豊田満夫コレクションを中心に
        『時を旅する風呂敷展』


〜江戸・明治・大正・昭和、そして現代へ〜
  2011年7月31日(日)〜8月7日(日)

鯉を染めた風呂敷の前で立ち止まる人、昭和の人気キャラクターサザエさんにほほえむ人、風呂敷に描かれた満州国の地図に腕を組む人…。

それぞれが風呂敷と語り合った8日間の催しを紹介します。

豊田コレクションの中から 選び抜いて、約250点余

ふろしき研究会会員でもあり、木綿古布収集家豊田満夫氏の収蔵品約8千点から選び抜いた、風呂敷の数々を展示しました。
豊田さんは50年以上前から手ぬぐいや風呂敷などを収集されています。千葉県船橋市にお住まいで、遠路、お越しくださいました。

第一会場「京町家さいりん館」では、筒描き、刺子、更紗など、江戸時代後期のものから、キャラクターや万博記念などの昭和中期のもの、さらに現代の風呂敷を展示し、第二会場「アートステージ567」では、「平和への祈り〜戦争を染めた風呂敷たち〜」を開催。
8月6日広島原爆投下、9日長崎原爆投下、15日の終戦記念日という時期に合わせた企画です。日中戦争、太平洋戦争中に作られ、日本の領土であった地を描いたもの、解隊、除隊記念風呂敷ものなど、30数点を展示しました。

イベントも併せて開催

第一会場2階の小部屋では特別講演として7月31日(日)豊田満夫氏を招き『風呂敷を読む楽しみ』と題して、風呂敷収集への思いなどを語っていただきました。展示した風呂敷をめぐり、風呂敷の解説もありました。
8月7日(日)は、日本風呂敷協会の久保村正高氏を招いての講演『風呂敷の伝統を伝えて』。 風呂敷の基本、儀礼作法などを講演していただきました。さらに、8月3日(水)には、森田知都子による『ふろしき活用術』の包み方ワークショップを開催。くらしの中ですぐ活かせる包みを丁寧に指導しました。

汗だくで対応

暑かったけれど、収穫がそれにしても暑かった京都の街。
30日の搬入日は、32度。最終日は35度と連日の猛暑。それでも来場された方々は二会場をめぐり、風呂敷という布とふれあい、ひとときを過ごされました。布に関る仕事を持つ方など、興味をふくらませスタッフに質問される方もあり、熱心な来場者が多かったようです。
ふろしき研究会会員は、総勢27名がスタッフ参加しました。

「京町家さいりん館」(京都市中京区)は、大正時代に建てられた築95年の町家。世代を超えて語り合える場として活用しようと開放されている空間です。
西村和代さんが運営されています。1階は床の間を含む和室4部屋があり、縁側の奥には灯籠のある庭。2階は狭く急な階段を上ると、踊り場を真ん中に、改装された洋室も含み、4室という構造です。
1階では、有機野菜や雑貨などのほか、ネイルサロンも開かれています。TEL075-200-1659

「アートステージ567」(京都市中京区)は、「丹定」という、昔のお米屋さんを改造され、1階は雑貨店「コロナ堂」、2階を多目的な空間として本田晃三・佳子ご夫妻が運営されています。
NHKETVまる得マガジン「手ぬぐい200%活用術」の収録時もお借りしました。TEL075-256-3759

  

作品解説する豊田さん

 

九六式攻撃機を東京日日・大阪毎日新聞が借り受け、1939年(昭和14年)ニッポン号として世界一周 。 その記念の風呂敷。さや型絹綸子・二幅 1941〜1942年頃

 

生命長久への祈りを込めた能の中でも神聖な曲目「翁」を筒描きで染めた風呂敷。
木綿・三幅、大正から昭和初期

 

TEL.075-432-2722 FAX.075-432-3832 E-Mail : rsj57767@nifty.com

 

 

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