過去を振り返って数えて見ると、私はこれまで、二輪車を 6 台、
四輪車を 8 台乗り継いで来た事になります。ここ 10 年以上、二輪車には乗ってないのですが、
いつかまた復活したいと思ってます。ハーレーおやじには絶対になりませんけど。
それはともかく、私は基本的にノーマル主義です。つまり、二輪にしろ四輪にしろ、
改造はせず工場出荷の状態そのままで乗る、ということです。
マフラー交換とかホイールのインチアップとか ROM チューニングとかエアロパーツ装着とか、
そういったことは一切やったことがありません。
基本的に、改造用のパーツは信用していないのですよ。例外はあるにせよ、
改造用パーツの装着によって、きっとどこかでバランスが崩れてしまうと思うのです。
改造によって、機能、性能の向上を果たそうとしているとしても、
実際はその目的が果たされていないのがほとんどでしょうね。
ケツの穴おっぴろげマフラーを装着しているクルマは少なくありませんが、
ズボボボボ・・・とうるさいだけで、低速トルクはスカスカ、吹け上がりもザラザラ、
なんてのがほとんどですね。ごく一部の非常用域では、
ノーマルよりも優れた部分があるのかもしれませんけど、それと常用域のひどさとのバランスを考えると、
乗用車としては、私にはとても価値のあるものとは思えません。
大体、マフラー交換だけでどうにかしよう、ってのが甘いですね。
吸気系からカム・プロフィール、燃料噴射システム、点火制御システム、燃焼室形状、
ピストン、リング、コンロッド、などなどなど全てに対して、百万単位でお金をかけるならいざしらず、
メーカーのエンジニアがテストにテストを重ねて世に出したものに対して、
ちょちょいのちょいのマフラー交換で、より良いものに出来る可能性なんて、
ほとんどゼロに近いと思うのですよ。
まあ、「良い」の基準によっては出来るかもしれません。「ズボボボボ・・・」という音がするのが
「良い」で、低速トルクにも燃費にも目を瞑るのであれば、それはどうぞご自由に、です。
バーカと思いますけどね。
改造に何十万もあるいは 100 万以上もかける人がいますが、私にはまったく理解できません。
その予算をクルマに使うとしたら、それを車両本体価格に回して、
より上位のグレードや車種を買うことを考えますね。もちろん、
上位グレードや上位車種により欲しいものがあれば、ですけど。
断言してしまいますけど、改造パーツを装着する人は、なにやら薀蓄を垂れたりしますが、
そんなのはどうでもよくて、要するにメカが好きで、何かしたいんですよ。工場出荷状態のクルマは、
自分の意思が反映されていないし、みんなと同じだからからつまんないのです。
「低速トルクは多少低下するが、高回転域の伸びが改善される」
なんていう言い訳モードの理由をつけてたりしますが、要するに、
マフラー交換みたいなことをしたいだけです。改造の理由は後付けです。
「〜〜だから〜〜になるように改造したい」ではなく、最初に「何か改造したい」なんです。
で、改造の正当化のためにあれこれ薀蓄めいたことを雑誌などで探してくるわけです。
そして、基本的には彼等は自分の行った改造を成功であると認識します。ノーマルの状態からの変化を、
良いこととして認識します。「良い」「悪い」を判断する基準がしっかりとあって、
それに従って評価しているわけではありません。自分でお金を払って改造したのですから、
結果は「良い」に決まっているのです。よほどひどい結果にならない限りは、
彼等は改造に自己満足します。
そもそもがマスターベーションですから、自己満足するのは間違っていません。
マスターベーションですら満足が得られないのなら、こんなに不幸なことはありませんからね。