ちばレインボーバス


1.本社営業所(船尾車庫)

路線

 平成10年6月1日に京成電鉄から分離した子会社。本社営業所(元船橋営業所船尾車庫)と白井車庫(元松戸営業所白井車庫)を置く。
 本社営業所のメインは神崎線(津田沼駅〜八千代緑が丘駅〜秀明大学〜船尾車庫〜千葉ニュータウン中央駅〜木下駅)で、全長28.4kmのロングラン路線だが、通し運行は少ない。津田沼駅の始発便(平日木下駅行、土休日は船尾車庫行)のみ八幡神社を経由し、しかも木下駅行は千葉ニュータウン中央駅を経由しない。八千代緑が丘駅〜船尾車庫間や、船尾車庫〜千葉ニュータウン中央駅間の区間便も多い。おおむね津田沼駅〜八千代緑が丘駅は平日30〜60分毎、八千代緑が丘駅〜船尾車庫間と船尾車庫〜千葉ニュータウン中央駅間は30分毎、千葉ニュータウン中央駅〜木下駅間は60分毎となっている。
 平成15年5月6日から国道296号線や島田台付近の交通渋滞対策として、平日朝夕の便は八千代緑が丘駅で分割された。八千代緑が丘駅または船尾車庫で乗り継ぐ場合には、降車時に乗務員から「乗継乗車票」を受け取ると、直通便と同額の運賃となるシステムを採用している。
 このほか、八千代緑が丘駅〜八千代西高校〜睦小学校間の枝線もある(土休日運休)。これらは長沼営業所が受け持っていた元萱田線の一部で、平成8年4月27日の東葉高速鉄道開業時に変更された。八千代西高校止まりもある。
 八千代市内には「行々林入口」(おどろばやしいりぐち)という難読停留所がある。また、線名の由来となる「神崎橋」に差しかかると、これまでの風景が一変し、辺り一面が水田地帯となる。
 高花線(千葉ニュータウン中央駅〜高花)は、高花四丁目経由と高花二丁目経由の2系統がある。ほとんどが高花四丁目経由で、高花二丁目経由は少ない。高花二丁目経由には、「二丁目3」「四丁目東」のように、地名の入っていない停留所がある。高花四丁目経由は、千葉ニュータウン中央駅〜船穂中学校(船尾車庫の隣)間を神崎線と平行しているが、高花線は内野経由、神崎線は原山団地経由となっている。このほか、船尾車庫への出入庫を兼ねて船尾車庫〜高花系統もあるが、利用者はいない。
 北口循環線(千葉ニュータウン中央駅北口〜木刈四丁目循環)は、平日朝のラッシュ時は循環せず、木刈四丁目折り返しとなり、木刈四丁目〜桜台〜千葉ニュータウン中央駅と、木刈四丁目〜ビジネスモール〜千葉ニュータウン中央駅の2系統運行。平日朝のラッシュ時以降と土休日の午前中は、中央駅北口→ビジネス街→木刈四丁目→桜台三丁目→中央駅北口間の内回り、午後は中央駅北口→桜台三丁目→木刈四丁目→ビジネス街→中央駅北口間の外回り循環となる。高花線と同様に、千葉ニュータウン中央駅では北総線の接続を受けたダイヤとなっている。
 西の原線(印西牧の原駅〜西の原団地循環千葉ニュータウン中央駅・船尾車庫〜印西牧の原駅〜日医大千葉北総病院)はこれまで循環運行が基本に、出入庫系統として印西牧の原駅〜高花一丁目〜船尾車庫間となっていたが、現在は循環運行よりも船尾車庫発着が多い。千葉ニュータウン中央地区から西の原地区のショッピングモール街の利便性を図るため、千葉ニュータウン中央駅〜原山団地〜高花二丁目〜西の原団地〜印西牧の原駅系統も組み入れられている。日医大千葉北総病院系統は、平成20年5月1日に開業した。
 滝野線(印西牧の原駅北口〜滝野団地循環)は、住宅・都市整備公団からの補助を受けて開設した路線で、平成16年3月まで補助を行っていた。駅北口から徒歩圏内で、アクセス道路が整備されたこともあり、平成19年4月1日から平日朝夕のみの運行となり、日中と土休日は運休となった。団地路線では新機軸を積極的に取り入れており、西の原線はソーラー式ポールを、滝野線は番号式停留所を導入している。平成21年7月で廃止されることになっている。
 印西市からはコミュニティバス「印西ふれあいバス」を4路線受託している。当初は3路線だったが、平成18年12月1日から新路線が誕生した。月曜日〜土曜日の運行。
 平成20年6月29日までの土休日、印西牧の原駅からメガマックス、ジョイフル本田、牧の原モア、BIGHOP(ビッグホップ)などの大型ショッピングモールを巡回する無料シャトルバスの運行を受託している。

