吹筒道(吹矢)競技説明書

(2001年12月1日編集)
[日本吹筒道協会作成]

 当流では、吹矢を武道の一術として見ることから、試合、稽古の場所では以下の所作に倣って行なうものとする。ただし、場所や時間等の関係でこれらの所作(礼法)を簡素化(座り所作を立ち所作に変える)することがある。

I.用具
  1.常用具
    (1)筒
   
  • 材質 不問(アルミ、ステンレス、塩化ビニール、スチール等自由)
  • 全長 1250mm以内
  • 外径 22mm以内
  • 内径 16mm以内
  • 装飾 筒の外周20mm以内の装飾物ならば自由とする。
  • 重量 すべての装飾物を含め1kg以内
    ※なお、形態検査によって競技する上で不都合と認められるものは、その取り付けを不可とすることがある。
    (2)矢
   
  • 材質 不問(アルミ、紙、ビニール、プラスチックフィルム等自由)
    的刺競技に使用する矢の矢先は鉄釘か真鍮釘とし、また、的当競技に使用する矢の矢先は丸ピン仕様で危険防止の為その矢先はテープ等で覆われていることとする。
  • 全長 矢先部分を含めて210mm以内(矢先部分の突き出しは5mm以内)
  • 矢幅 (矢端部分の直径)使用する筒に合わせたサイズ
  • 重量 的刺用は1g以内、的当用は5g以内。
    ※なお、形態検査によって競技する上で不都合と認められるものは、その使用を不可とすることがある。
    (3)的
   
  1. 的刺近的用(まとざしきんてきよう)
    基板はコルク、またはスポンジ(ウレタン)マット製とし、下記の寸法に基づいた的画を基板本体に描くか、あるいは基板の表面に的紙を貼ったものとする。
    • 10点エリア 中心から半径20mmの円内
    • 6点エリア 中心から半径40mm(10点エリアを除く)の円内
    • 4点エリア 中心から半径60mm(6,10点エリアを除く)の円内
    • 2点エリア 中心から半径80mm(4,6,10点エリアを除く)の円内
  2. 的刺遠的用(まとざしえんてきよう)
    基板の材質及び仕様は上項の@に準ずる。
    • 10点エリア 中心から半径 25mmの円内
    • 6点エリア 中心から半径 50mm(10点エリアを除く)の円内
    • 4点エリア 中心から半径 75mm(6,10点エリアを除く)の円内
    • 2点エリア 中心から半径 100mm(4,6,10点エリアを除く)の円内
  3. 的刺交射用(まとざしこうしゃよう)
    基板の材質及び仕様は上項の@に準ずる。
    • 心中部 中心から半径50mmの円内(赤色に着色する)
    • 残心部 中心から半径70mm(心中部を除く)の円内
      ※本的は、この2つのエリアのみで構成される。
  4. 的当交射・的当射数用(まとあてこうしゃ・まとあてしゃすうよう)
    半径50mmにて作られた丸的(基板は、木製、または金属製で、基板の上にコルク板を取り付けた物)で、的の基台とは1本の棒で支えられているものとし、矢が当たった場合には的が後方に倒れるようになっている物であること。
  2.その他の必要具
   

(1)的後方防壁板及び防壁番取付支柱枠台

   

  的から外れた矢を受ける為の後方防壁及びそれを取り付ける支柱と枠台

    (2)矢収納器(袋)
   

  試技に使用する矢を収める器または袋。紐、ベルト等で腰に付ける。

    (3)ストップウォッチ
   

  時間計測に使用する(デジタル方式のものが望ましい)。

II.各種試合方式
  以下の4つの試合方式を設定する。
  [1]得点単射方式(とくてんたんしゃほうしき)
    的刺近的用及び遠的用の的を使用し、的に刺さった得点で順位を争う試合方法、原則として1次、2次、3次予選を行ない、予選得点上位6人選抜による2ブロックステップラダ−方式の決勝トーナメント戦で優勝を争う。なお、試技姿勢は、予選、決勝共、「立ち姿勢」を基本とするが(身障者等はこの限りではない)、場合によっては、予選試合に2番、ないし4番の範囲で「膝突き姿勢(左右とちらかの膝を付いて試技する)」を取り入れることがある。
  [2]的刺交射方式(まとざしこうしゃほうしき)
   

