2004年2月18日


くしゃみの作法を考える 


今年は杉花粉の飛散量が少ないらしく、私には何の症状も現われていません。 例年ですと、さほどひどいわけではありませんが、それなりにくしゃみや鼻水に悩まされるのですが、 今年はいたって快調快調。

さて、人前でくしゃみをしてしまう時には、手で口と鼻を押さえるのが礼儀というものです。 より万全を期するなら、両手で口と鼻を押さえるのが良いでしょう。 そして、両手が空いている状況なら、実際にそうしている人も多いことでしょう。

それはそれで正しいことではあるのですが、問題がないわけでもありません。

くしゃみは基本的に飛散物を伴います。ほとんど目に見えないような微小な飛散物のこともあれば、 それなりのカタマリだったりもします。そして、飛散物の程度はなかなか予測出来ません。

ですから、両手で口と鼻を押さえてくしゃみをした場合、ほとんど被害がないこともありますが、 それなりのカタマリが両手の平に付着してしまうこともありうるのです。

手元にティッシュ・ボックスがある場合は良いのです。そういう時には、くしゃみの前に、 ティッシュを取って、それを口と鼻にあてることも出来ますし、手の平が汚れた時でも、 素早く問題なく対応可能です。

例えば電車の中でのことで、ポケット・ティッシュがバッグの中にあったり、 コートの下に着ている上着のポケットにあったり、という状況で、 両手の平が汚れてしまうと、なかなかに情けない状況になります。 大げさに言うと、一瞬、頭の中が真っ白になってしまいます。軽いパニックです。

バッグやコートを汚さないように、指先だけをちまちま使ってポケット・ティッシュを取り出します。 そして、そのポケット・ティッシュが未開封だと、さらに苦労を重ねることになります。 情けなや情けなや。

周囲の乗客達は、自分の身にも覚えがありますから、その人の置かれた状況は理解できます。 でも、自分のポケットからティッシュを取り出して、「はい、これ」 と一枚渡してあげるようなことも出来ません。仕方がないから見て見ぬ振りしかないのです。

ということで、くしゃみをするときは片手で口と鼻を押さえる、 というやりかたにも合理的な部分もあるのです。

因みに、右のポケットにポケット・ティッシュが入っているにも係わらず、 右手で押さえたりしたら何の意味もありません。汚れた右手使わずに、 さりげなく左手で右のポケットを探っているのは、 かなーりさりげなくないです。




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