Marie Fukuda
Concert Report
2006年7月8日(土)
木村真里絵ソプラノリサイタル
木村真里絵ソプラノリサイタル
|
会場 : STUDIO VIRTUOSI (スタジオ ヴィルトゥオージ) 時間 : 18時30分開演 |
program
|
・ 赤いサラファン (A.ヴァルラモフ作曲)
・ わが母の教え給いし歌 (A.ドヴォルジャーク作曲) ・ 鶯はバラに魅せられ (N.A.リムスキー=コルサコフ作曲) ・ 私を泣かせてください (G.F.ヘンデル作曲) ・ 私の偶像よ (V.ベッリーニ作曲) ・ ああ愛する人の (S.ドナウディ作曲) ・ あなたがそばにいらしたら (J.S.バッハ/G.H.シュテルツェル作曲) ・ 野ばら (F.シューベルト作曲) ・ アヴェ マリア (F.シューベルト作曲) ・ 朝の歌 (F.シューベルト作曲) ・ すみれ (W.A.モーツァルト作曲) ・ ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 (W.A.モーツァルト作曲) ・ クローエに (W.A.モーツァルト作曲) ・ 歌の翼に (F.メンデルスゾーン作曲) <アンコール> |
leaflet
report
| リサイタルを2回開いて分かったことの一つは、日本のうたが好評なことでした。 いろいろな思いから曲を選んでいるので、そこから何か伝わったことはとても嬉しいです。 なので、3回目は全部日本語のうたでプログラムしようと考えてました。 一生懸命オペラのアリアを練習して技術を磨いたり高い音を出せるようになっても、 童謡を歌った時のような手ごたえが感じられないし。プロの方のように上手に歌えれば いいのでしょうが、外国語の曲を人に伝えるまでの歌唱力なんて私には到底無理だわ、 という諦め感もありました。 ■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■ 譜面を見る前に、まず詩を読んで、気に入ったら歌ってみる。そのような方法で 昨年の秋ぐらいから何曲も選び始めました。 そして、今年の元旦、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビで見ました。 毎年見ていましたが、今年のニューイヤーはいつになくとても楽しい曲ばかりで、 とても引き込まれました。知らない曲もいっぱいあるけど楽しい・・・。 それから、何か手を加えれば知らないうたも楽しんで聴いていただけるかも、 と思っていたら、いつの間にかプログラムは一変して全部外国のうたになりました! ■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■ 私にとって外国語は難しい相手です。日常会話もできないくらいなので、 その言葉から直接イメージも涌きません。ひたすら辞書を引いて、日本語に 置き換えて、やっと「満天の星たちが見ているのね」とか「切ないなぁ・・・」とか 情景を想像したり感情移入できたりします。そこから曲を作っていきます。 ■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■ 歌う本人が辞書片手にうたを作っていくのなら、初めてうたを聴く人にとっては、 尚更日本語での説明か何かうたを理解するのにヒントになるようなものが必要 ではないかしら。説明になると堅苦しい感じもあるし、私の説明だと私の意見を 押し付けてしまうかも。・・・という悩みから、今回日本語での詩の朗読を試みました。 ■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■ 日本語訳詞を読み、それから歌う。全ての曲をそのスタイルで通しました。 朗読というのも単調になりがちなので、たまにお話もはさみました。 あまりの朗読の至らなさに閉口された方もいらしたかもしれませんが、 「おかげで歌の内容がわかって、すんなり聴けました」「この曲が気に入りました!」 という感想もいただきました。今回もアンケートはとっていませんが、いただいた感想から 一番人気だったのは前半最後のドナウディ作曲「O del mio amato ben」。 歌詞の内容、メロディの美しさ、ピアノとうたの掛け合い、そういう私の好きなところが 聴いていた方に伝わっていたようなので嬉しいです。でもこの曲が一番とは意外! 外国語のうたを演奏すると、演奏者とお客様との温度差が大きく出ることがあります。 しかし、今回はそれが少なかったように思いました。勝手な推測かもしれませんが、 何か感じながら歌を聴いている目をこちらに投げかけられているように感じました。 お付き合いいただき、ありがとうございました! ■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■・□・■ 外国語のうたはいろいろと辛かったですが、挑戦してみてよかったです。 ドイツ語、ロシア語、チェコ語、イタリア語、出直してきます。 またいつの日か取り組みたいと思います。 |
Copyright (C) Marie Fukuda
All Rights Reserved.
All Rights Reserved.