的刺交射用の的を使用し、1射1射交互に試技して相手より早く的の心中部を射止めることを競う対人試合方法。全試合トーナメント戦で行なうことを原則とするが、出場者が多い場合(33名以上)は、グループ分けして予選リーグを行ない、予選リーグ選抜者による決勝トーナメント戦(準決勝戦から)で優勝者を決定する方式を採ることがある。

  [3]的当交射方式(まとあてこうしゃほうしき)
    的当交射用の的を使用し、1射1射交互に試技して相手より早く的を倒すことを競う試合方法。使用する的を除き競技方法及び試技規則は、上項の[2]的刺交射方法と同様とする。全試合トーナメント戦で行なうことを原則とするが、出場者が多い場合(33名以上)は、グループ分けして予選リー部を行ない、予選リーグ選抜者による決勝トーナメント戦(準決勝から)で優勝者を決定する方式を採ることがある。
  [4]的当射数方式(まとあてしゃすうほうしき)
    的当交射・射数用の的を使用し、出来るだけ少ない試技(射数)で的を倒すことを競う試合方法。原則として2回の予選ラウンドと予選通過者(12名を基本)による2回の決勝ラウンド(ただし、最終ラウンドの1回は1番のみ)で優勝者を決定する。
  1.得点単射方式
    (1)競技方法
      (1次予選)
     
  1. 1次予選は、一人5射を1単位(これを番と言う)として、前半は近的を4番、後半は遠的を4番、の合計8番(40射)行なう。
  2. 的までの距離は、原則として近的は7m、遠的は10mとする。ただし、出場者の熟練度、年齢層等を考慮してこの距離を変更することができる。
  3. 的の高さは、原則として近的、遠的共、床から的の中心点まで130cm〜140cmの範囲で設定する。ただし、出場者の熟練度、年齢層等を考慮してこの距離を20cmの高低差で変更することができる。
  4. 1番(5射)終わるごとに得点を集計し記録紙に記入する。
  5. 合計得点(合計8番・400点満点)の上位32名が2次予選に進出する。
  6. 合計得点が同点の場合は、的外数(マイナスポイント)の少ない方を上位とする。
  7. 32位に得点が同点で的外数も同数の者が複数いた場合は、該当者は揃って2次予選に進出することができる。
      (2次予選)
     
  1. 2次予選は、前半は近的3番、後半は遠的3番、の合計6番(30射)行なう。
  2. 的までの距離は、1次予選と同距離とする。
  3. 1次と2次予選の合計得点(合計14番・700点満点)の上位16名が3次予選に進出する。
  4. 合計得点が同点の場合は、1次、2次予選の的外数の少ない方を上位とする。
  5. 16位に得点が同点で的外数も同数の者が複数いた場合は、該当者は揃って3次予選に進出することができる。
      (3次予選)
     
  1. 3次予選は、近的2番、遠的2番、の合計4番(20射)行なう。
  2. 的までの距離は、1次、2次予選と同距離とする。
  3. 1次、2次、3次予選までの総得点(合計18番・900満点)によって予選順位を決定する。
  4. 総得点が同点の場合は、予選すべての的外数の少ない方を上位とする。
  5. 的外数も同数の場合は、3次予選の得点の高い方を上位とする。
  6. 予選順位上位6名が決勝トーナメント(2ブロックステップラダー)に進出する。
      (決勝トーナメント)
     
