インターネットでのコミュニケーションを見ていると、不思議なことに気が付きます。
不特定多数が見ている掲示板のような場において、発言者には明らかに幼児性が現れてくるのです。
幼児性と言っても、論理が稚拙であるとかいうことではなく
(もちろん、そういうこともありますが)、
私がここで言いたいのは言葉使いが幼児っぽくなることです。
もちろん、全員がそうではなく、そういう人が少なくない、ということです。
私の大嫌いな「カキコ」なんてのも幼児言葉みたいなものですし、
語尾を「〜でちゅ」なんてしてみたり、自分の名前の後に「ちゃん」とか「りん」
とか「ちん」とかを付けて、ウケ狙いでたまに使うならともかく、それを一人称代わりに乱発したり、
ヘンテコリンな略語だか崩し言葉だかを臆面もなく使ったり、
その他にも枚挙にいとまがありません。
おそらく、幼児化する人々も一対一のメールのやり取りでは、
幼児化度合いは低くなるのではないかと思うのですが、違うでしょうか?
メールでも幼児化はするのでしょうが、
掲示板などではその傾向が一層顕著なのではないかと思います。
根拠はあまりないんですけど、2ちゃんねるなんかを見ていると、
一部には幼児性丸出しの奴もいまして、「こいつら、一対一のメールでもこの調子なのか?」
と考えてみるに、やはり、その場に幼児化を加速する何かがあるんだろうな、
と思うわけです。
掲示板は一般に、一対一のメールよりも匿名性が高い場でしょう。
その匿名性の高さが幼児性を加速しているのか、それとも、
不特定多数に見られる発言だから、自分の身を守るために、免罪符的に幼児化してしまうのか、
それは定かではありません。おそらく両方の要素があると思われます。
WWW 以前のインターネットでは、ニューズ・グループで問題発言を繰り返す奴はいましたが
(論理は稚拙なことが度々)、幼児化傾向はあまり見られませんでした。
パソコン通信の世界は知りませんけど。
例えばアメリカなどでも、こういった幼児化現象は見られるんでしょうか?
ちょっとした疑問です。
インターネットではそうでなくともヘンテコリンな言葉や表現が飛び交うことが多いわけで、
そこにさらに幼児言葉がプラスされますと、はっきり言ってかなり見苦しく感じるのです。
いや、私が見苦しかろうと何だろうと、それはそれでどうでも良いのですが、
幼児言葉を使っている人には、「何でそんな言葉を使うのですか? 日常会話でも使いますか?
メールでも使いますか? 何か良いことがあるのですか?」と尋ねてみたいのです。
「自分で使いたくて使ってるんだから文句言われる筋合いはない」と言われたら、
確かにその通りです。どうぞ、勝手にお使いください、としか言えません。
とはいえ、彼または彼女にとって、幼児言葉を使うことには、
何かしらのメリットとか快感とかがあるから使っているのでしょうから、
その正体は知りたいのです。
掲示板なんかでは、年齢不詳の人物が集まっているようなものです。
そういう場であまりくだけた言葉を使うと、年長者に失礼があってはいけません。
でも、あまりに堅苦しいのも雰囲気が良くないです。
で、謙譲の美徳として、自らを幼児化せしめる・・・・・
なんてことではないでしょう。不思議なことです。