巷を騒がせている NHK のあれこれ問題、顧問就任→辞退の恥ずかしい顛末や、
朝日新聞との抗争もあって、まだまだこれから盛り上がりそうな気配です。
タイトルの「NHK 対策」というのは、受信料を払わないための対策というわけではありません。
見ない権利を認めない受信料という制度には納得できないものを感じますが、
そういう話ではありません。
NHK は公共放送という観点から、特定の企業のコマーシャルになるようなことは放送しません。
その基本方針に文句はありませんが、野球の球団名の「ヤクルト」は良くて、
「キリンチャレンジカップ」がダメというのは、基準がよく分からないのです。
ニュース番組や情報番組で、最近のトレンドや最新の技術を紹介することがありますが、
その際に企業名を一切出さないのもあまり感じのよいものではありません。
自分からその企業に取材を申し込んでおいて、「家電メーカー開発部長 名無権兵衛さん」
などとテロップを入れるのは、はっきり言って失礼です。どうしても特定の企業名を出したくないなら、
特定の企業に依存しない作りにするか、そのような内容の番組は作らなければ良いだけのことなのに、
インタビューや製品紹介はしても、企業名を出さないというのは、
NHK の親方日の丸体質を象徴しているかのような印象です。「取材して放送してあげる」的なノリです。
そのくせ、プロジェクト X みたいな番組もあるし。全くわけがわかりません。
さて、このような NHK ですが、例えば私が「新星電子工業株式会社」の開発部長で、
NHK から取材を受けることになったとしましょう。「新星電子工業株式会社」
はもちろん架空の企業です。取材対象は新星電子で新しく開発した半導体です。
当然、番組内では「新星電子工業株式会社」の名前は出ないことでしょう。
私は「半導体メーカー 開発部長 高樹 洸さん」などと紹介されます。失礼です。
そういう事態を苦々しく思う私は、取材の前に対策を講じます。名刺を新しく作るのです。
新星電子工業株式会社
開発部 部長
高樹 新星 洸
こんな風に。「新星」はミドルネームです。もちろん、取材に来た人には
「たかぎ しんせい あきらです」と自己紹介します。きっと「この新星って何ですか?」
などと質問されると思いますが、「ミドルネームです」と言い張ります。
「どうしてそんなミドルネームなんですか?」と尋ねられたら
「プライバシーに関してはお答えできません」ですね。
当然、「名前は正確に紹介して下さいよ」と要求します。「いや、それはちょっと・・・」
と言われたら、「企業名を出さないのはともかく、名前すら紹介出来ないのなら、
この取材は受けられませんのでお引取り下さい」とゴネます。もちろん、
服装は新星電子のロゴがでかでかとプリントされた T シャツです。
顔にロゴをペイントしてもいいですね。
さあ、どうする NHK ?
考えてみたら、ミドルネームなんていうややこしいことをしなくても、例えば私が
「高樹電器工業」の社長だったとしたら、名前が紹介されると、
自動的に企業名が紹介されることになるわけです。そういう場合はどうするんでしょ?
社長の名前が入った企業が得をする、ってことなんでしょうか? それとも、
名前に企業名の一部が入っている場合には、社長の名前を出さないといった規定でもあるんでしょうか?
どう考えても、合理的で公正な基準が見出せないのでございます。