仮定の話です。妄想と言ってもらっても結構です。
ネットで知り合ったハンドル名「ペルシャ」さん(♀)と高樹がデートしたとしましょう。
魔法の妖精みたいな名前の「ペルシャ」さんですが、それはそれは素敵なお嬢さんで、
高樹は有頂天になってしまいました。幸いにして、二人の会話は弾み、
とても楽しい時間が過ぎて行きました。
夜景の綺麗なバーでカクテルグラスを合わせる頃になると、高樹は「なんとかしてなんとかしたい」
などと不埒で当然のことを考えるようになります。
というような状況でのお話です。
「ところで、何と呼べばいいんだ? 人前で『ペルシャ』とも呼べないし」
「そうねぇ、本名は梨絵って言うんだけど、『ペルシャ』でもいいわよ」
「『ペルシャ』だと、呼ぶほうも呼ばれるほうも恥ずかしいと思うんだけど・・・・」
「そりゃ、人ごみの中で遠くから大声で『ぺるしゃーーー』なんて呼ばれたら、恥ずかしいけど、
こういうところでなら、誰も聞いているわけじゃないから、そんなに恥ずかしくないかな」
「『梨絵』って呼ぶのはなし?」
「そんなことないよ。『梨絵』でもいいけど、別の意味でちょっと恥ずかしい。だって、
『ペルシャ』って、人に呼ばれるとかなり恥ずかしいハンドルだけど、最初のメールからずっと
『ペルシャ』だったから、私が『高樹さん』と呼ぶのと一緒で、『ペルシャ』のほうが落ち着く感じ。
高樹さんだって、私に本名で呼ばれたら恥ずかしいでしょ?」
「うん、そりゃまあ、ちょっと恥ずかしいわな」
「ね、そうでしょ」
「確かに、ここでこうやって話してるのなら、『ペルシャ』でもまあいいかな、って思うけど、
もし二人でベッドに入ってラブラブな状況だとしたら、それでも『ペルシャ』がいいのか?」
「うわー、それは辛いわね。さすがにそういう時は本名がいいわ」
「分かった。そういう時には『梨絵』と呼ぶことにするよ。ところで、早速『梨絵』
って呼びたくなったんだけど・・・」
そして二人は・・・・
なあんてことを考えてしまうからといって、私が今現在、「ペルシャ」さん、
あるいは類似の名前の方とデートの約束を取り付けようとしている、なんてことはございません。
もちろん、過去においてこのようなことがあった訳でもありません。
単なる妄想なのです。
冷静に考えると、かなりアホらしい妄想ではありますが、こういうのはイメージ・
トレーニングとも考えられます。あまり暴走しない範囲で妄想するのも、
いざというときにスラスラと口説けることに繋がるわけでして、妄想とはいえ、
決してバカにしたものでもないでしょう。
と、自分を正当化しているのでありました。
いや、まあ、あの、上に書いたパターンがどの程度のものなのかは、
じぇんじぇん分からないのですけどね。