YELLOW SUNSHINE

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● 2007/2/10 追記 : Makingバージョン
期間限定で、プレ王のファイルを、Makingバージョン というのをアップしました。
ギター1本・ノンエフェクトの状態から、ギターを重ね、エフェクトをかけていくと、どんな感じに変わっていくか・・・。
今回は、このMakingバージョンの解説をしたいと思います。

(1) イントロ〜1番終わりまで : ギター1本・ノンエフェクト。モノラル。
(2) 最初の間奏のところから : ギターを3本重ねた状態に。
(3) 2番のBメロから : ミニマイクの音を追加
(4) 2番のサビから : マグネティックピックアップの音を追加。
(5) 2番後の間奏の途中から : エフェクト処理を開始。

まずノンエフェクト。イントロはジャカジャカストロークしてるんで、いいんだけど、特に1番のBメロあたりは、音が薄くて低音も出てないし、かなり寂しい感じ。

ギター3本重ねると、まずステレオになるので、なんとなく気持ちいいですよね。ヘッドフォンで聞くとよくわかると思いますが、音が右から聞こえたり左から聞こえたりします。それは、そのときどきで、片方のギターの音が出てなかったり(うまく弾けてない)、片方だけ強く弾きすぎたりってことです。複数のギターを重ねると、それぞれのギターが補完しあって、音量のツブもバランスよくなってるんじゃないかと思います。
ちょっと左右に音を広げすぎたかなぁ。

今回の録音は、1stギター(左)のピエゾ・マグネ・マイク、2ndギター(右)のピエゾ・マグネ・マイク、3rdギター(中央)のピエゾ、と、全部で7つの音を録っているのですが、(2)までは、ピエゾのみ、(3)でマイクの音を追加し、(4)でマグネの音を追加してみました。
マイクは、レアアース・ブレンドについてるミニマイクです。ただマイクの音は、ほんのちょっとしか加えていないので、聞いてもあんまりわからないんじゃないかと思います。今回の録音の場合は、マイクの音は無くても良かったみたい。
(4)からは、マグネの音を加えることで、低音が厚みが増しているのと、メロディーが浮きたつようになってるんじゃないかと思います。

コンプレッサーは、二重にかけてます。まず最初のコンプは、さっき書いた7つの音に対して、それぞれ別々に掛けてるんですが、そのとき、スレッショルドの値を、コンプがかかるかかからないかぐらいに調整、アタックタイムは最小値、レシオを1:5にしました。この薄く掛けてるコンプで、意図せず出してしまったピークの音を少し抑えて、音量のツブを安定させようとしています。(2)のところから、このコンプを掛けているんですけど、すごく薄く(スレッショルドの値を大きく)かけてるので、掛かっているのか掛かっていないのか、殆どわからないと思います。あと(2)の部分からは、イコライザーも使ってます。
コンプはスレッショルド(-10dbとかの値)の設定が一番重要だと思うのですが、これは録音レベルによって最適値がぜんぜん違うので、都度調整する必要があります。スレッショルドの値を小さくすると(-20db、-30dbといったように)、コンプが強くかかります。

そして(5)から本格的なエフェクトの登場。
一番効果を出してるのが、もうひとつ掛けてるコンプレッサー。これは7つの音をMixした後の全体に掛けてます。今回は「マルチバンド・コンプレッサー」というのを使いました。このエフェクト、持っている人はそんなに多くないと思いますが、なかなか便利です。低音域、中音域、高音域の3つに分けて、それぞれでコンプレッサーのパラメータを調整できるのです。これを使って、低音の厚みを特に増加させる、などといったことが出来ます。
こちらのコンプは、レシオは1:2か1:3ぐらい、アタックタイムは20〜30msぐらい、スレッショルドは、ストロークの大きい音でコンプが時々効く程度の値に設定してます。
押尾サウンドはやっぱり低音が魅力だと思うので、低音域について、特に音量を大きくしました。これはイコライザーで低音(100hz以下)を持ち上げてるのと同じですね。
マルチバンドコンプレッサーが無ければ、イコライザーと普通のコンプレッサーの組み合わせでもOKです。僕も今までマルチバンドコンプレッサーは持ってなかったので、そうしてました。

