どこぞの Web サイトなんかで、例えばメール・マガジンの登録受け付けのページがあって、
メール・アドレスを入力するようなフォームがあったとしましょう。
すると、「メール・アドレスは半角で入力して下さい」などと注意事項が書いてあることがあります。
つまり、
fwjd1945@mb.infoweb.ne.jp
これは正しくて、
fwjd1945@mb.infoweb.ne.jp
これはダメということです。
いったいどこのどいつが、この正しい方を最初に「半角」
などというええかげんな言葉で表現したのでしょうか?
おかげで、「半角」が定着してしまったではありませんか。全くもって恥ずかしい用法なんですが、
完全に定着しております。
問題は「全角」「半角」という、文字の見た目の話ではなく、
文字を表現するコード系の話なのですが、あたかも「半角」という言葉で、
ASCII コードの英数字(と記号)を表わしてしまうかのような(ASCII ではなくて
EBCDIC でもいいですけど)、誤った用法であります。
まあ、たまたまほとんどのフォントにおいては、
ASCII コードの英数字を表わす時には半角的な文字幅の狭い表現をしていますから、
見た目としては確かに半角的ではありますけどね。
もちろん、「半角カナ」というのも頂けません。あれは 8 bit 拡張 ASCII コードの
「JIS X 0201 カタカナ」だと思うのですが、「JIS カナ」とでも略すのならともかく、
「半角カナ」はいけてません。
私は出来るだけ正しい言い方を心がけようとしていますが、これだけ「半角」
が定着してしまいましたので、しかたなく「通称半角」とか「通称半角カナ」
とか言うこともあります。苦し紛れですが、私はガンコなので自説は曲げないのです。
実際、「JIS カナ」なんて言っても分かる人の方が少ないでしょうから、やむをえません。
それはともかく、最初に文字コードの話を捻じ曲げて、「角」の話にしてしまった奴がいけません。
そいつはなかなかに罪深いと思うのです。誰が犯人なのかは分かりませんが、
ワープロの黎明期に「半角」の誤用が始まったのではないかと想像しております。