「高樹 洸 名言集:男だもの」、またまた更新しました。
どこかの企業の Web サイトを見ていた時のことです。
メール・マガジンの購読申し込みだったか何だったか忘れましたが、そのためには、
何かの情報を記入して「送信」と書いてあるボタンを押すようになってました。
まあ、どこにでもよくあるタイプの Web ページです。
ただし、そこに書いてあったことは「よくある」ではありませんでした。そこには、
「〜〜を入力し、送信ボタンをクリックされてください」と書いてあったのでした。
「クリックされる」んですか???
尊敬語としての「○○される」を知らないわけじゃないですが、さすがに「クリックされてください」
はいかがなものかと思うんですが、どうでしょ?
どこぞのクラブのママが「おビール」と言うのもヘンな感じがしますが、「クリックされてください」
はもっとヘンな感じですよ。実際、それを読んだ時は「ぶふっ」と吹き出してしまいました。
受身の「される」と混同しやすいこと、「クリック」と「される」とのアンバランス感、
敬語の過剰感があわさって、このヘンな感じになっているんだと思います。
文法語法的にどうなのかは別にして、ヘンな感じは否めません。でも、
それを書いた人はヘンな感じじゃなかったんでしょうね。
前にも書いたと思うのですが、Web の広まりとともに、
我々はいわゆるプロが書いてプロが校正した文章ではない、
相対的に未熟な文章を目にする機会が増えているわけです。
そうすると、単なるタイプ・ミスではない、漢字の間違い、
用法の間違いなどを目にすることも増えると思われます。
日本語の乱れというのは、昔からずっと言われていることなんでしょうし、
一概に「間違い」と決め付けられないものもあるんでしょうが、
Web によって、あるいは携帯メールによっても、「乱れ」はより助長、
加速されていくんじゃないかと思ってます。
「雰囲気」が「ふいんき」になる日も遠くはないのかもしれないですね。嗚呼。