大きな書店などの一角で、英会話教材の宣伝というか店頭販売というか、
そういうことをやっているのを時々見かけますが、この時期は特に盛んなようです。
NHK の英会話のテキストが最も売れるのも 4 月号ですから、
その他の英会話教材も、4 月が勝負なのかもしれません。
ほとんどの場合、若い女性が宣伝・販売活動にあたっているようです。
英会話教材を販売している中年のオヤジは見かけません。書店に来る人たちに声をかけて、
その教材が如何に優れているかを説明して購入にこぎつけようと、
獲物を虎視眈々と狙っているわけです。
私はといえば、英会話教材には何の興味もありませんし、
何か声をかけられても無視して通り過ぎてしまう習性が、
歌舞伎町で身についてしまっていますので、英会話教材の売り子さん達と会話したことはありません。
素朴な疑問なのですが、売り子さん達は英語が喋れるのでしょうか?
そこそこに喋れそうな気もします。全然喋れないとしたら、ちょっと困ったものです。
その教材を使っていないのか、使っても全然喋れないのか、どちらにしろ、
あまり好ましいことではありません。
ただし、本当に自由自在に英語を使いこなせるのなら、何も英会話の教材を売らなくても、
他に自分の能力を生かせる良い仕事があるような気もします。
もし私が英語ペラペラであったなら、
「英会話の○○○○のご紹介をしております」
なんて話し掛けられたら、英語でベラベラとまくし立てて、
相手の反応を伺ってみたいと思っているのですが、残念ながらそれは実現していません。
職場の同僚で英語ペラペラな奴をけしかけたこともあるのですが、
恥ずかしがってやってくれません。
英会話教材の売り子さんさんも含めて、英会話あるいはビジネス英語のこととなると、
どうもお説教臭くなる人が多いです。「これからは国際化の時代で、云々かんぬん」とか、
「英語くらい身につけてないと、なんちゃらかんちゃら」とか、全く余計なお世話です。
もう何年か前になるのですが、ヘッドハンティング会社の人と会いまして、
色々と話を聞いていましたら、外資系のソフト会社の求人があるそうで。
で、その彼曰く、「高樹さんが英語さえできれば、その職にはうってつけです」
とか、「ああ、もったいないですね。もう少し英語が出来れば」とか、
「英語を身につけるには、やはり音読です」とか「一年で 300 時間かけて勉強しましょう」とか。
そりゃあ、私は自分の英語にあまり自信はありませんけど、
ヘッドハンターの彼は、私の英語を一言たりとも聞いていないのですよ。
TOEIC の点数だって聞いていないのです。「英語での業務に自信はありますか?」
と言われて、「いやあ、あまり自信はないです」位のことは言ったと思いますが、
それだけで、「300 時間かけて勉強」などと言われたくはございません。
彼は英語の先生でもなんでもなく、単なるヘッドハンターですからね。
英語以外の部分では、それなりに有益な情報も得られたのですが、
英語に関する説教臭さがハナについて、その彼とは二度と会っていません。