恋愛相談というほど改まったものではなくても、あれこれと話をしているうちに、
いつのまにか恋愛の悩みにアドバイスしていたりすることもあります。
その相手が男ってことは、何故か少ないですね。ほとんどが女性です。
最近も、そういうことが二件ありました。個別の事情をここで書くわけにはまいりませんが、
まずくない範囲で、そのお話をしてみたいと思います。
男女が一対一の関係であるならば、相対的に状況は単純ですが、複数の男女が絡んでいると、
人間関係が複雑になり、悩みも深まるわけです。単に「彼をこっちに向かせるには、
どうしたらいい?」だけではなく、他の登場人物との関係にも配慮しなければならなくなるからです。
最近あった二件の話に共通しているのは、当事者である女性に対して、男が複数登場することです。
で、女性の側としては、一人の男に絞って他の男を排除する、という気がない、あるいは排除できない、
という点も共通です。
そりゃあまあ、一人に絞れればそれに越したことはないと思いますし、それを推奨したのですが、
色々あって、一人に絞るという選択はないそうで。
で、次善の策として私が言ったのは、誤解を恐れずに言うならば、二股のススメ、
ということになります。
しゃあないですよ、これは。一人に絞れないし、まして全員をあきらめる気もないんですから。
で、私の提案の中身は、二股するなら、どういう風にするのが良いか、みたいな話です。
二股であることを正直に言うべき人、絶対にバレてはまずい人、がいますから、
二股は二股でも、その中で最大限に誠意のある二股を、という考え方です。誰々には正直に言うこと、
誰々にはバレないように、こんなパターンでデートすること、みたいなアドバイスをしました。
「二股という時点で、根本的に間違っている」という指摘には、「はあ、そうですね」
としか言えないのですが、まあ、しゃあないですよ、ほんと。
で、一人に絞れないという張本人でありながら、私が堂々と二股のススメや注意事項をあれこれ語ると、
どうやら目からウロコだったようです。「そういうのってありなんだ・・・」だそうです。
「そういうの」ってのは、男に対して二股を正直に告げることです。
状況によっては「あり」ですね。
例えば、カレシがいるのに、ちょっとしたはずみで別の男と深い関係になってしまったとしましょう。
で、その男は嫌いじゃないし、セックスの相性がとてもいいし、でも、
カレシと別れたいわけじゃないし、という状況です。そういう時、はずみの男に対して、
「私はカレシがいるけど、あなたとのセックスはとても良かったから、
カレシには内緒でセックスフレンドとして付き合わない?」と言うのは、
はっきり言って「あり」です。
もちろん、一夜の過ちは封印して、カレシ一筋に戻るのがより良いに決まってますが、
それが出来ないという前提で考えるなら、むしろ、はずみの男には正直に言うべきでしょうね。
それを受け入れられない男なら、仕方ありませんからあきらめましょう。
カレシにもはずみの男にも二股を内緒にして付き合うのは、
二股としてはあまり良いやり方ではありませんね。片方の協力が得られないと、
リスクが二倍になってしまいます。
というように、どちらかの男に対して、二股前提のお付き合いを言い出す、ということが
「あり」だとは思っていなかったようで、とても意外な顔をされたというわけです。
なんだか自分がアクマ的なアドバイスをしたような気分ですが、
一応は感謝されているので、よしとしましょう。
で、最後のオチなんですけど、これまでは話を分かりやすくするために「二股」と書いてきましたが、
実際は、両方の話とも「三股」なんです。念のために言っときますが、三人目の男は高樹、
というオチではありませんよ。