思い込みと一笑に付されればそれでおしまい。気のせいと言われたらそれでおしまい。
けれど、世の中には「気」のせいと呼ばれるものも存在する。
それらは往々にして現実味の薄い、科学的根拠のないものが多い。
さて、あなたはこれらの話しを信じますか?それとも笑いますか?

 

  

 

 

ファイル1 ファイル2 ファイル3
プロローグ〜夢を見ること
通信世界での出逢い
太古の記憶
竹林の里で・・・
行く先は・・・
滝の裏側
鳴神の道は細くて険しい
天気・・・なれど波高し
人をうまく使うのが
 おまえの仕事だろう!!
右目の痛みは癒える
旧家
楽しくない夢
さて、それは何処か?
パソコンの調子が
 悪いんですよ。
だから、何?
ファイル4 ファイル5 ファイル6
ジャンプ
三輪山にて。。。
誰かが飛ばした想い
修行場
燃えてるよ・・・
ソフトクリーム
そんなこといわれも。
駐車場
続けて二つ
竜王山その1
竜王山その2
本当の首謀者は・・・
七色に輝くもの
急上昇
ファイル7 ファイル8  
上賀茂神社
原点に戻れ
神懸かり   
夢のお告げ 
飛び立つ鳥 
松尾神社 
ゲームのような・・・ 
 
 
 
 

 

 
プロローグ〜夢を見ること
 

総天然色で、時にはSF、時には神話、時には歴史叙情詩。その主人公になったり、少女になったり、神になったり青年になったり、夢の中の私は忙しい。
夢は夢でしかない。けれど、時々不思議なことがおこる。それは、夢のはずなのに、現実であったりすることだ。
私は夢の中で、ある人達に出会った。その人達も私も、夢を見る時々で年齢も身分も違う。そして、その人達は現実にこの世にいた。思いも寄らぬ、出会いに、驚嘆すると共に、人の「縁〜えにし〜」の深さを思った。
それは、ちょっとだけミステリー
ちょっとだけファンタジー
ちょっとだけノスタルジー
そして、恋心20%の友情でもあった。

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通信世界での出逢い  

 

もう、はっきり憶えていない。何が、きっかけで私はSさんとメールを交わしたのだろう・・・。
そして、どうして、彼と関わりがあると思ったのだろう。
Sさんが開いたパソコン通信内のパティオで、彼の仲間と出会った。
驚いた。私が見た夢を知っている人がいる。それを不思議と思わない人がいる。
言葉を交わすたびに、質問を繰り返すたびに、彼らの記憶と私の記憶は重なっていく。
疑った。偶然だと思った。これはお遊び。新人さんをからかう、お遊びだとも思った。
しかし。こちらから、提供しない情報を何故、彼らは私の前に提示するのか。
偶然という確率を超えた事実。偶然という名の必然。
S
さんとPさん。私は、彼らを知っていた。彼らと出逢う前から。

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太古の記憶  

 

その夢は、唐突に始まり、唐突にさめた。
憶えている情報は数少ない。私はその建物から出たことがないので、地理的なことはよくわからない。
山の中。しかし、山奥なわけではなさそうだった。川が流れている。
石のようなもので作られた神殿のような建物。階段はあるが、上の階へあがるにはエレベーターがある。
エレベーターは電気仕掛けではなく、磁力を利用したものである。
板の下で、小さな爆発?を起こさせるようにして、その反動で上に上がる。
その日の朝は、ミルク色の深い霧に包まれていた。
川のせせらぎがかすかに聞こえる。吹き抜けとなった階下が見える。
しんと静まりかえった建物の中、見えない何かを見ようと目を凝らしている自分がいた。


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竹林の里で・・・

 

