昨年末のラーメン・ランキング番組で一位になった、高田馬場の「俺の空」
が大変な混雑になっているようです。私はあの番組以来、「俺の空」には怖くて近づいてませんが、
どうやら整理券を配るほどの大騒ぎになっているようです。
以前も書いたかもしれませんが、あの種のランキングは味を素直に反映するとは限らないわけです。
「俺の空」は個性的で好きな味ですが、仮にあのランキングのトップ 50 店を全て食べた人が、
改めて投票したなら、結果は全然違うことでしょう。
普通の一般の方々が「ラーメンが好き」といったところで、多くの場合は、
勤務先、自宅、その他の立ち寄り先の周辺のいくつかのラーメン屋さんで、「ここは美味しい」
と思うわけでして、さほど日常的に広範囲に食べ歩いているわけではないでしょうから、
どうしても偏りは出てくるものです。
歴代ラーメン・チャンピオンとか、それに準ずる位ラーメン経験値が高い方々数名による投票で
ランキングを決めたほうが、味の良し悪しを素直に表わしたランキングになりやすいと思われます。
そこで、ラーメン経験値を数字で表わすことを考えてみました。「年間 1,000 杯」などという、
とんでもない数のラーメンを食している方もいますが、単なる杯数だけでは、
経験値は表わせないと思います。
例えば、年間に 100 杯のラーメンを食べるとして、一軒の店だけで 100 杯食べるのと、
100 軒の店で 1 杯づつ食べるのとでは、
もちろん後者のほうが格段にラーメン経験値が高いでしょう。
絶対数も経験値を上げるのには役立つとは思いますが。
そこで、次のような式でラーメン経験値を表わしてみましょう。
年間の杯数 × 年間の軒数
この式によると、同じ店で 100 杯食べただけの人は「ラーメン経験値:100」
ということになりますが、百軒で一杯づつ食べた人は「ラーメン経験値:10,000」になります。
同じ店でも、ラーメンとつけ麺などと別メニューを食べた場合は、
などと考えるとややこしいので、上のように単純化しましょう。
何かを厳密に評価することが目的ではなく、一応の目安を与えることが目的ですから。
上では仮に年毎に区切っていますが、本来なら人生においての総杯数と総軒数で
計算すべきかもしれません。まあ、集計の都合もありますし、
あまり昔のデータを含めても意味が薄いでしょうから、年毎に区切るのがよろしいかと思います。
「2002年におけるラーメン経験値」のように評価するわけです。
例えば、20 軒のラーメン屋さんで合計 50 杯食べた人は、「ラーメン経験値:1,000」
となりますが、この 1,000 という数字は、普通のラーメン好きと本格的ラーメン好きとの
境目になりそうな気がします。推定ですが、歴代ラーメン・チャンピオンの方々は 100,000
を軽くクリアしていることでしょう。
因みに、私の去年の実績は、126 軒で 333 杯でしたから、ラーメン経験値は 41,958 です。
自分で言うのもなんですが、思ったより高かったです。
自分の経験値を書いてしまったので、この後が書きにくいのですが、
経験値が 1,000 の人の推薦で「この店が旨い!」というのと、
経験値が 10,000 の人の推薦では、どちらが自分にとって「当たり」
になる確率が高いかは言うまでもありません。
個人による好みの差はいつでもどこでもありますが、それを除けば、
やはり色々と経験している人の推薦のほうが当てになるものでしょう。
極論すると、私は全ラーメン屋さんの上位 1 - 2% の味(もちろん、個人の好みですが)
を求めていたりするわけでして、それを「当たり」とするならば、
なかなかにハードルが高いわけです。
実際のところ、私も時々職場の同僚などから「○○というラーメン屋さんは旨いですよ」
なんていう情報を貰うのですが、誠に無礼なことながら、推薦者のラーメン経験値を推定してしまい、
それによってその店に行く情熱が左右されてしまうのは否めません。
もちろん、経験値だけで判断しているわけじゃありませんけどね。
ラーメン経験値は低くても、味覚がしっかりしている方などは、かなり信頼します。
で、冒頭に書いたラーメン・ランキングですが、組織票云々は置いとくとしても、
投票者のラーメン経験値の平均はあまり高くないのではないかと思うわけでして、
そういった意味合いにおいても、あのランキングを盲信すべきではないと思うのでした。
誤解のないように言っておきますが、「俺の空」が不味いなんて言っているわけではありません。
私は「俺の空」は好きです。ただ、個人的なランキングではベスト 10 には入りませんけど。