  1. 予選順位1位、4位、5位の者はAブロックに、また、2位、3位、6位の者はBブロックに、振り分ける。
  2. Aブロックの準々決勝戦は4位者と5位者が、また、Bブロックの準々決勝戦は3位者と6位者が行なう。
  3. 決勝トーナメントの試合(準々決勝〜決勝)は、双方が同じ的を使い番(5射)ごとの交射とし、近的1番と遠的1番、の合計得点(合計2番・10射)で争う。
  4. 予選順位の低い方が先射(5射先吹き)となる。
  5. 得点が同点の場合は、的外数の少ない方が勝者となる。
  6. 的外数も同数の場合は、近的1射のみの試技で勝負を決する。同点、またはお互い的外の場合は、勝負が決するまで試技(1射ごと)する。
  7. Aブロックの準々決勝戦の勝者は、予選順位1位者と準決勝戦を行なう。
  8. Bブロックの準々決勝戦の勝者は、予選順位2位者と準決勝戦を行なう。
  9. 準決勝戦及び決勝戦の試合方法は、すべて準々決勝戦と同様(iii〜vi)とする。
  10. A・Bブロックそれぞれの準決勝戦の勝者同士で決勝戦を行なう。
    (2)試技規則
     
  1. 競技者は、試技線(立ち位置線)を踏んではならない。線を踏んで(越え)試技した場合は、その試技は無効となる。
  2. 筒の口当てに触れてから筒先から飛び出た矢は試技したとみなす。(筒の口当て口が触れる前に出た場合は、その矢を筒内に戻し再び試技することができる)
  3. 1番(5射)は2分以内に行なわなければならない。時間が経過した場合は、残った分は試技できない。(時間内に試技した分が得点対象となる)
  4. 試技時間の計測は、審判員の「はじめ!」の合図から始まる。審判員の「やめ!」の声と同時に筒先から出た矢は有効とする。
  5. 矢が点数間に刺さりどちらに属するものか判別が困難な場合は、その中間点数とする。ただし、的画の外周線上(最外太線)は1点とする。
  6. 先に的に刺さっていた矢に重なるように後の矢が刺さった場合は、先に刺さっていた矢の点数と同点とみなす。
  7. 矢先が的に当たったにも拘らず突き刺さらなかった場合は、審判員の判断により別の矢でその分の再試技をすることができる。
  8. 既に刺さっていた矢が後の矢の刺さった衝撃等で落ちた場合でも、その刺さっていた矢の得点は計上される。
  9. 的外となった場合は、マイナス1点(的外数)として計上される。
  10. 1番(規定本数5本)の内で試技した矢が5本を超え、その規定外の矢が判別できない場合は、高得点エリアに刺さった分を無効矢とする。なお、的に刺さった矢がない場合は、規定本数を超えた矢の数をマイナス点として計上する。
  11. 1番の内で必ず3射以上試技しなければならない。意図的に試技しないと認められた場合は棄権とみなし、その競技者は除外する。
  12. 試合の進行に影響を及ぼす悪質で危険な行為(発声)等を行なった競技者は退場処分を課する。
  13. 除外及び退場処分となった者のそれまでの記録はすべて抹消される。
  2.的刺交射方式
    (1)競技方法
     
  1. 一人5射を1単位(番)とするが、試技は2人の競技者が1射1射交互に行なう。
  2. 的までの距離は、1番が6m、2番が7m、3番が8m、4番が9mとする。
  3. 上項Aの各番を、先射番、後射番のそれぞれ2番づつ行なう。(合計8番)
  4. 的の高さは、準々決勝前までは原則として130cm〜140cmの間で設定する。ただし、準々決勝以降の試合は、以下の方式で求めた数値で設定(5cm単位)する。なお、算出過程で小数点が出た場合は、これを切り捨て、1cmの位の数は「0」か「5」の直近値とする。
    方式[設定高さ=双方の身長プラス÷2−30]
    −例−[A者身長・170cm+B者身長・150÷2−30=130cm]
  5. 先射、後射に関係なく、相手より早く的の心中部(赤色部)に矢が刺さった方がその番の勝者となる。
  6. 双方5射放ち心中部に矢が刺さらなかった場合は、残心部に刺さった矢が多かった方がその番の勝者となる。
  7. 双方、残心部の刺さった矢が同数(または、刺さった矢がない)の場合は、その番は引き分けとなる。
  8. 心中部と残心部の中間に刺さりどちらか判別できない場合は、その矢の判定は据え置きとし、その後双方共心中部に刺さらないでその番が終了した時点でその矢の該当者の優勢(心中部扱いとし残心部の数には拘らない)勝ちとする。
  9. 先に過半数の番(引き分けがあった場合は8番からその数を引いた数)を取った者が試合勝者となる。
    −例− 引き分けが2番あった場合は、「6(8−2)」の過半数(4番)を取れば勝者となる。
  10. 8番終わって勝ち番が同数の場合は、勝ち番ポイントによって勝者を決定する。
  11. 勝ち番ポイントは、1番(6m)は6点、2番(7m)」は7点、3番(8m)は8点、4番(9m)は9点として計算し、合計点の高い方が勝者となる。
  12. 勝ち番ポイントが同点の場合は、6mの距離でのサドンデス(心中部優先)で決する。なお、このサドンデスを行なう場合は、先射側の矢が的に当たっても後射側の試技を見届ける。
    (2)試技規則
     
