通勤電車に女性専用車両が導入されてしばらく経ちます。
私が毎日利用している路線でも、時間帯によって女性専用になる車両があります。
私は女性専用車両に乗り込んでしまった経験はありませんが、隣りの車両から見ていると、
時々いますね。おっさんが(若い男は比較的少ない)気付かずに乗り込んでしまうのでしょう。
大体は、次の駅でこちらの車両に移動してきます。
その時の様子を表わす言葉として最適なのは「ほうほうの体で」でしょう。
なんてことを語ろうと思ったわけでも、
女性専用車両の是非について語ろうと思ったわけでもありません。
女性専用となる時間帯以外は、その車両に乗ることもあるわけですが、
車両内にはその車両が女性専用になることを示すステッカーが貼ってあります。
どうせなら車両の外から見えるように貼っても良いと思うのですが、
外から見ても、その車両が女性専用かどうかは分かりません。
そのステッカーですが、「女性専用車両」と大きな字で書かれていて、
何時から何時までは云々かんぬんという注意事項も書いてあります。
で、さらに日本語が読めない人のために「WOMEN ONLY」とも書いてあります。
高校の英語の先生からは「woman の複数形の women は、『ウーメン』ではなく『ウィミン』
と発音する」と習いました。確かに辞書を引いても、women の発音をカタカナで表わすなら
『ウィミン』です。でも、日本人はあまり「ウィミン」とは言っていないようです。
私も「WOMEN ONLY」という表示を見ると、頭の中では「ウーメン・オンリー」になってしまいます。
で、その後で「いやいや、それは違う。『ウィミン・オンリー』が正しい発音なんだ」
と思い直すのです。でも、やっぱり「ウーメン・オンリー」からはなかなか離れられないのです。
頭の中で何かの音楽がループして、そこから逃れられなくなる現象は良く知られていますが、
電車に乗って「WOMEN ONLY」のステッカーを見ていると、頭の中で「ウーメン・オンリー」
がループしてしまうことがあります。「ウィミン・オンリー」がループすることはありません。
必ず「ウーメン・オンリー」なのです。間違った発音でループしてしまうのは悲しいことですが、
自分ではどうしようもありません。
「ウーメン・オンリー」がループすると、段々と米語っぽい発音に変化していきます。
例えば、「What time is it now?」を「ほゎっとたいむいずいっとなう」と発音しても、
ネイティブの方々にはなかなか通じませんが、「掘った芋いじるな」と発音すると、
見事に通じてしまいます。この「ほゎっとたいむいずいっとなう」から「掘った芋いじるな」
への変化のような現象が、「ウーメン・オンリー」のループによって引き起こされるのです。
私の脳内のことですから、批判されても困るのですが、「ウーメン・オンリー」が
「ウーメノリー」→「ウメノリー」→「ウメノリ」と変化して、最後には
漢字で「梅海苔」をイメージしてしまうのです。
「梅海苔」って何だ、と聞かれても困ります。私だって分かりません。
オニギリの中に梅干と海苔の佃煮を入れることなのか、
桃屋の江戸むらさきに梅味の新製品が出来たのか、そんなことはどうでも良いのですが、
「WOMEN ONLY」を「梅海苔」に変えてしまった自らの脳を、かなりいかがわしく思うのでありました。