「高樹さん、すみません。ちょっと相談したいことがあるんですけど・・・」
なんてストレートに来るとは限らないのですが、悩み事相談を持ちかけられることが時々あります。
ここの読者の女性からの、セックスのお悩み相談も時々ありますが、そういう話ではなく、
会社でのことです。もちろん、女性社員から持ちかけられる話のことです。
男からも相談がないわけじゃないですが、それはどーでもいいので。
いや、女性社員からのセックスお悩み相談ではないですよ。会社生活に係わることです。
その女性社員は私の部下ではありません。仕事上の関係はありますが、
ちょっと離れた部署の女性であることが多いです。つまり、彼女からすると、
直属の上司には相談しにくいことが多いのです。
そういう状況だと、私の席やどこかの会議室で話を聞くわけにはいきません。
彼女が私の部下ならば、二人で話し込んでいても不思議ではありませんが、
二人で話し込むような関係でない場合、それを誰かに目撃されると、
「○○さんと高樹は二人で何を話しているんだ・・・?」ということにもなりますし、
誰かに内容を聞かれたら、もっとまずいことになるからです。
必然的に、「じゃあ、どこかで食事でもしながら・・・」ということになります。
その場を誰かに目撃されると、それはそれでまずいかもしれませんが、
会社の近くで食事しなければ、目撃される確率は随分と減りますから。
で、話を聞いてみると、彼女の上司のせいで仕事が上手くいかないという話だったり、
今の仕事にやりがいがないという話だったり、上司や同僚にセクハラされているという話だったり、
ストーカーっぽく付きまとわれてる話だったり。
私としては、充分にお役に立てるかどうかはともかく、私の立場で出来るかぎりのアドバイスはします。
彼女が何故高樹に相談しようと思ったのか、そして、高樹に相談したのが正解だったのか、
それは置いときましょう。
困ることがあるんですよ。女性に頼られるのは悪い気はしませんから、
相談事を持ちかけられるのはむしろウェルカムです。悩みを聞きながら食事したとしても、
話は悩みだけではなく、あれこれと楽しい話もしますし。でも、ちょっと困ることもあるのです。
世の中、悩み事相談がきっかっけで出来てしまうカップルは珍しくありません。
悩み事相談には男女を仲良くさせてしまう効果があるのでしょう。
相手の女性がどう感じているかはともかく、相談事を聞いていると、
高樹としては、ちょっと良からぬ気持ちになってしまうのです。
保護欲と性欲はお互いに重なり合う部分が大きいのかもしれません。
そうすると、高樹の心の中では葛藤が始まります。「いけ!」とけしかける高樹と、
「どうどう」となだめる高樹。もちろん、「どうどう」が勝つんですけどね。
相手が社員でなければ「いけ!」が勝つような場面でも、
やはり社員の場合は慎重にならざるをえません。
義理チョコを本気だと勘違いしてしまうのがかっこ悪いのと同様、
単なる悩み事相談に乗じて口説いてしまうのもかっこ悪いです。
もしかしたら、女性側の気持ちとしたら、「いけ!」が正解である場合もあるのかもしれませんが、
さすがに社員相手に玉砕するのはいけませんから、そうそう簡単に「いけ!」には従えないのです。
もし万一、女性社員から「来て!」のサインが明確に出されたら
(男から見て明確であることが大切です)、その時はガツガツすることなく
(正確に言うとガツガツを隠して)、オトナの判断をすることになるでしょう。
オトナの判断の内容については明言を避けますけどね。
「来て!」のサインの可能性は極めて低いと知りつつも、悩み事相談が来るたびに、
何も話を聞かないうちから、あれこれと期待したり、あまり期待しすぎちゃいけないと思ったり。
男ってそんなものです。