  1. 1試技に掛かる時間は30秒以内とする。
  2. 試技時間の計測は、番の最初は審判員の「はじめ!」からとし、以後は相手の試技所作が終わった時点(立ち位置を離れた時点)から始まる。
  3. 規定の試技時間が経過した場合は、その試技機会は無効となり、試技番を相手に譲らなければならない。
  4. 矢収納器(矢を収めておく器、または、袋)には試技に使用する5本の矢だけ入れておき、その番が終了するまで他の矢との交換はできない。
  5. いかなる理由があっても的に刺さらなかった矢は無効となる。
  6. 試技後は速やかに立ち位置を離れ、相手の試技動作を邪魔する行為(発声)をしてはならない。明らかに相手の試技動作に悪影響を及ぼす行為を行なったと認められた場合は、審判員はその該当者を反則負けにする。
  7. その他、試合の進行に影響を及ぼす悪質で危険な行為(発声)等を行なった競技者は退場処分とする。
  8. 反則負け、または退場処分となった試合のスコア−は、勝者の5−0とする。
  3.的当て交射方式
    (1)競技方法
     
  1. 一人5射を1単位(番)とするが、試技は2人の競技者が1射1射交互に行なう。
  2. 的までの距離は、1番が6m、2番が7m、3番が8m、4番が9mとする。
  3. 上項Aの各番を、先射番、後射番のそれぞれ2番づつ行なう。(合計8番)
    ただし、準々決勝以降の試合は、以下の方式で求めた数値で設定(5cm単位)する。なお、算出過程で小数点が出た場合は、これを切り捨て、1cmの位の数は「0」か「5」の直近値とする。
    方式[設定高さ=双方の身長プラス÷2−30]
    −例−[A者身長・175cm+B者身長・160cm÷2−30=135cm]
  4. 先射、後射に関係なく、相手より早く的を倒した方がその番の勝者となる。
  5. 双方5射放ち的が倒れなかった場合は、その番は引き分けとなる。
  6. 先に過半数の番(引き分けがあった場合は8番からその数を引いた数)を取れば勝者となる。
    −例− 引き分けが3番あった場合は、「5(8−3)」の過半数(3番)を取れば勝者となる。
  7. 8番終わって勝ち番が同数の場合は、勝ち番ポイントによって勝者を決定する。
  8. 勝ち番ポイントは、1番(6m)は6点、2番(7m)は7点、3番(8m)は8点、4番(9m)は9点として計算し、合計点の高い方が勝者となる。
  9. 勝ち番ポイントが同点の場合は、6mの距離でのサドンデスで決する。なお、このサドンデスを行なう場合は、先射側が的を倒しても後射側の試技を見届ける。
    (2)試技規則
     
