プレイボーイCの或る日
★夢と闇のはざま
夢の守護聖は、重いクラヴィスの衣装を慣れた様子で
肩口からずらしていった。
クラヴィスのスラリと細い指が上がり、そのオリヴィエの手を止める。
「いいじゃないか、たまにはさ。少しだけ・・・」
オリヴィエがささやいた。
☆
上半身露わになった闇の守護聖の引き締まった背に
黒髪の合間からオリヴィエは転々と口付けを繰り返していった。
「オリヴィエ」
「私の知らないところで、きっと罪作りなコトしてるんだろうね」
オリヴィエはため息まじりにつぶやく。
「だけど、私はあんたが好きさ。どこかで深く傷ついて、そんなに優しくなっちまったあんたがね」
☆
オリヴィエはクラヴィスの前に回ると
紅の布を取り払い、首筋に胸元に舌を這わせた。
クラヴィスはオリヴィエのするにまかせ、瞳を伏し目がちにした。
やがて、オリヴィエは膝をつき、
クラヴィスの前を開きそこに己の顔をうずめ、ゆっくりとクラヴィスに奉仕を始めた。
金の髪が薄暗い執務室の中で揺れ始める。
クラヴィスはその髪に手を差し入れ、梳くようになでた。
まるでひどく愛しいものであるように。
☆
オリヴィエは慣れた仕草で、咬み、形をなぞり、
口腔でしごくように舐め上げた。
クラヴィスのものが喉をひどくつくようになった頃
闇の守護聖はオリヴィエの顎を捉えて、上を向かせ、立ち上がらせた。
☆
クラヴィスはオリヴィエを壁に向かって立たせ、
後ろから抱きしめようとした。
すると、オリヴィエがその窮屈に閉じられた腕の中で向きを変えた。
「今日は、前から抱いておくれよ。あんたを見ていたいんだ」
クラヴィスはしかたがないという表情をすると
壁を背に立ったオリヴィエの片足をしっかり掲げるようにあげ、
しばらくならすように指先で愛撫を加えた後に、深く貫いた。
小さな悲鳴。
「つらい・・・か」
は・・・とため息をつくと
「・・・ううん、大丈夫だ」とオリヴィエが答える。
夢の守護聖はクラヴィスの背に両手を回し
そのままの形でクラヴィスの唇を求めてきた。
ひとしきり、お互いの唾液をむさぼるように味わった頃に
オリヴィエは堪えきれず小さな喘ぎを漏らし始めた。
クラヴィスが秘花を穿ちはじめたのだ。
「やめて・・」とオリヴィエがつぶやく。
とろけるような時間の始まりだった。
☆
「どうして、そんなにつらそうな顔をするんだろう、あんたは」
正面から抱きしめられながら、オリヴィエはそんなことを思う。
クラヴィスの動きがひどくなって、熱い吐息が耳元をくすぐる。
そして、肌のぶつかる淫猥な音が聖なる執務室に響くのだ。
「クラヴィ・・ス・・・あっ・・・・」
我知らず、声をあげ、オリヴィエはクラヴィスの背を無意識にかきむしった。
「だめだ。まだ・・・」
クラヴィスは手のひらの中のオリヴィエをきつく握りしめ、動きをとめた。
はぁ、はぁと息が荒く上がる。
黒髪を小さな汗が伝って、匂うほどに艶を掃く闇の守護聖の美貌。
オリヴィエは目もくらむほどの官能の海の中でたゆたいながら
闇の守護聖を抱きしめた。
「あんたが好きだよ」と耳元でささやきながら。
☆