2006年2月2日


「誤解されやすい人」「誤解しやすい人」とネットバトル 


メールやブログや掲示板などでの、文字(文章)でのコミュニケーションの難しさは、 私が改めて言うまでもありませんが、コミュニケーションにおいては、 特に文字コミュニケーションにおいては誤解が付き物です。

誤解する側と誤解させる側、どっちに責任があるのかはケースバイケースであり、 なおかつ、どちらか一方だけに全面的に責任があるとは限りません。

さて、もし全知全能の神様がいたとして、世の中にある誤解全ての統計を取ったと仮定しましょう。 そうするとおそらく、「誤解されやすい人」と「誤解しやすい人」が分かることでしょう。 ああ、全知全能なら統計なんて取らなくても、「誤解されやすい人」と「誤解しやすい人」 がわかるはずか。まいっか。

つまり、ケースバイケースの事情は別にして、「誤解されやすい人」と「誤解しやすい人」 は厳然と存在していると思うのです。

誤解されやすい人ってのは、自分の考えを言葉や文章で表す能力に欠けていると考えられます。 基本的な構文能力に問題がある場合もあるでしょうし、文章としては分かりやすくても、 主張のポイントがずれていたり、表現が適切でなかったりもあるでしょう。

誤解しやすい人ってのは、他人の書いた文章や発した言葉から、 その人の主張したい内容を汲み取る能力に欠けていると考えられます。 基本的な読解能力に問題がある場合もあるでしょうし、 主張の前半(あるいは後半)しか理解しようとしない人もいますし、 そもそも、色眼鏡でしか物事を見られない人もいます。

また、その人のベースにある何らかの価値観が世の中の平均から大きくずれている、 ということが、「誤解されやすい」あるいは「誤解しやすい」に繋がっている、 というケースも考えられます。

誰であっても、「誤解されやすい」あるいは「誤解しやすい」の要素は持っているんでしょうが、 それがあるレベルより上だと、「誤解されやすい人」とか「誤解しやすい人」 と周囲に認識されるのでしょう。

実際、みなさんも、「あいつの発言はいつも不適切だよな。もっと言葉を選べば、 ちゃんと言いたいことが伝わるのに」とか「彼女はどうしていつも、 自分が批判されているって思い込むんだろ? 誰もそういう意図では言っていないのに」とか、 そういう人を思い浮かべることが出来ると思います。そういう人、いますよね?  言うまでもありませんが、前者は「誤解されやすい人」で、後者は「誤解しやすい人」です。

で、そういうタイプの人(「誤解されやすい人」「誤解しやすい人」のどちらでも)で、 掲示板やらブログでコメントするのが好きとか、 他人のサイトで書かれたことに関してあれこれ言うのが好きとかだとすると、 その人の周囲では(実際は、その人が出入りしている他の人のサイトが舞台になったりしますが、 それも含めて「その人の周囲」です)、いわゆるネットバトルが多発します。

ある場に「誤解されやすい人」と「誤解しやすい人」の両者がそろうと、 ネットバトル率はさらに高まります。時に、「誤解されやすい人」と「誤解しやすい人」 を兼ね備えた人もいます。両方の特性を兼ね備えるのは、そんなに珍しいことではないようです。 そういう人は、ネットバトルの触媒としては最強の人種です。

「どうして私の掲示板ではいつもバトルになってしまうのかしら」とか 「オレの立ち回り先、どこもバトッてるよ」とか言う方々、 「誤解されやすい人」または「誤解しやすい人」がどこかにいませんか?  それが見当たらないとしたら、あるいはもしかしたら、あなたが「誤解されやすい人」または 「誤解しやすい人」なのかもしれませんし、その両方なのかもしれません。




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