コンプレッサー以外にかけてるエフェクトは、リバーブとコーラス。
あと、間奏の部分は前に書いたように、フランジャーとワウワウ、それとゲートリバーブ(もどき)を使ってます。

聞くとわかると思うけど、コンプレッサーの威力は絶大ですね。好き嫌いあると思うけど、ストローク系の曲は、やっぱりバンドサウンドっぽくしたいので、僕はコンプレッサーで音圧をあげるのが好きです。

上に書いたようなことは、DAWソフトを使ってやるんですけど、録音環境については、いつかこのHPのコラムにも書いてみようかなって思ってます。

2007/2/10



● コメント
2006年のLIVEで、まだ題名もついてない新曲として演奏してくれました。LIVEでの新曲披露って、すごくうれしいんだけど、聞き終わった後はちょっと複雑。特に押尾さんの場合は。。 HARD RAIN と同じチューニングだっていうのと、なるほど元気が出そうな曲だなって思ったんだけど、全体を通してみると前半部分のメロディーがよくわからない曲だなぁっていうのが第一印象。だから、初めて聞いたときは、正直言うと、あまりピンときませんでした。
やっぱりギター1本でストロークしながらメロディーをはっきり聞かせるのは難しいんでしょうね。何度も聞いてると、自分がメロディーを覚えるから、たぶん耳が勝手にメロディーを追って、聞きやすくなってくるんだと思います。人間の耳は聞きたいものだけを、はっきり聞く能力があるんですね。
ぜんぜん話はそれますが、僕は唄モノの曲を聞いていても、楽器の演奏に耳が集中しちゃうことがあって、「このベースのフレーズ、カッコいいなぁ」とか・・・、それで歌詞が頭に入ってこないんです。これ、かなり哀しいクセ。。

LIVEというと、押尾さんはCDと違う演奏をしてることが多いから、それも楽しみの一つ。新しいキメのフレーズが入ってたり、エンディンがめちゃめちゃカッコよくなってたり。。
で、しばらくすると、プレ王にLIVEとおんなじ風に弾いてる演奏をアップする方がいたりして、「やるなぁ〜」とか思ってると、次にLIVEに行くと、押尾さん、またまた違った弾き方したりしてて。 押尾フリークとしては、どこまでも真似てみたいって思うんだけど、そうはさせてくれないみたいです。。
また話はそれますが、拓郎のLIVEは、CDとは全く別のアレンジで演奏することが多くて、イントロ聞いても何の曲かわからないっていうのも多くて、これもまた楽しみなんです。それがイヤだっていう人もいるみたいですけど。TVで太田総理が怒ってました。。?

● 僕の演奏
この曲、映像も見たことないし、CD以外の音源がなくて、コピーするのに、ちょっと苦労しました。CDはエフェクトをガンガン掛けてる部分があるし、多重録音してるギターがそれぞれ同じ弾き方してないみたいで、独りで演奏するとどうなるんだろうっていうのが、わからない部分があるんですよね。。

この曲は、Big Blue Ocean同様、メロディーを目立たせるのが難しいです。メロディーに気をとられてると、ストロークが弱くなっちゃったり低音が鳴らなかったり。ストロークを調子よく弾いてると今度はメロディーが埋もれちゃうし。
で、押尾さんのアレンジはすごいなと思ったのは、Big Blue Oceanもそうですが、メロディーと同じフレーズを1オクターブ下でも弾いてること。これでメロディーの音が太く聞こえるようになるんですね。この曲の最大のポイントはここですね。ただ、これがなかなか難しいのです。左手の運指で、かなりキツい部分もあります。
僕はキツイ部分は、ベース音は早めに左指を離してしまって、メロディーの音がうまく鳴るように注意して弾いてます。
ギターの曲、全般に言えると思うんだけど、例えば8ビートの曲で言うと、4拍目の裏の音(「ツ・ツ・チャ・ツ・ツ・ツ・チャ・ツ」のリズムの最後の「ツ」の音)は、左手を全部話して開放弦を弾いたとしても、ぜんぜん違和感ないと思います。コードストロークしてて、瞬間的にコードチェンジをするのが難しい、という方がいるかもしれませんが、そのときは、今書いたように、コードチェンジ前の最後の音は左指を全部離してしまって、次の小節の1泊目に神経を集中するのがいいと思います。(シンコペーションのリズムの場合は、またちょっと違うますけど)

