2005年6月23日


飴玉を噛む人 


飴玉をガリガリと噛む人がいます。充分に舐めて、充分に小さくなってから、 最後のトドメでガリガリするのではなく、比較的初期からガリガリといくわけです。

ここんとこ、たまたま何人かの「飴玉を噛む人」と会話することが出来ました。 その会話で得られたことと、これまでの経験から、「飴玉を噛む人」 についてまとめてみたいと思います。

とはいえ、学術的に意義のあるようなまとめではありえないわけでして、 要するにネタです。これから書くことの正確性は保証しません。私がなんとなくそう思っている、 というだけのことですので、飴玉を噛む人も噛まない人も、広く暖かい心で読んでいただければ、 と思います。

まず、飴玉を噛む人は女性が多いです。男にだって飴玉を噛む人がいないわけじゃありませんが、 どうしたことか、明らかに女性の方が多いです。

飴玉を噛む人は、噛まない人を理解しません。「何で噛まないでいられるの?」 「ずーーーっと舐めてられるのは、どこかおかしいよ!」「ちょぼちょぼ舐めてて、 それで美味しいの」などと発言します。自己正当化のみならず、 噛まない人に対して不必要に攻撃的になります。そんなに攻撃的にならずとも、 そもそも「噛まない人 VS 噛む人」などという対立の図式はないと思うんですけど。

飴玉を噛む理由については次のように述べます。「濃い味が好きなの」 「噛まずにはいられないんだから、仕方ないわよ」「噛むのが当然でしょ」などなど。

飴玉を噛む人は、何かしらの問題に対して、 自分で結論をスパッと出してしまう傾向があるように思います。じっくりと舐めていられないのです。

飴玉を舐める人と会話していて、私が何か言うと、その発言に対して、「それは、 これこれこういう意味なんでしょ。これこれこうだから、そういうこと言うのよね」 などと決め付けられることがしばしばあります。じっくりと舐めずにガリガリと噛むと、 これこれこうなってしまうようです。もちろん、それが鋭く真実を突いているかというと、 必ずしもそうとは言えないわけです。

じっくりと結論を待つことができずに、自分で結論を作ってしまうらしいです。 もちろん、自分で作るべき結論もありますが、 自分の思い込みだけでは結論たりえないことだってあるわけですから、そこんとこはひとつ、 落ち着いて飴玉を舐めて頂きたいと思います。

ところが、思い込みであれ何であれ、待てずに作った結論、 あるいは普段からその方々が考えていることは、なかなかに侮れないものがあります。 それが正確だとか真実に近いとか、そういう尺度ではなく、 その考え方そのものの話なのですが、かなりオリジナリティに富んだものなのです。

悪い言葉で言うと、変人とか不思議ちゃんとかでしょうね。良い言葉で言うなら、 独創的、オリジナリティ、誰も考え付かない、などなど。私としては良い言葉で捉えたいと思います。

不思議ちゃんチックな発言を「ああ、○○さんは不思議ちゃんだからね」で片付けてしまうと、 それはそれで終わりなんですよ。一見して、変人あるいは不思議ちゃんっぽい考え方であっても、 よくよく話を聞いて見ると、感動的に凄いことを考えているのを発見することもあるんですよね。

つまり、飴玉を噛む人はオリジナリティのある考え方をする、ってことです。 マジメな話ですが、本当に尊敬に値するようなオリジナリティを感じることがあるのです。

それはそれとして、「飴ちょーだい」と言われたからあげたのに、 30 秒も経たないうちにガリガリと噛み砕かれるのは、少しばかり寂しいのであります。




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