Big Blue Ocean

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● コメント
新アルバム「COLOR of LIFE」。テンポの速いストローク系、LIVEでのノリ重視みたいな曲が多くて、「デパペペか?」って感じだし、そういうストローク系の曲は、最初聞いたときはメロディーラインがよくわからなくて、なんかイマイチだなぁ、なんて思ってたんだけど、3回くらい聴いたら、ふと口ずさむようになっちゃてて・・・、押尾マジックですね〜。
「COLOR of LIFE」の中のストローク系と言うと「青」「黄」「透明」。中でも、この「青」はいいですね。長らく、押尾コータローのポップな曲、と言うと「翼」が一押しだったんだと思うけど、「Big Blue Ocean」は「翼」の上をいきそうな感じ。
ちなみに、「Yellow Sunshine」は自分で弾いてて気持ちよさそうな曲。これもコピーしてみたいなぁ。ところで、「クリスタル」って色なの?

Yellow Sunshineもそうですけど、この曲、同じメロディーをオクターブのユニゾンで鳴らすのが効果的に使われてるように思います。
不思議だなぁと思ったのは、サビの部分。「ラーーーラララド#・レ・ラーーー」というメロディーですが、最初の「ラ」が1弦7フレットなので、ほんとは「ド#」は1弦11フレット、「レ」は1弦12フレットを弾きたいところなんだけど、ベースが6弦5フレットなので指が届かない。だけど、このメロディーの1オクターブ下を弾いてるので、ギターの倍音が出るのもあるからか、1弦11フレットや12フレットを弾いてなくても、耳が勝手にメロディーを想像して、出てない音が聞こえちゃうんですね。これは不思議です。

● 僕の演奏
押尾さんの昔の曲、「Splash」とか「翼」とかは、ストローク系と言っても、ベースの音(6弦など)を右手親指で弾くパターンが結構あって、これがなかなか難しかったんだけど、この曲は、ほんとにストロークですね。最近はこういうパターンの曲が多いのかな。
この曲のストロークの連続は、ほんとに難しいです。押尾さんのCD聴くと、ほんとに軽快・爽快で、まさに Big Blue Ocean って感じがするんだけど、僕が弾くとどうしてもリズムが重たくなっちゃう。。難しいです。

僕は、ストロークのダウンは中指+薬指で、アップは人差し指で、というのが一番多いパターンです。こうすると、リズムで言うと、「チャカチャカ」の「チャ」の部分が少し強くなる感じになります。特にアクセントをつけたいときは、中指+薬指のデコピン奏法をストロークの中で使ってます。こうすると、ギターの金属的なアクセント(チョッパーみたいな感じ)が出て、気持ちいいのです。
あと、ダウンとアップの両方を中指で弾くパターンもあります。これは「チャカチャカ」の4つの音を全部同じ音量でしっかり弾きたいときとか、「チャカチャカ」の「カ」のほうを強く弾きたいときとかに使ってます。と書いてみましたが、実際はこういうことを考えながら弾いてるというよりは、後で振り返ってみると、自分はこうやって弾いてるんだなぁってことなんです。人差し指だけでダウン・アップすることもあるし、人差し指に親指を添えて、ピックのようにして、ジャカジャカやることもあるし、いろいろですね。
あとは、ストロークに合わせて、右手手の平の付け根でボディーヒットするのも、最近は無意識に入るようになりました。「チャ」にしてもそうですけど、ずーーっと弾いてると、手癖みたいになってくるもんだと思います。考えながらやってたら間に合わないですもんね。

ストロークの最初のダウンは、ラスゲアードしたり、デコピン+ボディーヒットでアタックをつけたり、人差し指で普通にダウンストロークしたり、気分でいろいろやってます。
この曲はサビの最初の音がシンコペーションで裏拍から入ります。16beatのリズムで「チャ・カ・ツ・チャ−」の「チャー」がメロディーの出だしの音。裏拍なので、普通にストロークするとアップストロークになっちゃうけど、ここはアクセントをつけるため、デコピンに近いやり方で、中指+薬指でダウンしてます。それから、「チャ・カ・ツ・チャ−」の「ツ」の音は、右手は弾かず(弾くと次のメロディーの出だしをデコピンするのが難しい)、左手で弦をハンマリングして出してます。というか出してるつもり。録音したのを聞いたら、うまく音が出てなかったけど。。

● 録音&音作り
今回の録音、はっきり言って凝りました。録音時の入力レベルが高すぎたんだと思うけど、音が歪んでしまったのが残念なんだけど。。
ギターは2回重ねてあります。まず1回録音し、その後、最初に録音したのを聞きながら、2回目を弾いて録音します。それらを両方同時に再生するのです。

ちょっと話はそれますが、正確に言うと、実際は3回録音してます。あんまり言ってないけど、継ぎ接ぎをするために。一曲、最初から最後までノーミスで弾くのは殆ど無理ですからね。なので例えば、サビの部分だけ間違えちゃったという場合は、その部分を3回目に録音したもので差し替えちゃいます。僕が使ってるソフト(DAWソフト)では、こういうのが比較的簡単に出来るのです。そんなのインチキじゃんって思うと思いますが、僕はそれを追及してます。僕の場合は、録音したあとの加工も趣味のひとつ(と言うか、これがすごく楽しい)。それから自分の演奏を自分で聞くのも趣味のひとつ(ちょっと変?)。だから、演奏の記録として、少しでも良いものを作りたいって思うのです。
ちなみに、プレ王にアップしている曲のうち、バラード と HARD RAIN は一発録りですが、その他のストローク系は、大なり小なり、上に書いたような継ぎ接ぎをしてあります。。

話を元に戻します。2本のギターを重ねてるわけですが、それぞれは、ピエゾ+マグネ+ミニマイク(Fishmanレアアースブレンド)の3つを別々のチャネルで録音してます。なので、合計6つのチャネルをブレンドしていることになります。ただ、今回録音に失敗してしまって、特にマイクの音がすごく歪んでしまったので、実際のMixではマイクはあまり鳴らしてません。
エフェクトは、イコライザー、リバーブ(コーラスも掛けている)、ディレイ、コンプレッサーを使ってます。全て録音した後に、ソフト上でエフェクトを掛けてます。6チャネルそれぞれ、別々に操作できるので、微妙にエフェクトの掛け方も変えてみました。リバーブはピエゾは少し深めに、マグネは薄めにしてみました。それが良いのかどうかは、わかってないんだけど、とりあえず、いろいろやってみましたって感じ。

今回の音作りの目玉はディレイ(山びこみたいなやつ)。ハーモニクスの数箇所、間奏の印象的な高音部分、それから最後のサビに入る前のタッピングの連続の部分に、それぞれディレイをかけてます。これらの部分は、ディレイ(山びこ)の繰り返し数を多くしたいのですが、そういうディレイを掛けっぱなしにしてしまうと、ずっとモワモワした感じになってしまうので、必要な部分だけ、ピンポイントで掛けるようにしてます。例えば、間奏の印象的な高音部分、1弦12フレットの「レ」の音だけにディレイをかけたいので、その音が出た瞬間だけ、ディレイに対して音を送り込んでやります。それ以外は、ディレイに対しての音の送り量を絞るのです。何を言ってるのか、わからないかもしれませんが、普通に弾いて録音した後でも、これくらいの加工は出来るんですね。

という感じで、いろいろ加工してるんですけど、これ、結構楽しいんですよ。相変わらずマニアック。。

2007/01/14