昨日書いた里香ちゃんの話の続きです。
続きというよりも、本当はこれから書く話を書きたかったのですが、
昨日は脱線してしまったのでした。
昨日の話の当時、里香ちゃんは新卒入社二年目の 24 歳。現在は入社三年目です。
彼女は同期の若者達の間では、目立って仕事が出来ます。私と仕事上の付き合いがある彼女の同期で、
私から見えている範囲だけで判断すると、里香ちゃんはダントツで一位です。真面目で熱心で明るく、
社内関連部門との交渉能力があり、本筋をはずさない方向性を持っていて、
仕事の相手として充分に信頼出来ると思っています。
もちろん、若さ故の経験不足から、熱心さが時には暴走気味になったり、
関連する部署間の調整に失敗したり、といったこともあります。でも、それは誰にでもあることで、
特に彼女の評価を下げるほどのことではないと思っています。
ただ、これは私の個人的な評価ですので、違う評価をする人もいることでしょう。
里香ちゃんは、バリバリのキャリアウーマン(死語?)という感じではなく、
綺麗で人当たりも良く、そして今時の若い子のノリを実年齢以上に備えているような、
そういう女性なのですが、かなり責任ある仕事をまかされていて、
彼女の部署での彼女への評価が高いことをうかがわせます。また、そういう仕事をしていますから、
他の部署でも彼女は目立つ存在です。おそらく同期の中では、
彼女が最も会社中に名前を知られているでしょう。
とまあ、私は彼女を高く評価しているのですが、私の周囲を見渡すと、
どうもちょっと様子が違うようなところもあります。
彼女が嫌われているわけではありません。彼女の仕事が低く評価されているわけではありません。
でも、しばしば悪口が聞こえて来るんですよ。彼女の仕事を細かく分けて、
その一つ一つを評価したら、そりゃあ非難されるべきことだって沢山あります。
悪口というのは、そういう部分について言っていて、
それはそれで局所的には妥当なものであることが多いのです。
ただ、全体的なところでのプラス面についてはほとんど何も言わず、
細部のマイナス面だけを取り上げているような、重箱の隅をつついているような、
そういう印象なのです。全体的なプラス面は知っていても口を閉ざしているようです。
大胆な推測をするなら、これはもしかしたら、「仕事が出来る女性に対する風当たりの強さ」
なのかもしれません。社風とかなんとかではなく、オトコとして、仕事が出来る女性に対して、
何かしら潔くない警戒心のようなものがあるのではないかと思うのです。
まして、彼女の部署以外では、彼女の部署と利害が完全に一致しませんから、
部署対部署の対立だってありうるわけで、その場に「仕事の出来る女性」が存在することに、
オトコは本能的に(?)面白くないものを感じているのかもしれない、と思うのでした。
その結果、重箱の隅をつついた悪口が聞かれるのかもしれません。
私は里香ちゃんのような仕事が出来る女性は好きです。言うまでも無く、
仕事が出来る出来ないと、性別はなんら関係のないことですから、
「仕事が出来る女性」という括り方すら、「女は仕事が出来なくて当たり前」的な香りがして、
ちょっとヘンテコなんですが、そういう意図ではありませんのでご容赦。
女性としての魅力を考えた時に、仕事が出来ることはプラスになる、という意味です。
もちろん、私にとっては、ですけど。自分だけ良い子になっているようですが、
そういう女性の仕事振りを認めることは、むしろ自分にとっても良い気分になれることです。
でも、それを素直に認めたくない人達もいるのが現実です。里香ちゃんに限った話ではなく、
これまでも度々、似たようなことを経験しましたので、私としては、
オトコの中には、個人的な心理として、仕事上での女性の台頭を喜ばない奴がいる、
というのはかなり確からしい事実だと思っています。
もっとも、そういう奴からしたら、私なんかは「女性に対する評価が甘いスケベおやじ」
になってしまうかもしれませんけど。最後の部分が当たっているだけに、
反論は難しいです。
実際、私は里香ちゃんが好きですから、彼女に対する評価が甘くなっていても不思議ではありません。
ただ、陰でボソボソと悪口を言うのだけは勘弁して欲しいのでした。
そういう話には付き合いたくないですし、好きな彼女が悪く言われるのはいい気分じゃないし。
で、彼女は彼女で、そういうことは薄々とは感じているようで、
彼女と二人で飲んだ時に出てくる仕事の悩みのうち半分位は、
オトコのやっかみに原因があるような気がしているのでした。