タイトルの「ひどい男」というのは、男女関係において、相手の女性にひどいことをする(言う)
男という意味です。ひどい男のひどい言動は色々なところで間接的に見聞きします。
みなさんの中にもひどい目にあった経験がある方もいらっしゃるでしょう。
ひどい男を擁護するつもりではないのですが、多くの場合、ひどい言動の裏には、
それなりに情状酌量の余地が多少なりともあると思います。ちょっとした感情の行き違いでとか、
相互理解やコミュニケーションが不充分だったからとか、悪いとは思いつつとか、
女性の方にもちょっとした落ち度があったからとか。
そして、そういう場合、ひどい男の側としても、心理的葛藤や良心の呵責が存在していることでしょう。
その言動から表面上はそう見えなくても、相手の女性に対して、心の底では一人の人間として尊重し、
最低限の尊敬や思いやりは存在しているのでしょう。
当事者の女性から見たらひどい男であっても、第三者が見たら、確かにその言動自体はひどくても、
人間として決定的に救いがたくひどい、とは映らないことが大部分なのではないかと思います。
罪を憎んで人を憎まず、みたいな話です。
ところが、まれには本当にひどい男もいるのです。彼は彼の価値観に基づき、
良心の呵責や葛藤などなしに、ひどいことをします。世間的常識からしたら、
それがひどいことと言われるであろうことは知っていますが、自分としては、
ひどいこととは思っていません。むしろ、自分の価値観において、正しいこと当然のことをした、
と思っています。
女性をモノのように扱う、なんていう言い方がありますが、まさにその通り。
女性に対しては、一人の人間としての最低限の尊敬すらありません。裸になって脚を開いた女性に、
自分の好き勝手な方法で好き勝手なことをするのがセックスだと思っています。
そんな男であっても、ルックスが良くて話術に長けていれば、それなりにモテたりもします。
本当にひどい男でもモテてしまうのは不思議なのですが、モテることによって、
ひどい男のひどさには磨きがかかってしまいます。彼のまわりには女性が何人もいるかもしれません。
セフレみたいな関係の女性が複数いるかもしれませんが、
そこには人間対人間のお付き合いのベースとなる、相互の尊敬や信頼がありません。
女性を全く尊敬していないのです。それをセフレなんて呼ぶのは、
世の中のセフレ・カップルさん達に失礼でしょう。
本当にひどい男のひどい言動に耐えられる女性もいるようです。本当にひどい男のひどい言動には、
いわゆる「悪気」はありません。悪いことをしている自覚がないし、
彼的には悪いことじゃないのですから当然です。悪気はありませんが、我々が普通に使う意味での
「悪気はない」とは全然別物であることは明らかです。
悪意のカタマリよりもむしろ性質が悪いでしょう。
もしかしたら、その悪気のなさが、女性には「無邪気」とか「無垢」っぽく映ることがあって、
そのため、ひどい言動に耐えられるのかもしれません。「彼には悪気はないのよ」
というのはその通りですが、心の底には思いやりがあって、でも、悪い結果を予想できなかった、
という悪気のなさではなく、思いやり自体が全くない上に、
良い悪いの基準が共有できるようなものじゃないのです。
「彼にも優しいところもあるのよ」なんて言う人もいます。そりゃあ、
そういう風に映る言動だってあるでしょう。でも、それを過大評価するのは考えものです。
ベースのところに誠意とか思いやりがないのですから、
ちょっとした優しさモドキに騙されてはならないと思うのです。
残念なことに、本当にひどい男はまれに実在します。情状酌量の余地があるひどい男はともかく、
本当にひどい男には関わらないのが一番です。ボロボロズタズタにされてしまうかもしれません。