私は科学読物が好きで、大切だと思い、互いに育児に忙しい友達の理科系卒の母親と、主に読書会の形で、科学読物研究会を長いこと続けてきました。
1962年から三鷹に住み、三多摩地域で盛んな子どもの本の普及運動を知りましたが、児童文学に偏っているのが残念だと思いました。私も会員の一人である日本子どもの本研究会や、日本親子読書センター等の、子どもの本の研究・普及運動と科学教育研究協議会の、科学教育・科学読物の研究とが結びつくと、大きな力になると思いました。
それで、両方によびかけて、去年の九月から、新しい形で研究会を始めることができました。全国各地でも両方が協力すると普及が発展すると思います。
ソビエトで革命後、ゴーリキーが中心になって科学読物を重視し、励まし、集団の力で普及し、イリン、ビアンキ等も育ったと思います。今の日本の子どもに、私達も、集団の力でいい読物を、たくさん与えたいと思っています。
(1969年7月科学読物研究会年報No.1)