2005年1月27日


クリックされてください 


「高樹 洸 名言集:男だもの」、またまた更新しました。


どこかの企業の Web サイトを見ていた時のことです。 メール・マガジンの購読申し込みだったか何だったか忘れましたが、そのためには、 何かの情報を記入して「送信」と書いてあるボタンを押すようになってました。

まあ、どこにでもよくあるタイプの Web ページです。

ただし、そこに書いてあったことは「よくある」ではありませんでした。そこには、 「〜〜を入力し、送信ボタンをクリックされてください」と書いてあったのでした。

「クリックされる」んですか???

尊敬語としての「○○される」を知らないわけじゃないですが、さすがに「クリックされてください」 はいかがなものかと思うんですが、どうでしょ?

どこぞのクラブのママが「おビール」と言うのもヘンな感じがしますが、「クリックされてください」 はもっとヘンな感じですよ。実際、それを読んだ時は「ぶふっ」と吹き出してしまいました。

受身の「される」と混同しやすいこと、「クリック」と「される」とのアンバランス感、 敬語の過剰感があわさって、このヘンな感じになっているんだと思います。 文法語法的にどうなのかは別にして、ヘンな感じは否めません。でも、 それを書いた人はヘンな感じじゃなかったんでしょうね。

前にも書いたと思うのですが、Web の広まりとともに、 我々はいわゆるプロが書いてプロが校正した文章ではない、 相対的に未熟な文章を目にする機会が増えているわけです。

そうすると、単なるタイプ・ミスではない、漢字の間違い、 用法の間違いなどを目にすることも増えると思われます。

日本語の乱れというのは、昔からずっと言われていることなんでしょうし、 一概に「間違い」と決め付けられないものもあるんでしょうが、 Web によって、あるいは携帯メールによっても、「乱れ」はより助長、 加速されていくんじゃないかと思ってます。

「雰囲気」が「ふいんき」になる日も遠くはないのかもしれないですね。嗚呼。




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