  1. 1試技に掛かる時間は30秒以内とする。
  2. 試技時間の計測は、番の最初は審判員の「はじめ!」からとし、以後は相手の試技所作が終わった時点(立ち位置を離れた時点)から始まる。
  3. 規定の試技時間が経過した場合は、その試技機会は無効となり試技番を相手に譲らなければならない。
  4. 矢器(矢を収めておく器、または、袋)には試技に使用する5本の矢だけ入れておき、その番が終了するまで他の矢との交換はできない。
  5. いかなる理由があっても的を倒せなかった矢は無効をなる。
  6. 試技後は速やかに立ち位置を離れ、相手の試技動作を邪魔する行為(発声)をしてはならない。明らかに相手の試技動作に悪影響を及ぼす行為を行なったと認められた場合は、審判員はその該当者を反則負けにする。
  7. その他、試合の進行に影響を及ぼす悪質で危険な行為(発声)等を行なった競技者は退場処分とする。
  8. 反則負け、または退場処分となった試合のスコア−は、勝者の5−0とする。
  4.的当て射数方式(まとあてしゃすうほうしき)
    (1)競技方法
      (予選1次ラウンド)
     
  1. 1ラウンドは、4つの番(1番〜4番)で構成する。
  2. 的までの距離は、1番が6m、2番が7m、3番が8m、4番が9mとする。
  3. 的の高さは、すべて(決勝ラウンドも含め)的の中心点まで130cm〜140cmの範囲で設定する。
  4. 各番の規定射数は、1番は6射、2番は7射、3番は8射、4番は9射とし、この射数内で的を倒せなかった者はその時点で失格となる。
  5. 失格となった者は、それ以後のラウンドには進めない。
  6. 各番の的を倒すのにかかった射数を次のようにポイント化する。
    • 1番(6m)=1射は6点、2射目は5点、3射目は4点、4射目は3点、5射目は2点、6射目は1点とする。(「7」−射数)
    • 2番(7m)=1射目から6射目は、上記1番の項に1点をプラスしたポイントとし、7射目は1点とする。(「8」−射数)
    • 3番(8m)=1射目から7射目は、上記2番の項に1点をプラスしたポイントとし、8射目は1点とする。(「9」−射数)
    • 4番(9m)=1射目から8射目は、上記3番の項に1点をプラスしたポイントとし、9射目は1点とする。(「10」−射数)
      ※全番1射目で的を倒すと、合計ポイントは「30点」となる。
  7. 出場者はエントリー番号順に1番から試技を行ない、すべての出場者の試技が終わってから次の番に進む。(規定射数内を超えた者は進番不可)
  8. 合計ポイントの上位24名が予選2次ラウンドに進出する。
  9. 合計ポイントが同ポイントの場合は、4番(9m)のポイントの高い方を上位とし、これも同ポイントの場合は、3番の成績とし、以下2番、1番で決定する。
      (予選2次ラウンド)
     
  1. 予選2次ラウンドは、すべて予選1次ラウンドと同様とする。
  2. 予選1次ラウンドと予選2次ラウンドの合計ポイントの上位12名が決勝ラウンドに進む。
  3. 合計ポイントが同ポイントの場合は、予選2次ラウンドの成績で順位を決定する。予選2次ラウンドが同ポイントの場合は、予選2次ラウンドの4番(9m)のポイントで順位を決定する。これも同ポイントの場合は、以下、3番、2番、1番で決定する。
      (決勝ラウンド・1)
     
  1. 決勝ラウンド・1は、すべて予選ラウンド(1次・2次)と同様とするが、試技順序は、予選順位の下位の者から行なう。
  2. 予選1次ラウンド、予選2次ラウンド及び決勝ラウンド・1の合計ポイントの上位4名が決勝最終ラウンドに進む。
  3. 3つのラウンドの合計ポイントが同ポイントの場合は、決勝ラウンド・1の成績で順位を決定する。
  4. 決勝ラウンド・1のポイントが同ポイントの場合は、決勝ラウンド・1の4番(9m)のポイントで順位を決定する。これも同ポイントの場合は、以下、3番、2番、1番で決定する。
      (決勝・最終ラウンド)
     
