民放の朝の情報番組を見ていますと、ほとんど例外なく、「今日の占い」コーナーがあります。
星座別に今日の運勢を教えてくれるのです。6:58 位からどのチャンネルでもやってます。
オリジナリティのカケラもありません。
私はそれを見ているわけではありませんよ。チャンネルを変えている途中で目に付いているだけです。
それにしても、朝っぱらから「今日の愛情運は最低です」なんて言われるのは、
いかがなものかと思うのですが、各局とも占いコーナーを設けているということは、
それなりに需要があるということなんでしょう。「今日のラッキーカラーは黄色」なんて言われると、
黄色い服を選んで着ていく人もいるんでしょうか?
ところで、「今日の占い」はいつ占っているのでしょうか?
朝早い時間帯での放送ですから、その製作は前日までには終了していると思われます。
少なくとも、占いの結果は前日までには出ていて、映像化の作業がその後に来るのでしょう。
つまり、「今日の占い」は「昨日」占っていることになります。週刊誌などに載っている占いも、
「今週の運勢」を「今週」ではなく「先週」かそれ以前に占っていることになります。
つまり、ある時点での運勢は、それ以前に占うことが可能だということです。
まあ、当たり前といえば当たり前です。事前に分からなければ、占いの意味がありませんからね。
ということは、占うための時間を無視すれば、原理的には、今後 10 年間分の「今日の占い」
を今すぐ作ることも可能なわけです。100 年分でも 1000 年分でも可能です。天体の動きは、
10 年後でも 100 年後でも、全てまるっとすりっとお見通しなわけですから。
そもそも、星占いというのものが、日替わり定食みたいに、
一日の単位で有意な差を導き出せるものかどうかは知りません。でも、実態としてはそうなっています。
仮に一日単位で有意な占いが出来るとしても、上にも書いたように、
原理的にはずっと未来の分まで一括占いが可能なはずです。
にもかかわらず、世の中に存在している占いの多くは、そこんとこを小出しにしているわけです。
何故、小出しにするのでしょう?
なあんて、疑問文だけで一段落にするほどの疑問じゃありませんのことですね。
自明であります。
まあ、それはそれとして、民放各局一斉に「今日の占い」をやっている時間帯があるということは、
かなり気持ち悪いことだと思うのでした。