確率の問題です。確率は、確率=その場合の数÷全事象の数 で求めるのが基本です。これを忘れてテクニックにはしると自滅してしまいます。まず、この基本をおさえましょう。

例題1 サイコロを2つ投げたとき、和が3の倍数または4の倍数になる確率を求めよ。

 確率の問題を考えるときには、まず全事象の数をチェックします。サイコロを2個投げたときの目のでかたは6×6=36通りあります。これが全事象になります。そのうえで4の倍数または3の倍数になる確率を考えます。このとき一番確実なのは表を書くことです。

 

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 上の表をみればわかるように3または4の倍数になるのは20通りあります。したがって求める確率は になります。

解答 

例題2 A,B、C、D の人が一列にならぶときに、AとBが両端にくる確率を求めよ。

 これも同じです。まず全事象の数は 4! 通りあります。このうちAとBが両端にくるのは 2×1×2×1 通りあるので、

解答 

例題3 赤玉4個、白玉5個はいっている袋から同時に3個の玉を取り出すとき赤玉2個と白玉1個を取り出す確率を求めよ。

 問題はないでしょう。全事象は 通りあり、求める場合の数は 通りあります。

解答 

例題4 サイコロを3個投げるとき、少なくとも1つ3の倍数が出る確率を求めよ。

 少なくとも〜という場合には、余事象を考えた方が楽なことが少なくありません。この場合もそうで、全体から3の倍数が出ない確率を引けばいいわけです。また、1回投げて3の倍数が出ない確率は ですので、

解答 

例題5 袋の中に赤玉が5個、白玉が4個、黒玉が3個はいっている。この中から3個取り出すとき、
(1)赤玉だけがでる確率
(2)1色の玉が出る確率
(3)3色の玉が出る確率
(4)2色の玉が出る確率

 次のポイントは、確率の和と積についてです。確率をどういうときに足してどういうときに掛けるのかという質問をよく受けます。難しくはないのですが、確率に不慣れな人はとまどうのかもしれません。しかし、この和と積は場合の数のときも同じようにつかっています。つまり、かつ(and)の確率はかける、または(or)の確率は足すが鉄則です。たとえば、サイコロを2回投げてどちらも偶数というような時は、1回目が偶数かつ(and)2回目が偶数ということですから1回目の確率と2回目の確率をかけるわけです。また、球を2球とりだして両方とも赤か両方とも白といわれれば赤または(or)白ということですから赤の確率と白の確率をかければいいのです。

 (1)は問題ないでしょう。

解答(1) 

 次に(2)ですが、一色だけの玉が出ると言うことは、赤だけまたは(or)白だけまたは(or)黒だけ が出るということですからこれらの確率の和を求めることになります。

解答(2) 

 3色の玉が出る場合はどうでしょう。赤が1個かつ(and)白が1個かつ(and)黒が1個出ればいいので、

解答(3) 

 問題になるのは2色の場合です。これは赤と白がでるときが、赤2個と白1個か赤1個と白2個のどちらかで、赤と黒が出るときが・・・というふうに大変煩雑になります。これでは計算間違いがでるのがおちです。こういうときはやはり余事象を考えます。色の出方は1色か2色か3色のどれかですので、これら3つの確率をくわえると1になります。そこで1から1色と3色の確率をひいてやります。あとで期待値のときにものべますが、確率を求めるときこのように真ん中のへんの確率が一番計算がややこしいことが多いようです。

解答(4) 

 

 

 

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