録音したときは楽譜がなかったんだけど、この文書を書いてる今、手許に「アコスティックギターマガジン」の押尾コータロー特集があって、一部楽譜が載ってたので、それで僕の耳コピの答えあわせをしてみたら、サビの部分の和音の弾き方が違ってました。サビの部分もやっぱりメロディーをオクターブ上下で弾いてたんですね。あと本物は開放弦をうまく使っているので響きがリッチになってます。ギターの場合、コードが合ってても、左手の押さえ方が何通りもあるから、細かい部分まで聞き取るのは、難しいですね。
楽譜はサビしか載ってなかったんだけど、その短い部分だけでも僕の演奏が違ってた部分(押さえ方がわからなかった部分)が他にもありました。やっぱり楽譜、欲しいです。
と言いつつ、完璧におんなじに弾かなくてもいいや、とも思ってるんですけどね。。

そんな感じで、コピーしてて自信がない部分はたくさんあるんだけど・・・、
まずイントロの最後の、低音で「ド シb ・ ラ ・ ラb ー」って下がってくる部分。5・6弦を5フレ、3フレ、2フレ、1フレと下がってくるんだと思うんだけど、ここは右手で12フレットをタッピングして弾いてみました。
それから、2番の後の間奏、派手なエフェクトがかかってる「ソソ・ファ・ミ・レ・・ドーーシbーー」の部分。最初の音を5・6弦開放で弾き、続いて5・6弦を12フレ、10フレ、9フレ、7フレと左手タッピング(ハンマリング)で出して(その間をリズムをとるために、右手パームでボディーヒット)、その後4〜6弦を5フレセーハでストローク、4〜6弦を3フレセーハでストロークって具合に弾いてます。僕はこんな具合に左手タッピングで弾いてみたんだけど、本物はどうなってるんでだろうか。。
エンディング最後の部分も同様に、左手タッピング(ハンマリング)で弾いてみたんだけど、どうも本物は違うみたい。。

最初に書いたように、CDは多重録音で音を重ねてあるけど、独りで弾くのは難しいと思う部分が何箇所かあります。
まずはイントロのハーモニクス。僕はタッピングハーモニクスで弾いてるけど、CDだとラスゲアードのハーモニクスが聞こえる。
Bメロにも、ラスゲアードのハーモニクスが入ってて、CDは普通のストロークとハーモニクスを重ねてあるみたいに聞こえるけど、独りで弾くときはどうするのかなぁ。
今度LIVEに行ったら、いろいろ確認してきたいと思います。

● 録音&音作り
Big Blue Ocean以来、重ね録りにハマってしまって、この曲もそうしてます。多重録音ができる環境の方は、是非やってみてください。音が重厚になるし、うまく音が出なかった箇所があっても、他のギターがカバーしてくれるから音がつながって聞こえるし、音の強弱なんかも2本の平均になるので安定して、すごく上手くなったような気がしますよ。一人一人の歌があんまり上手くなくても、合唱だと音程も安定して綺麗に聞こえるのとおんなじかな。

この曲、CDだと3本のギターを重ねてるみたいです。というわけで、なんでも真似してみたい僕も、3本重ねました。さすがに迫力が出ますね。自分で感動〜。

全体を通して掛けてるエフェクトは、イコライザー、コンプレッサー、コーラス、リバーブ。
間奏とエンディングの派手にエフェクトが掛かってる部分は、本物とは違うと思うんだけど、フランジャーとワウワウを使ってみました。途中の一部は、普通のストロークの音を出したいので、その部分だけエフェクトを外すこともしてます。
それから、間奏の途中のハーモニクスにはディレイをかけてます。Big Blue Ocean と同じですが、ハーモニクスを弾いた瞬間だけ、ディレイに音を送ってます。
あと、間奏最後のボディーヒットは、本物はゲートリバーブというのを使ってると思うんだけど、今回利用した僕のソフトにゲートリバーブがなかったので、通常のリバーブで似たような効果がでるように工夫してみました。

2007/02/04