プレイボーイCの或る日

★夢と闇のはざま


夢の守護聖は、重いクラヴィスの衣装を慣れた様子で
肩口からずらしていった。
クラヴィスのスラリと細い指が上がり、そのオリヴィエの手を止める。
「いいじゃないか、たまにはさ。少しだけ・・・」
オリヴィエがささやいた。

上半身露わになった闇の守護聖の引き締まった背に
黒髪の合間からオリヴィエは転々と口付けを繰り返していった。
「オリヴィエ」
「私の知らないところで、きっと罪作りなコトしてるんだろうね」
オリヴィエはため息まじりにつぶやく。
「だけど、私はあんたが好きさ。どこかで深く傷ついて、そんなに優しくなっちまったあんたがね」

オリヴィエはクラヴィスの前に回ると
紅の布を取り払い、首筋に胸元に舌を這わせた。
クラヴィスはオリヴィエのするにまかせ、瞳を伏し目がちにした。
やがて、オリヴィエは膝をつき、
クラヴィスの前を開きそこに己の顔をうずめ、ゆっくりとクラヴィスに奉仕を始めた。
金の髪が薄暗い執務室の中で揺れ始める。
クラヴィスはその髪に手を差し入れ、梳くようになでた。
まるでひどく愛しいものであるように。

オリヴィエは慣れた仕草で、咬み、形をなぞり、
口腔でしごくように舐め上げた。
クラヴィスのものが喉をひどくつくようになった頃
闇の守護聖はオリヴィエの顎を捉えて、上を向かせ、立ち上がらせた。

クラヴィスはオリヴィエを壁に向かって立たせ、
後ろから抱きしめようとした。
すると、オリヴィエがその窮屈に閉じられた腕の中で向きを変えた。
「今日は、前から抱いておくれよ。あんたを見ていたいんだ」
クラヴィスはしかたがないという表情をすると
壁を背に立ったオリヴィエの片足をしっかり掲げるようにあげ、
しばらくならすように指先で愛撫を加えた後に、深く貫いた。
小さな悲鳴。
「つらい・・・か」
は・・・とため息をつくと
「・・・ううん、大丈夫だ」とオリヴィエが答える。
夢の守護聖はクラヴィスの背に両手を回し
そのままの形でクラヴィスの唇を求めてきた。
ひとしきり、お互いの唾液をむさぼるように味わった頃に
オリヴィエは堪えきれず小さな喘ぎを漏らし始めた。
クラヴィスが秘花を穿ちはじめたのだ。
「やめて・・」とオリヴィエがつぶやく。
とろけるような時間の始まりだった。

「どうして、そんなにつらそうな顔をするんだろう、あんたは」
正面から抱きしめられながら、オリヴィエはそんなことを思う。
クラヴィスの動きがひどくなって、熱い吐息が耳元をくすぐる。
そして、肌のぶつかる淫猥な音が聖なる執務室に響くのだ。
「クラヴィ・・ス・・・あっ・・・・」
我知らず、声をあげ、オリヴィエはクラヴィスの背を無意識にかきむしった。
「だめだ。まだ・・・」
クラヴィスは手のひらの中のオリヴィエをきつく握りしめ、動きをとめた。
はぁ、はぁと息が荒く上がる。
黒髪を小さな汗が伝って、匂うほどに艶を掃く闇の守護聖の美貌。
オリヴィエは目もくらむほどの官能の海の中でたゆたいながら
闇の守護聖を抱きしめた。
「あんたが好きだよ」と耳元でささやきながら。


BACK NEXT