  1. 決勝・最終ラウンドは、特番(10m)の1番のみとする。
  2. 特番の規定射数は10射とし、1射目で的を倒した時のポイントは10点とする。
  3. 2射目以降に的を倒した時のポイントは、「11」から的を倒すまでにかかった射数を引いた数とする。
    −例−・6射目で倒した場合は、「11−6=5」で「5」ポイントとなる。
  4. 予選ラウンド(1次+2次)及び決勝ラウンド(決勝・1+特番)の総合ポイント(全13番・100ポイント満点)で最終順位を決定する。
    (2)試技規則
     
  1. 1番(6m)及び2番(7m)の試技時間は2分以内、3番(8m)及び4番(9m)の試技時間は3分以内とし、また、最終ラウンドの特番(10m)の試技時間は4分以内とする。
  2. 試技時間内にそれぞれの番で規定された射数で的を倒さなければならない。
  3. 矢収納器(または、袋)には、その番で規定された射数分の矢だけ入れておく。
  4. 時間の計測は、審判員の「はじめ!」の声から始まる。なお、「やめ!」の声と同時に発射した矢は有効とする。
  5. 試技の制限時間を超えた場合は、その時点で失格となる。
  6. 試技順序は、予選ラウンドはエントリー番号順とし、決勝ラウンド・1は予選順位に基づいて決定する。
  7. 決勝・最終ラウンド(特番)の試技順序は、決勝ラウンド・1の順位に基づいて決定する。
  8. 各番の試技が終えた後は、他の競技者の試技を邪魔する行為(発声)は行なわないこと。これを犯した者は退場処分とする。
  9. 失格となった者の成績(ポイント)は、失格となる番の前の成績とする。また、退場処分となった者の成績はすべて抹消される。
III.試技遂行上の遵守事項
  吹矢の矢先には的に矢を刺す為、鉄製(または真鍮製)の釘が取り付けられており、また、狭い筒の中に一瞬の内に強い息を吹き込むなど、本競技を行なう上では周りの状況や自身に対して十分な注意が必要である。下記に最低限注意しなければならない事項を記載しておくので、試技する前にこれらの事項をもう一度確認して頂きたい。
    −遵守事項−
   
  1. 危険防止の為、吹筒道の所作に基づいて練習を行なうこと。できれば試技する前に軽い体操(吹矢体操=吹筒を使った軽い体操)で体を慣らすのが良い。
  2. 人が飛び出す危険性がなく、また、矢が飛んで行っても破損する物が無いなど、周りの状況に留意すること。
  3. 始めから長い距離の設定で行なうのは危険なので、練習開始時は短い距離(5m位)から行なうようにすること。
  4. 10射程したら筒の中を掃除(湿気取り)すること。掃除の方法は、ティッシュペーパー等を丸め筒端部から筒内に入れ、筒掃除棒で押し込んで筒先から出す方法が効果的である。
  5. 少しでも体に異常を感じたら練習を中止すること。試技間(射間)の時間は十分に取ること。(少なくとも20〜30秒は必要)
  6. 筒の内径と矢端の幅の相違で息が詰まることがあるので、練習(試合)開始前には筒と矢端幅があっているかを確認すること。
  7. 器具(筒)を外に持ち歩く場合には収納袋等を入れること。(そのままの状態で持ち歩くと不審者と思われることがある)
  8. 吹筒道は武道の一種であり、練習(試合)を行なう時には恩師、先輩、同輩、後輩等に対して礼儀を重んじて行なうこと。
  9. 練習、試合において一番注意するのは「矢取り」である。「矢取り」を行なう時には十分に注意すること。試技の最中に近くで「矢取り」をしている姿が見えたら、一旦、口から筒を離し安全を確認した上で試技すること。
  10. 練習が終わったら必ず筒内の掃除をすること。スチール製の筒は放っておくと中が錆びることがあるので特に注意すること。また、口当部、筒先には変形を防ぐ為、ガード栓を付けておくことが望ましい。(変形すると矢が出なかったり、飛ぶ方向が一定しなくなる)
以上
(2002.01.01改正)