2006年1月24日


「誠実な男性が好きです」 


「誠実な男性が好きです」なんてことを言われる女性がいらっしゃいます。 「好みの男性のタイプは?」と尋ねられると「誠実な人」と答えたりとか。

多くの女性が思う、男の「誠実」ってのと、男が考えている「誠実」には、 どうもギャップがあるように思えます。あるいは、 好みの男性のタイプを尋ねられて答える「誠実」ってのは、 単なるイメージであって、男の「誠実」な言動が、その女性をシアワセにするとは限らない、 のかもしれません。

自分のことを「誠実な男だ」と言い切れる男はほとんどいないでしょうが、 特定の発言や行動について、「それは誠実な心から出たものである」 と断言できることは少なくないと思います。

ところがしばしば、誠実な心から出た発言や行動が女性の気分を害したりもします。 誤解があったからとか言い方が悪かったからとかではありません。根本的なところで、 何かが違っているのです。

その何かですが、男女それぞれが思う「誠実」の中味の違いではないかと思うのです。

男の思う「誠実」は、いわば客観的誠実です。仮に複数の第三者が事情を充分に見知っていたとして、 大多数が「誠実だ」と判断するような言動です。正直とか公正とか公平とか、 そんな言葉で表されるようなものです。だからなのかもしれませんが、 「誠実な女性が好み」なんてことを言う男は皆無に近いですね。

一方、女性が自分との関係において男に求める「誠実」は、いわば主観的誠実です。 正直でも公正でも公平でもなく、自分に対しての「誠実」を求めているように思います。 自分との関わり以外の社会的な部分においては、客観的意味での「誠実な男性」が好み、 という方もいらっしゃるかもしれませんが、こと自分との関係においては、 主観的誠実がより重要になっているようです。

どちらが良いとか悪いとかではなく、この種の違いがあるということは間違いないように思います。 男は、女性との個人的関係かそれ以外かに関わらず、客観的誠実に基づいた言動を指向していて、 女性は、少なくとも個人的関係においては、男の主観的誠実を求めていて・・・、 という構図です。

女性に対してイジワルな表現を使うなら、女性はいつも男から「いーこいーこ」されていたいのですが、 男にとっては「いーこいーこ」よりも、正直、公正、公平の方が優先順位がずっと高い、 といったところかもしれません。

・・・と書くと、女性のワガママっぽくも見えますが、 男ってのは個人的関係と社会的関係の区別が付かない、とも言えるわけでして、 どっちかだけを悪者にするのは正しい態度ではないと思いますです。




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