OL のA子さんとキャバ嬢のB子さんがいたとしましょう。
高樹はA子さんとは友達の友達という関係で、B子さんとは彼女の店で知り合ったとしましょう。
さて、A子さんとB子さんでは、口説きが成功する確率はどちらが高いでしょうか?
A子さんにはカレシがいるけど、B子さんはカレシと別れて半年、
などという特別な事情は考えず、一般的に考えたらどうでしょう?
言うまでもなく、A子さんの方が成功率は格段に高いです。私の経験則によると、
その差は 10 倍ではききません。おそらく 100 倍に近いのではないかと思われます。
実際は、A子さんの確率が高いというよりも、B子さんの確率が低い、というべきでしょう。
キャバ嬢さんを口説き落とすのは極めて難しいのです。
まあ、これはよく言われることではあります。実際、水商売の女性を口説くのは難しいのです。
水商売の女性は数々の男を見ていますから、男の手の内を熟知しています。
これを難しさの理由として考えることもできますが、
それはさほど大きな要因ではないと思っています。
キャバ嬢のB子さんにとっては高樹は「お客さん」です。これがいけません。「お客さん」
待遇から抜け出して、「男」として見てもらわないと、口説きが成功するはずもないのですが、
これが極めて難しいのです。どんなに店に通っても「良いお客さん」とか
「特別なお客さん」にはなれても、なかなか「男」にはなれないのです。
もちろん、相手がキャバ嬢さんでも、店で知り合ったのではなく、
最初からプライベートで知り合ったのなら、上記が当てはまらないことは言うまでもありません。
さて、キャバ嬢さんの恋愛関係を見てみると、お客さんと付き合うキャバ嬢さんもいますし、
お客さんと結婚するキャバ嬢さんもいます。そういう話は珍しくありません。で、
珍しくないからこそ、お客は勘違いしてしまうのです。「俺にもチャンスがあるかも」と。
「珍しくない」というのは、「キャバ嬢さんを 10 人集めたら、一人や二人は、
お客と付き合ったことのあるキャバ嬢さんがいる」というような意味です。
決して、「お客を 10 人集めたら、一人や二人は、キャバ嬢さんとやったお客がいる」
ではないのです。そうではないことは分かっているのでしょうが、「珍しくない」
→「俺もやれるかも」という連想になってしまうのです。
仮にB子さんがお客と付き合うとしても、そのお客は 100 人のうちの一人なのです。
多数のお客の中から、彼女が選んだ一人ということなのです。ここが重要なところです。
お客は自分だけじゃないのです。ライバルは無数にいるのです。
なかなか「お客さん」から抜け出せないという状況で、しかも、無数のライバルがいるのですから、
これはもう、口説きが成功する確率が極めて低いのは当然なのです。「俺にもチャンスがあるかも」
は間違いではありません。「俺にも(宝くじ的確率で)チャンスがあるかも」ということです。
男がキャバクラに行くモチベーションのひとつが「俺にもチャンスがあるかも」
であることは間違いありません。女の子のお世辞を真に受けるような勘違いはしなくても、
「俺にもチャンスがあるかも」という勘違いはしてしまうのです。
私はここでこんなことを偉そうに書いてますが、こういう私でもキャバクラには行くわけです。
何ででしょう?
キャバ嬢さんとやれるとかやれないとかは、どうでもいいのです。
綺麗なおねえさんと楽しいノリで会話ができて、美味しいお酒が飲めれば、それで良いのです。
すみません。きっぱりと嘘です。
言うならば、世界最高峰を目指す登山家の心境でしょうか。
すみません。ええかっこしすぎです。キャバ嬢さんを世界最高峰に例えるのもキモイです。
まあ、宝くじを買う心境に近いんでしょうね、きっと。