| Dear... |
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| ● コメント |
| 僕の場合、バラードだと「じーんとくる」曲をいい曲だなぁって思う傾向にあるんだけど、Dear..は、じーんとくるっていうよりは、「ほんわか」「あったかい」感じ。この曲、最初聞いたときに、じーんとくるわけでもなく、インパクトも少ないけど、聞き込むにつれ良くなるのかな〜って思ったんだけど、結局、その通り、お気に入りになっちゃいました。またまた押尾マジックにかかってしまった。。 楽譜だと4/4拍子になってますけど、メロディー前半が6/8拍子、中半が3/4拍子で、後半が再び6/8拍子という風に考えたほうが、わかりやすいですね。この、リズムが途中で変わるのが、印象的。 |
| ● 僕の演奏 |
| 僕は生の爪をかなり伸ばしてます。ギターの指弾きは、指の腹と爪の両方を使って弾いてると思うんだけど、僕の場合は、ほとんど爪の音です。僕の友人で、爪をほとんど伸ばさず、指の腹だけで弾いてる人がいたんだけど(クラシックギター)、すごく太い音が出るんですよね。人によって指の硬さとか爪の質とか違うから、自分に合った爪の伸ばし方を見つけるのが大事なんでしょうね。押尾さんの爪は、そんなに長いほうではないかな。 右手の弾き方でアポヤンドとアルアイレっていうのがあるけど、僕はアポヤンドは一切使ってません。バラードで、メロディーを太く強い音で出したいと思ったとき、アポヤンドのほうがいいという人は多いと思うんだけど(押尾さんもそう)、僕は爪が長いせいで、アルアイレでも結構太い音が出てるんじゃないかなって思ってます。爪が邪魔で上手くアポヤンドできないっていうのもあるけど。。 この曲はメロディーをたっぷり唄わせるのがポイントかなって思うんですけど、アポヤンドでもアルアイレでも、自分に合った奏法でやればいいと思います。 この曲が、というわけじゃないんだけど、僕がバラードを弾くときに気をつけてるのは、メロディーの強弱。フレーズがどこで切れてるとか、フレーズが流れるように、どこにアクセントをおくのがいいかとか。 人によるかもしれないけど、何にも考えずに弾いてると、小節の頭の音を強く弾く傾向にあるんじゃないかなって思うんです。僕はそう。クラシックの曲とか、昔の日本の曲って、ブン・チャン・ブン・チャンみたいな単純なリズムの曲が多いから、そういうリズム感になってると、どうしても小節の頭とか、拍の頭とかにアクセントがついちゃう。そういうリズムの曲ならもちろんそれでいいんだけど、そうじゃない曲をそのリズムで弾くと、かっこ悪くなっちゃう。それで、意識的に小節の頭の音を強く弾かずに、ふっと抜いた感じにするとどうなるか、なんて風にしてやってみてます。 こういう曲では、テンポの揺れをどうするかっていうのが、趣味がわかれるですね。押尾さんの Be HAPPYツアーの演奏聴くと、相当テンポを揺らしてますよね。情感たっぷりっていう演奏だから、そういうのが好きっていう人は多いと思います。 でも僕はそうでもなくて、あんまりテンポを揺らさずに、in tempoで、リズムを守ってるほうが好き。今回の演奏もそうしてるつもりです。 このあたり本当に趣味の問題ですね。あと時代っていうのもあるのかもしれなくて、例えばショパンの曲なんかは、うっとりするような曲が多いから、テンポを揺らして弾く人も多いと思うんだけど、そういうのが流行ってる時代と、テンポをきっちり弾くのが流行の時代と、あるみたいです。 |
| ● 今回使ったギター |
| 僕はスチール弦のギター4本と、ナイロン弦のギターを2本持ってます。所謂アコギっていうのは3本。いつもは、愛器"Greven-J"で録音してるんだけど、今回は"James"っていうギターで録音してみました。マイク録りです。 このJamesっていうギター、知らない人も多いと思うけど、島村楽器のオリジナルギターで、ドレッドノートスタイルのパーラーギター(サイズの小さいギター)。Made in Chinaで3万円の楽器なんだけど、小さくて弾きやすくて、割と大きい音もでるし、いつも抱えてるのには最適。ギタースタンドに立てかけて、弾きたいときにすぐ弾けるようにしてます。 Grevenは大切にギターケースにしまってるし、しまうときに弦も緩めてるので、結局ケースから出して弾くのが面倒になっちゃって、実はあんまり弾いてません。。もったいないって思われちゃうかな。 Jamesはトップは単版だそうです。サイド・バックはマホガニー。僕はギターの材質とかに詳しくないし、聞き分けも全く自信ないんだけど、Jamesはマホガニーだからか、あるいはギターが小さいからか、「ほんわか」「あったかい」感じがして、Dear...にはぴったりかなって思ってます。「素人は安いギターのほうをいい音だって思う人がいる」っていう話を聞いたことがあるけど、そんな感じなんでしょうかね。でもね、気に入ってれば、それでいいですよね。 ただひとつ思うのは、弾いてて気持ちいいギターと、他人が聞いて良い音だと思うギターは違うのかもしれないって。聞いてる位置が違えば、音も違うからね。 Jamesには、ミディアムゲージの弦をはってます。僕はいつも、かなり右手を強く弾いてるんだけど、このギターは弦長が短いのでライトゲージだとテンションが弱すぎて、ダメなんです。それでミディアムゲージにしてみたら、すごくいい感じ。Dear...のメロディーも浮き立つようになったかなって思ってます。 2006/03/05 |