2005年4月14日


何でもエクセル 


MS Excel のようなアプリケーションを表計算と呼ぶか、 スプレッド・シートと呼ぶかはどちらでもいいのですが、世の中には 「何でもエクセル」という方がいらっしゃるようです。

つまり、あらゆるドキュメントをエクセルで作ってしまう人達です。

厳密に言えば、「あらゆる」ってわけじゃないのですが、 一般的なスプレッド・シートの適用範囲外のドキュメントでもエクセルで作ってしまいます。 エクセル大好きのようです。

「今月の売り上げ集計」にエクセルを使うのなら、それは当然というものでしょう。 集計じゃなくても、全体が表形式でまとまり、表の構成単位(セル) の中味が比較的短文で済むのでしたら、それも妥当でしょう。

もちろんそれ以外でも、スプレッド・シートの機能を合理的に使用していて、 作るのが簡単、編集や再利用がしやすい、といった理由があるのなら、 エクセルを使うのがダメなわけじゃありません。

仮におかしな使い方をしていたところで、そのまま紙に印刷して、 その印刷物があれば用が足りるのならば、どうでもいいです。見た目だけそこそこに整っていれば、 文句はいいません。

例えば「○○○○申請書」だとか「××××に関するレポートを提出するためのテンプレート」 のような場合、そのファイルを開いて必要事項を書き込まなければならないわけですが、 そういったものがスプレッド・シートで作られていると、 時に非常に書き込みにくいことがあるわけです。もちろん、 それらでもスプレッド・シートが適していることがありうるので、一概には言えませんが、 実際、書き込みにくいという経験をしたことは何回もあります。

セルに自動折り返しの設定がされてなくて、右側にはみだしたり、セルの大きさが固定されていて、 ちょっと長めの文章を入力すると入りきらなかったり。そんなことがあるたびに、 いちいちセルの設定を変更するのは、精神衛生上よろしくありません。 設定変更でどうにかなるならまだ良いのですが、ちょっといじると、 全体のバランスがずたずたに崩れたりして、 下手に手を出せないような鉄壁の作りになっているものもあります。

曲がりなりにもうちの会社はコンピュータに関連する事業を営んでいる会社ですから、 平均的社員のコンピュータ(あるいはアプリケーション)習熟度は他の業界よりは高いと思うのですが、 それでも、スプレッド・シートをヘンテコに使う奴はいるのです。 ほとんどは、総務とか人事とかの非技術系の部署の人ですけどね。 経理部門は数字の集計でスプレッド・シートに慣れているせいか、あまりヘンテコな使い方はしません。 他の業界だと、「何でもエクセル」の人はもっと多いのかもしれませんね。

「どうして文書作成ソフト(ワープロと言ってもいいです)を使わないんだろ?」 と思うことはしばしばあります。それを作るにあたって、 文書作成ソフトとスプレッド・シートのどちらが良いかをきちんと検討して、 その結果でスプレッド・シートを選んだとは思えないんですが、もしかしたら、 文書作成ソフトを使えないんでしょうか?

あ、文書作成ソフトでも、それはそれで困ったちゃんがいますね。

例えば、インデントとかタブとかの設定を使わずに、 行頭や箇条書きなどでの位置調整をスペース入力でしてしまう奴です。 後で手を入れることなど何も考えていないのか、そういう方法が正しいと思い込んでいるのか、 とにかく、ファイルを開いて見た時に、スペース入力で位置調整されているのを発見すると、 げんなりしてしまいます。

プレゼンテーション・ソフトでのアニメーション設定にはむちゃくちゃ凝る奴が、 スペース入力の位置調整をしているのを見ると、小学校低学年で行き過ぎた性教育、 みたいな気分になりますよ。

これまでで一番げんなりしたのは、一見すると表のようになっているのに、それは表でもなんでもなく、 スペース入力で位置調整をした数行の文章の上に、罫線に見えるように線を書き込んで、 それで表みたいに見せていたやつですね。

しばらく固まってしまいました。




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