山道をバスは走る。その日はとても天気が良くて、日が燦々と降り注いでいた。
僕はバスに揺られながら、今がどこか遠い日の夢でも見ている感覚に暫し戸惑ってしまう。
でも、これは明らかに現実だ。竹林を抜けるとバス停がある。乗客は僕をのぞいて誰もいない。静かすぎる昼下がりだった。
バス停で降り、しばらく行くと、村が見えてくる。新緑の覆う山々がきれいだ。ここへ来るといつも心が洗われる。
早乙女達が田植えをしている。ここは女ばかりの村だ。彼女たちは僕と目が合うと頬を赤らめて、伏せるように会釈し、挨拶をした。
「主(ぬし)様、ごきげんよう。」
「主(ぬし)様、お久しぶり。」
僕は彼女たちに微笑みで返す。連なる田圃が終わると菜の花の咲き乱れる畑が続く。
畑のそばには老婆とその孫娘、孫娘の母が畑仕事をしていた。
老婆のそばで遊んでいた5つくらいの少女が僕に気づき、走ってきた。
「主(ぬし)様、どうなすったの?こんな急にいらっしゃるなんて。」
少女は無邪気な瞳でそう問いかける
「ちょっとね。ここに来たくなったんだ。」
少女の目線にあわせ、かがんで返事をしていると、少女の母が顔色を変えて走ってくる。
「申し訳ありません。おそれ多い。これ、礼儀をわきまえて。」
最後は少女に言いながら、母親は頭を下げた。
「かまわぬよ。子供は宝だ。」
少しふくれっ面になった少女の頭をなでながら、僕は母親にそう答える。母親は恐縮して、頭を下げ、少女の頭を無理に下げた。
僕はにっこりと笑い、手を振って少女に別れをつける。
そうやって、いくつかの畑や田圃を見回りながら、「ここはいい。」と僕はつぶやいていた。
帰りのバスを待っていると、村の長である「とじ」がゆったりと現れた。「とじ」もずいぶん年を取った。「とじ」は僕の乳母でもある。
幼い頃、僕はここで育ったのだ。
「○○○○さま。」
そう呼ぶ声も、幼い頃から聞き慣れた発音、そのままだ。
「これを持ってお行きなされ。」
「これは?」
「とじ」が差し出した手のひらには小さく折り畳まれた紙がある。
「苦虫を封じるくすりじゃ。」
「苦虫って・・・。僕には、今必要ないよ。」
「いんや、必要があるから、ここへきなすったんじゃ。表で何かあったと見える。あまりよいお顔をしておらぬ。 苦虫が出てきておるのが、その証拠。」
僕は苦笑した。「とじ」には隠せぬ。そう思う。
「わかったよ。ありがとう。」
「いつでもかえって来なされ。ここは御身のふるさとじゃ。」
「ん。そうするよ。心配させて悪かった。」
「いんや。必要があるから、我らはここにおる。おたっしゃでの。」
そういうと、「とじ」はくるりと背を向けてまたゆったりと消えていった。
バスが来る。夢のような空間を残して、バスは現実へと帰っていった。
*「○○○○さま。」は個人名で、私の知っている人と同じ名前です。よくある名前とは思いますが、個人が特定できるといけませんので伏せ字にしておきます。

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行く先は・・・・・

 

2年ほど前、まだ、SさんとPさんに出逢ったばかりの頃。まだ、お二人の顔も、姿も本名も知らなかった頃の夢。
緩やかな上り坂。道の右側には等間隔で灯籠が立っている。道の左側には川が流れていた。
少し上を見上げると、遠くにハイウエイなのか回廊なのかわかりにくいが、そういうものが道の上を横切っている。
私はPさんと二人でこの道をゆっくりと歩いていた。行く先は「狭井神社」という名前のところである。
Pさんは歩きながら、いろんな話しをしてくれたが、肝心な部分は聞こえない。
Pさんの容貌は、身長は170センチ前後。細身の体。
一度話し出すと饒舌になるのか、それとも黙っていては気詰まりなのか、とにかく話しが終わらない。
私はいちいち頷き、質問しながら、その話を聞いていた。
そして、私たちは神社の前につく。鳥居をくぐろうとしたときに私たちは、Sさんに止められた。
Sさんの後ろには修験者のような服を着た老人がいる。Sさんはその老人に私を止めるように言われたのだろうか?
「入ってはいけない。今は、入るときではない。」
Sさんは中央アジアの遊牧民のような、中近東の貴族のような、民族衣装のような服を着ている。左手にはギターのような楽器を手にしていた。SさんもPさんと同じくらいの身長で、やはり細身だった。
Pさんはかすかな微笑みを浮かべ私に「行きましょう。」という。
厳しい顔でSさんは、私を制した。
私は迷ったまま、PさんとSさんの顔を見比べていた。

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フュシスTOP 千年の鼓動  世にも不思議な・・・   恋心100%の友情

music by Sora Aonami