2005年5月31日


ドミノ倒し体質 


最近、私が考え出した言葉に「ドミノ倒し体質」というのがあります。

例えば誰かのちょっとした一言がツボにはまると、それをきっかけにして、 色んな考えがダーっと湧き出してきて、軽い興奮状態になり、次から次へと飛躍的連想が働き、 周囲の人にあれこれと熱く語り、でも、周囲の人々はそれに付いて行けなくてポカンとし、 それでもそんなのはおかまいなしに、本人の熱い妄想は続く・・・

こんな人、みなさんの知り合いにもいると思いますが(あるいは、ご自分がそうかもしれませんが)、 そのような人を指して、私は「ドミノ倒し体質」と表現したわけです。

ドミノ倒しに似てますよね? 最初の一枚が倒れると、 あとは自動的にダダダァーっと連続して倒れます。一直線に倒れるだけではなく、 扇状に広がりながら倒れることもあります。最初の一枚からは想像も出来ないような、 壮大な絵が描かれます。一旦倒れ始めたら、見ている人は手出しできません。あれよあれよ、です。

で、この「ドミノ倒し体質」という言葉が一部でウケているようです。失礼ながら、 「ドミノ倒し体質」と思われる人に「ドミノ倒し体質」という言葉を披露したところ、 ご本人はともかくも、その周囲の人に大ウケしているようなのです。

つまり、「ドミノ倒し体質」という言葉は、そのような人の性格をかなり的確に面白く言い当てている、 ということなんじゃないかと思います。

本当は「ドミノ倒し気質」の方が正確な表現なのかもしれませんが、 実感としては気質というより体質なんですよね。骨の髄まで、赤血球の一個一個まで、 という感じです。

実を言うと、私にも「ドミノ倒し体質」がちょっとはあると思います。でも、 私のドミノはサイズが小さいですし、それほど壮大な絵は描いてませんし、意外性もありません。 正真正銘の正統派「ドミノ倒し体質」に比べたら、スケールが違いすぎます。 「ドミノ倒し体質」の称号は、謹んで辞退いたします。

「ドミノ倒し体質」はオタクとは違います。オタクと「ドミノ倒し体質」 が両立することもあるかもしれませんが、単にオタクと言った場合、 連想の飛躍や壮大な絵ではなく、マニアックで一般性のない知識の方面に連想が行くだけですし、 そのパワーの発散において、「ドミノ倒し体質」とは明らかに異なります。

「ドミノ倒し体質」は嫌いじゃありません、付いて行けないこともしばしばありますが、 連想の飛躍とか壮大な絵とかを見るのは、なかなかにエキサイティングです。 「ドミノが倒れ始めた」と思ったら、それをさらに助長するような一言を言いたくもなります。 ドミノが倒れていく様を目の当たりにすると、大げさに言うなら、モーゼの前の海が割れたような、 大雪崩の VTR を見ているような、デススターの爆発シーンのような、そんな快感があるわけです。

「付いていけないや」と投げてしまわずに、できるだけ一緒に走ろうとすると、 思いがけない発見や感動があるかもしれませんし(大げさ)、 「ドミノ倒し体質」の方にとってもシアワセなことではないかと思うわけです。




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