残りはご気分を害されたのか、いくら丁寧にお答えしてもその後どうなったか教えていただけないことが半数で、大変残念です。また、忙しい中でご相談にお答えしましても、その後、私のメールが着いたかのご返事がいただけないこともあります。おそらく、返事の内容が期待に沿えなかったものと思いますが、私も非常に疲れている中で、無理をして時間を作っている場合がほとんどです。私のメールが着いたことだけでもお知らせ下さい。また、状態が悪いときにばかり、大騒ぎで返事を急がせるメールをよこしますが、その後は当方から問い合わせをしても返事がいただけない患者さんもおられます。また、自分の病気のことに関して主治医に聞けないということで、私にメールをいただく患者さんもいます。診察もしていない、MRIなどの資料も見ていない私が、主治医に聞けない診断のことを質問されても、正確なお答えができるはずがありません。円滑に相談を行えますよう、最低限のマナーをお守り下さいますようお願いいたします。
荻田修平先生がお亡くなりになってから、乳幼児のリンパ管腫に関するご相談が増えて参りました。私は耳鼻咽喉科を専門としておりますので、自分では成人のリンパ管腫の治療経験しかありません。従って、OK-432治療に関する一般的なご質問(治療の適応や治療経過に関する心配など)にはお答えできますが、小児の発達と関係した治療方針の決め方などの個々の症例を時間をかけて診ていかないと決められない点に関してはコメントできない場合があります。なにとぞ、ご了承お願い申し上げます。
また稀ではありますが、明らかにOK-432嚢胞内注入療法の適応疾患では無い病気の患者さんからのご相談を受け困惑する場合もあります。多くはリンパ腫(リンパ腺の腫瘍)などの病気をリンパ管腫と誤解されて、外来通院で治療できるのでないかと期待されてご相談される場合です。リンパ管腫はリンパ管の形成異常であり、真の腫瘍ではありません。嚢胞に液体が貯まったものですから、OK-432嚢胞内注入療法を行って中に炎症を起こすことで、嚢胞をつぶして消失させることができます。しかし、リンパ腫はリンパ系細胞の固形腫瘍(中に液体が貯まっているのでなく、腫瘍細胞が集まってできた腫れ)ですので、薬剤や放射線の治療が必要ですし、外来通院では治療できません。主治医の先生とよくお話をされて、正確な病名や治療方針をお聞きした上でご相談下さいますようお願い申し上げます。