コンビニなどのレジで、次のような光景を見かけることがあります。
「お買い上げ、1,953円になります」
千円札 2 枚を差し出す客。
「はい、2,000円、お預かり致します」
おつりを揃えている店員さん。えーと、本題とは関係ないですが、コンビニでもどこでも、
「2,000円からお預かり」と言う人だらけになってしまいました。私は「それは間違いだ!」
と声を大にして言いたいのです。
それはさておき、客はおつりを受け取る寸前になって、
「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」
こう来るわけです。
皆さんも、類似の光景を見かけたことがあるでしょう。その客の後ろに並んでいて、
急いでいる時など、かなりイライラしてしまうことでしょう。
その客も私も人間でありまして、時には、
ジャンボフランク 2 本を買うのを忘れそうになることだってありますよ。
それはいいんですよ。
カチンと来るのは、「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」というセリフを、
さも当然そうに言うことです。買い物カゴをレジ台の上に置くときに言うなら、
当然そうに言うのが普通ですが、おつりを受け取る寸前になって言うなら、
「あの、申し訳ないのですが、ジャンボフランク 2 本も追加で・・・」
くらいの物言いは出来んのかワレ、と思うのです。ついでに、もし後ろに並んでいる人がいるなら、
「どーもすいません」くらいは言えんのか、と。
「申し訳ない」とか「すみません」とかいう言葉の問題ではなく、
「すみません」の言葉はなくても、恐縮している様子なら、そんなに悪い感じではありませんが、
「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」というセリフが、
完全に居直っているように感じられて、極めて印象が良くないのですよ。
私には出来ない芸当でございます。小心者ですから、そういう時には恐縮してしまいます。
もかしたら、後ろに並んでいる人のことまでは気が回らないかもしれませんが、
それでも、絶対に恐縮してしまうはずです。当然のことのように振舞うことなんて出来ません。
言うまでもないことですが、このパターンはおばちゃんに多いです。
自分の世界でマイペースで生きてらっしゃいますからね。
コンビニの店員さんだって、あまり良い気はしないのでしょうが、そこは客商売、
イヤな顔ひとつせず、ジャンボフランク 2 本を袋にいれて、レジをピッピッとやって、
「2,268円になります」
この先も想像出来ますよね。おばちゃんの頭の中には、「ジャンボフランク 2 本を買うと、
既に払った 2,000 円をオーバーするかも」なんてことは微塵もありませんから、
ここでパニックになってしまうのです。どうしたらいいか、とっさには分からなくなるのです。
沈黙の数秒が過ぎて、レジ係のお嬢さんがしびれを切らして「あと 268 円です」と言うと、
ようやく我に返って、やっと財布を開けるのです。
ところが、さっきは素直に千円札 2 枚を出したくせに、
今度は小銭を探しておつりの無いように支払おうとするのです。
10 秒経過。
「あ、細かいのないわ。これで」
と差し出す一万円札。
ジャンボフランク 2 本で、後ろに並んでいる人は、ここまで不幸になれるのです。