車両

 方向幕は青地に白文字へ変更され(千葉ニュータウン中央駅〜高花二丁目〜高花系統を除く)、京成バスとの誤乗防止のためか、社名が入っているのが特徴。当初は車番を改番せず、本社営業所は4000番台、白井車庫は3000番台を踏襲していたが、塗装変更に合わせて3ケタの新番号へ改番し、日野車は100番台、三菱車は200番台となっている。京成バス時代、船尾車庫所属車の扉わきの表示は「出入口」となっていたが、塗装変更時に通常の「出口」「入口」に直されている。
 神崎線は日野U−HT2MMAAが主力。ロングサイズの日野U−HT2MPAA(3扉車)が1両配置され、引違い窓を採用。3扉車は公団からの助成を受けて購入した車両で、高花線で運用されている。これまでに、昭和58年度(日野K−HT226AA)、平成元年度(日野P−HT236BA)、平成7年度(日野U−HT2MPAA)の3回増備された。中でも、日野K−HT226AAは京成初の3扉車だった。
 当初から三菱車も在籍していたが、白井車庫から三菱U−MP218Mの転入が相次ぎ、三菱車の割合が増えた。平成14年には大型車初の新車となる三菱KL−MP33JMを1両、日野KL−HU2PMEAを2両導入した。いずれもワンステップ。三菱KL−MP33JMは、14年式が高花線・北口循環線用で行先表示は幕式、中扉4枚折戸となっている。16年式は神崎線用で、LED式行先表示、中引戸に変更された。日野KL−HU2PMEAは高花線と北口循環線で使用されているが、当初は神崎線で使用されていた。その後は神崎線用に三菱PJ−MP35JMが増備されている。
 平成19年には神崎線として、初の大型ノンステップバスの三菱PJ−MP37JMが導入された。次いで、高花線・北口循環線用にノンステップの日野PKG−KV234N2が導入された。初の「ブルーリボンU」となった。
 滝野線は開業以来、専用カラーの日野KC−RJ1JJCKを使用していたが、公団との契約終了により、平成16年3月29日の運行をもって同線専用車でなくなり、白井車庫へ転出した。現在は、白井車庫から転属の三菱KC−MJ219Jを使用。
 印西市のコミュニティバスで使用されていた三菱KC−MK219Jは、一般塗装に変更のうえ、西の原線に転用された。赤色のシートなので、他車と判別が容易である。西の原地区シャトルバスは日野KK−RJ1JJHK(ワンステップ)を使用。
 「印西ふれあいバス」には、日野KK−RX4JFEAと日野ADG−HX6JLAEを使用。自治体コミュニティバスながら、バス共通カードが使用可能となっている。

本社営業所には希少価値のある3扉車も1
両配置。当時は引き違い窓のハイグレード
車だった。高花線と北口循環線で使用され
ている。(船尾車庫)
富士7E架装の三菱U−MP218M。京成時
代は松戸営業所白井車庫に配置され、レイ
ンボーバス設立時に移籍。白井線の中型化
に伴い本社に転属(船尾車庫)
神崎線用の最新鋭車である三菱PJ−MP3
5JM。三菱KL−MP33JMとともにフル稼働
している(船尾車庫)
大型ノンステップの日野PKG−KV234N2。
「ブルーリボンU」を初採用。高花線と北口循
環線で使用(船尾車庫)

2.白井車庫

路線

 メインは白井線(西船橋駅〜馬込沢駅〜鎌ヶ谷大仏駅〜白井駅〜白井車庫)で、運行回数もいちばん多い。長距離路線のため通し利用はなく、鎌ヶ谷大仏駅〜白井駅間の利用が最も多い。とくに中山競馬開催日は混雑する。白井駅止まりがほとんどで、白井駅〜白井車庫間は出庫便が中心で、ほとんどが白井駅までの運行となっている。
 鎌ヶ谷線(五香駅東口〜六実駅、五香駅東口〜しいのき台、五香駅東口→火の見下→六実駅入口→新鎌ヶ谷駅→鎌ヶ谷市役所、五香駅東口〜六実駅入口〜高柳駅〜下総基地〜白井工業団地〜白井車庫、高柳駅〜下総基地〜白井工業団地〜白井駅・白井車庫、鎌ヶ谷市役所〜新鎌ヶ谷駅〜高柳駅〜下総基地〜白井工業団地〜白井駅・白井車庫ほか)は系統が複雑で、列記したほかにも白井工業団地折り返しの区間便もある。現在は、五香駅東口〜六実駅間と、五香駅東口〜しいのき台間の短距離系統がメインで、運行回数も多い。六実駅前に入るのは六実駅折り返し系統のみで、白井方面発着系統は入らず、従来通り、踏切手前の六実駅入口に停車する。一方、鎌ヶ谷市役所発着は基本的に、白井駅行または白井車庫発着に統一されている。五香駅発火の見下経由鎌ヶ谷市役所行は、土休日1本のみの運行で、その他はクリーンセンター入口を経由する。白井車庫発着は出入庫系統で回数は少ない。
 平成18年4月1日からは、西白井線(新鎌ヶ谷駅〜大山口中学校〜西白井地区〜冨塚〜白井工業団地〜白井車庫)を運行開始。約半数は白井工業団地折り返しとなっている。同線の開業に伴い、西白井駅〜西白井ベリーフィールド間の「住民用シャトルバス」(西白井ベリーフィールドの住民専用バス)は廃止された。また、一部区間が並行する鎌ヶ谷線では、西白井線に合わせて運賃の値下げが行なわれた。
 鎌ヶ谷線の白井工業団地〜白井保育園間は自由乗降区間となっている。しかし、自由乗降区間を活用している乗客はあまりいないようだ。
 このほかに、平成18年3月18日から五香駅西口〜六高台〜六実駅〜白井聖地公園間に臨時直行バスを運行している。春・秋のお彼岸と、お盆期間のみ運行。五香駅は鎌ヶ谷線と異なり西口発着で、途中停留所は白井聖地公園行が乗車のみ、五香駅西口行は降車のみとなる。
 白井市と鎌ヶ谷市からは、船橋新京成バスとともにコミュニティバスの運行を受託。白井市の「ナッシー号」は平成10年10月28日から、鎌ヶ谷市の「ききょう号」は平成13年4月1日から運行している。

