あなたが既婚の男性ならば、これから私が書くことに、
同意して頂ける可能性が高いのではないかと思います。
ある朝、あなたはちょっと寝坊をしてしまいました。会社に遅刻するかどうかギリギリのところです。
朝飯もほどほどに、大の出がいまいちだけど、あまり時間もかけられないのでとりあえずは妥協して、
歯磨き時間も短めで、髪のセットも適当に、ネクタイは一番取りやすいところにあるものを・・・、
なんて感じです。
あなたはとても集中しています。男脳の特徴なのかもしれませんが、
一連の仕度作業にかなり高い集中力をもって臨んでいるのです。
この集中力が仕事でも・・・などと考えてはいけません。今はそれどころじゃないのです。
そんな時、必ずと言ってよいほど邪魔が入ります。奥様です。
もちろん、奥様には邪魔をしようなんて気は全然ありません。むしろ、
遅刻しそうでバタバタしているあなたを手伝ってあげたいと思っているのかもしれません。
そうかもしれませんが、あなたにとっては「邪魔」なのです。奥様から、
「そのネクタイ、一昨日もしてたわよ」
などという一言が発せられるのです。明らかに善意の一言です。善意なんですが、邪魔なのです。
遅刻するかどうかの時には、ネクタイなんて何でも良いのです。
別のネクタイに取り替えてる時間も惜しいのです。そんな時に、何で「そのネクタイ、
一昨日もしてたわよ」なんてことを言うんでしょうか?
あなたはそんなことを思いますが、いちいち文句を言うのも時間がもったいないし、
身支度の流れを途中で変えることはしたくないので、「あ、うん」などと適当に流してます。
ネクタイの柄よりも、一連の身支度を完了させて、早く家を出ることが重要なのです。
そんなあなたの気持ちを知ってか知らずか、奥様は「これにしなさいよ」などと言って、
別のネクタイを持ってきます。あなたは心ならずも語気が荒くなってしまい、
「これでいいんだよ!」などと言ってしまいます。
奥様は「せっかく持ってきたのに・・・」などとブツブツ言ってますが、
もうあなたの頭には入って来ません。因みに、別のネクタイをバッグの中に入れておいて、
身支度が終わった後で、「別の入れといたから、会社で換えて」と言うのは○です。
邪魔ではありません。
さて、仕度完了です。ネクタイの件で邪魔が入ったため、どうも何か忘れているような、
気のせいのような微妙な感じですが、もう時間がありません。
で、「行ってきます」と家を出てしばらく歩くと、あなたは携帯電話を忘れたことに気付くのです。
そのまま携帯を持たずに会社に行くのか、自宅に携帯を取りに戻るのかは置いといて、
あなたは理不尽にも奥様を恨んでしまいます。「あの時、ネクタイのことで話しかけられなければ、
携帯を忘れることなどなかったはず。いつもの流れを乱されたから、忘れてしまったんだ」と。
一連の身支度の流れを乱されるのはかなり不快なのです。
いつもの流れできちんと身支度できるのですが、それが乱されると、不快なだけではなく、
何か忘れてしまうものなのです。
一方、普段、時間に余裕を持って仕度している時には、つまり、
集中力が低い状態で仕度している時には、奥様は特に何も言って来ません。
テンパっている時に限って、邪魔をするのです。それも、どうでもいいことを言って。
余裕があるときには、何か言われても余裕を持って対処できるため、
何か言われたことが印象に残っていない、という面もあるにせよ、明らかに奥様は、
テンパっている時に、善意の一言だけど実質は邪魔になる一言をかける傾向があるように思えます。
朝の身支度を例に取りましたが、新聞でもテレビでもゲームでも、男が何かに集中していると、
女性は邪魔をするものです。女性にとっては理不尽かもしれませんが、
男にとっては「邪魔」と感じるのです。
おそらく、女性は相手の男が自分以外のものに集中していることが不愉快なんでしょう。
男にとっては「邪魔」ですが、本人としてはさりげない自己アピールなのでしょうね。
男にとって、集中することは大層な意味は持ちません。CM に見なれない美女が出てきた瞬間、
その数秒間は集中したりします。大したことじゃないのです。でも、女性にとっては、
それだけの集中力を発揮することは特別な意味を持つように思えるのかもしれません。
男が CM 美女に集中している数秒間を見逃しません。「今度の日曜はどこかに出かけない?」
などと話しかけて、「この美女はだれだろう?」などと思っている男の邪魔をするのです。
男同士なら、集中についての相互理解が成立していますから、
集中しているタイミングで話しかけることは少ないのです。
話しかけるタイミングはおよそ分かるものですし、話しかけて反応が悪ければ出直します。
女性の場合は、本能的に男の集中を邪魔しているんじゃないかと思われます。
私がお願いしてどうなるものでもありませんが、しょうもない集中なんですから、
放っておいていただければと思います。
因みに、身支度などのようなパターンで集中しているときに邪魔すると、
本当に失敗確率が高くなってしまいますので、助力を要請されたならともかく、
そうでない時には、基本的には黙って見ているというのが、
男にとっては望ましいし、良い結果につながる対応なんですよね。