だいぶ暖かくなってまいりまして、女性のファッションも春めいてきました。
もう少し暖かくなると、T シャツ姿の女性も現れてくることでしょう。
ここ何年かはいわゆる「チビ T」という丈の短い T シャツが流行のようで、
おなかが見えたり、背中が見えたり、ローライズとの組み合わせでは、
パンツやお尻の割れ目近くまで見えたりと、なかなか目の保養になるものです。
T シャツに限った話ではないのですが、女性が上半身に着るもの、
T シャツだとかブラウスだとかセーターだとかそういうものです、
の丈と女性の胸の大きさとの相関関係については疑問があったのです。
そういった衣服を作る側としては、ある大きさの胸を想定して、
その上で丈の長さを設定しているのではないかと思うのですが、
その想定よりも胸が大きいと相対的に丈は短くなり、
逆に想定よりも胸が小さいと相対的に丈が長くなってしまうはずだけど・・・、
ということです。
つまり、胸が大きい人はいつも丈が短くなってしまいがちで、
胸が小さい人はいつも丈が長めになってしまう、なんてことになっているのかな、
などと思うわけです。
この疑問を解決するために、胸の大きさが丈に与える影響がどの程度なのか、
簡単に計算してみましょう。
女性の体を横から見て、乳房のふくらみを簡略化して、底辺 b、
高さ h の二等辺三角形で表わすことにしましょう。乳房のふくらみの上下方向の長さが b で、
乳房の高さが h です。そして、衣服は乳房の表面にぴったりとくっつくものとしましょう。
乳房が全くない場合、衣服は底辺をそのまま通り、丈に与える影響は b だけです。
しかし、乳房がある場合は、その高さ h だけ回り道をすることになり、
丈に与える影響は b よりも大きくなります。
ピタゴラスの定理を使ってちょっと計算してみますと、二等辺三角形の斜辺の長さは、
((b^2)/4 + h^2)^1/2
となりますので、この 2 倍から b を引いた長さが、
相対的に乳房が丈に与える長さということになります。
仮に、b = 10cm、h = 10cm としてみましょう。そこそこ大きな乳房です。
そうすると、乳房がないときと乳房があるときの丈に与える影響の差
Δ(b,h) = 2x((b^2)/4 + h^2)^1/2 - b
は、
Δ(10,10) = 12.4cm
となります(小数点以下第二位を四捨五入)。かなり大きな差になります。まあ、
これはふくらみがゼロの人と、高さが 10cm の大きな乳房を持つ人との差ですから、
こんなものでしょう。
では、次に b = 10cm、h = 5cm としてみましょう。高さ 5cm 程度のそこそこの大きさの乳房です。
すると、
Δ(10,5) = 4.1cm
となります。その差は 8.1cm もあります。仮に Δ(10,5)
がメーカー側が想定している全女性の平均だとすると、
Δ(10,10)の人は 8.1cm も丈の短い服を着なければならないことになってしまいます。
次に、次に b = 10cm、h = 2cm としてみましょう。かなり小さめです。
すると、
Δ(10,2) = 0.8cm
となり、仮の平均Δ(10,5) との差は 3.3cm です。
これは比較的小さな差とみなすことが出来そうです。
上記の計算方法や平均の設定などには色々と無理はありますが、
乳房の大きさが丈に与える影響については、おおよその傾向がつかめたと思います。
つまり、乳房が小さめでも、服の丈が長くて困るほどの影響は受けないが、
乳房が平均よりも大きいと、服の丈にはかなり大きな影響が出る、
ということが言えるのではないかと思います。
実際、Δ(15,15)を計算してみると、18.5cm となり、
仮の平均値との差は 14.4cm にもなります。丈が 15cm 近くも短くなってしまうのです。
まあ、これはかなり極端なケースですけど。
この仮説が正しいとするなら、胸が小さいがために丈が長くて困っている、
という人はほとんどいないでしょうが、巨乳のため丈が短くなってしまい、
着たい服を着ることが出来ない、あるいはすぐにおなかが出てしまう、
なんていう女性はかなり多いのではないかと思われます。
巨乳女性の皆様、このような経験はお持ちでしょうか?