車両

 白井線は三菱KC−MK219Jが1両投入されて以来、三菱KK−MK23MHが集中投入され、全車中型車での運用となっている。平成14年度の新車は、三菱KK−MK23HHと、白井線初の日野車であるKK−RJ1JJHKを導入。14年以降の新車から中扉が引戸となり、行先表示にLED式を採用。中型車の導入により、大型車の三菱U−MP218M(富士7E)は船尾車庫に転出した。平成17年からは、一般路線では初のノンステップバスの三菱PA−MK27FHを導入。これにより、三菱U−MK117Jが全廃したほか、日野KK−RJ1JJHKが船尾車庫へ玉突き転属し、日野P−HT235BAを置き換えた。
 鎌ヶ谷線は、五香駅東口周辺の狭い道路を一周して折り返すことなどから、従来の大型車に代わって小型車(日野KC−RX4JFAA、KK−RX4JFEA、三菱KC−MJ218FVF)で運用されている。利用客の多い五香駅寄りは増発で対応した。初期に導入された車両を除いて、中扉にリフト付きとなっている。
 同社では、船尾車庫に検修設備がないため、定期点検は全車白井車庫で施行している。したがって、船尾車庫所属の日野車と白井所属の三菱車の並びが見られる。車検整備は京成バスまたはちばグリーンバスで行なう。
 コミュニティバスは、白井市が三菱KC−MJ218FVF(ワンステップ)と日野KK−HR1JEEE(ノンステップ)を使用。当初は三菱KC−MJ218FVFだけだったが、平成12年9月28日の新路線開設に伴い、日野KK−HR1JEEEが増備された。鎌ヶ谷市では日野KK−RX4JFEAを使用している。各社とも全長7mクラスで、リフト付きとなっている。

一般路線初の中型ノンステップバス、三菱P
A−MK27FH。全長が短くなった。白井線
と西白井線で使用(白井駅)
鎌ヶ谷線で使用される日野KC−RX4JFA
A。KK−RX4JFEAと異なり、リフトが付い
ていない(白井駅)

●貸切対応車

 同社は学校や企業向けに多くの貸切輸送を手掛けている。同社では平成16年3月に、貸切対応車を7両導入した。三菱KL−MP35JMが3両と日野KL−HU2PMEAが4両で、三菱KL−MP35JMの3両(238、239、250号車)は、座席数の確保と比較的長距離運行を考慮したツーステップ車、日野KL−HU2PMEAの4両(150、151、152、153号車)はバリアフリー対応のワンステップ車(車いす固定装置、スロープ板付き)となっている。車内は2人掛けシートで、ABSやシートベルトを備えている。このうち、ツーステップ車はハイバックシートで、荷物棚やマイク用ジャックなどが装備されている。
 平日の朝夕は八千代緑が丘駅〜秀明学園、千葉ニュータウン中央駅〜東京電機大学、勝田台駅北口〜東京成徳大学などのスクールバスをメインに、学校行事の送迎、イベント時の臨時シャトルバスなどの貸切輸送に使用される。ワンマン設備は装備しておらず、乗合用としては使用できない。「250号車」のみ京成高速・貸切用の「KaNaC」カラーとなっているほかは、同社オリジナルカラーとなっている。このため、バス共通カードのステッカーがないことなどを除けば、外見の見分けが付きにくい。日野KL−HU2PMEAは主に、勝田台駅北口〜東京成徳大学間で使用されている。
 このほか、貸切車は元神崎線の三菱U−MP218Mは、乗合兼用車や運賃箱を撤去済みの車両もある。また、日野U−HT2MMAAは、京成時代に貸切カラーで導入された車両に加え、船橋営業所と長沼営業所からも移籍している。京成カラーのままで、車両は改番されていない。最近の移籍車は行先表示がLEDとなっている。
↑こちらはツーステップの三菱KL−MP35
JM。この「250号車」のみKaNaCカラーと
なっている
↑ワンステップ貸切車の日野KL−HU2PM
EA。ワンステップ車で、スロープ付き。一見し
ただけでは貸切車に見えない

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