例えば私が女性からファンメールを頂いたとしましょう。
「初めまして、あゆみと申します。29 歳の主婦です」
こう書いてあるのと、
「初めまして、あゆみと申します。29 歳の人妻です」
こう書いてあるのとでは、不思議なことに嬉しさが何倍も違います。もちろん、
「人妻」の方が嬉しいのです。ついでに言うなら、
「初めまして、あゆみと申します。29 歳の OL です」
これよりも「人妻」のほうが嬉しいかもしれません。
でも、その理由は、私が OL さんよりも既婚女性を好むからという訳ではないのです。実際、
私は既婚女性を特に好んだりはしていません。昔、「高樹は人妻好き」
などと言われたことがありましたが、非常に心外なことです。「高樹は女好き」
なら反論しません。既婚であろうと未婚であろうと、魅力的な人は魅力的なのです。
自己紹介で「主婦」と名乗るのと「人妻」と名乗るのでは、実態としての差はなくとも、
本人の心理状態は違うのではないかと思います。また、受け取る側のイメージは明らかに違います。
「主婦」と名乗った場合、「私はオンナではありませーん」的なイメージを受けます。あるいは、
「口説いちゃダメ」と防衛線を張られているような感じです。
一方、「人妻」と名乗った場合は、「私、オンナよ」とか、あるいは、
「ちょっと口説かれたいかも」「あら、だめよ、そんな、およしになって、ああ」
といった感じのイメージです。
ということで、「人妻」と名乗られた方が嬉しいわけです。
「OL」の場合は、特にそういうイメージはありませんね。だから、
「人妻」の方が嬉しいのです。ただ、「エッチな OL」と言われたら、形勢逆転です。
「エッチな OL」と「エッチな人妻」だと微妙な判定です。
この場合、「エッチな」によって「OL」と「人妻」の差がぶっとんでしまうわけです。
まあ、こんなことは男側の勝手な期待とか思い込みなんでしょうが、
「人妻」とか「エッチな」と自称する場合には、女性の側にも何らかの思いはあるような気がします。
その思いの正体は、男にとっては永遠の謎かもしれません。