2003年5月13日


ジャンボフランク 2 本


コンビニなどのレジで、次のような光景を見かけることがあります。

「お買い上げ、1,953円になります」

千円札 2 枚を差し出す客。

「はい、2,000円、お預かり致します」

おつりを揃えている店員さん。えーと、本題とは関係ないですが、コンビニでもどこでも、 「2,000円からお預かり」と言う人だらけになってしまいました。私は「それは間違いだ!」 と声を大にして言いたいのです。

それはさておき、客はおつりを受け取る寸前になって、

「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」

こう来るわけです。

皆さんも、類似の光景を見かけたことがあるでしょう。その客の後ろに並んでいて、 急いでいる時など、かなりイライラしてしまうことでしょう。

その客も私も人間でありまして、時には、 ジャンボフランク 2 本を買うのを忘れそうになることだってありますよ。 それはいいんですよ。

カチンと来るのは、「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」というセリフを、 さも当然そうに言うことです。買い物カゴをレジ台の上に置くときに言うなら、 当然そうに言うのが普通ですが、おつりを受け取る寸前になって言うなら、

「あの、申し訳ないのですが、ジャンボフランク 2 本も追加で・・・」

くらいの物言いは出来んのかワレ、と思うのです。ついでに、もし後ろに並んでいる人がいるなら、 「どーもすいません」くらいは言えんのか、と。

「申し訳ない」とか「すみません」とかいう言葉の問題ではなく、 「すみません」の言葉はなくても、恐縮している様子なら、そんなに悪い感じではありませんが、 「それと、えーと、あれ、ジャンボフランク 2 本ね」というセリフが、 完全に居直っているように感じられて、極めて印象が良くないのですよ。

私には出来ない芸当でございます。小心者ですから、そういう時には恐縮してしまいます。 もかしたら、後ろに並んでいる人のことまでは気が回らないかもしれませんが、 それでも、絶対に恐縮してしまうはずです。当然のことのように振舞うことなんて出来ません。

言うまでもないことですが、このパターンはおばちゃんに多いです。 自分の世界でマイペースで生きてらっしゃいますからね。

コンビニの店員さんだって、あまり良い気はしないのでしょうが、そこは客商売、 イヤな顔ひとつせず、ジャンボフランク 2 本を袋にいれて、レジをピッピッとやって、

「2,268円になります」

この先も想像出来ますよね。おばちゃんの頭の中には、「ジャンボフランク 2 本を買うと、 既に払った 2,000 円をオーバーするかも」なんてことは微塵もありませんから、 ここでパニックになってしまうのです。どうしたらいいか、とっさには分からなくなるのです。

沈黙の数秒が過ぎて、レジ係のお嬢さんがしびれを切らして「あと 268 円です」と言うと、 ようやく我に返って、やっと財布を開けるのです。

ところが、さっきは素直に千円札 2 枚を出したくせに、 今度は小銭を探しておつりの無いように支払おうとするのです。

10 秒経過。

「あ、細かいのないわ。これで」

と差し出す一万円札。

ジャンボフランク 2 本で、後ろに並んでいる人は、ここまで不幸になれるのです。




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