2006年2月7日


デパートのバッグ売り場にて 


私はバッグが好きなので、時々デパートのバッグ売り場などを見て回ることがあります。 何か探していることもあり、何となく見てるだけのこともあります。 ひどい時は、自分が買ったばかりバッグと、そこに陳列されてる同種のバッグを比べて 「うんうん、オレの選択は間違ってなかった」と思いたいがために、 なんてこともあります。

デパートの店員さんが、商品を見ているお客さんに声を掛けるのか、 それとも自由に見させておくのか、そのあたりの見極めは難しいとは思うのですが、 結果的には、バッグ売り場ではそこそこの割合で声を掛けられてしまいます。

例えば、「これ、なかなか良さそうだなぁ」と思っている時に声を掛けられたら、 それはそれで話が友好的に続くわけですよ。でも、逆のパターンが多いんですよね。

あるバッグを手にとって見て、「あ、こりゃダメだ」と思った瞬間に、 店員さんから声が掛かります。で、これまた不思議なんですが、 店員さんはその商品のアピールポイントを言うわけですが、そのポイントは、 私が「ダメだ」と思ったポイントに重なることが多いんですよ。

例えば、私は可変のマチが嫌いです。ファスナーをぐるっとあけると底の部分のマチが広がって、 収納力アップ、というヤツです。可変マチが何故嫌いかというと、可変マチを畳んでいるときには、 内部に余計な布地が余っててイヤですし、可変マチを広げた時には形が崩れてかっこ悪いからです。 入れるものをきちんと想定して、それに見合ったサイズのバッグを買えばよい、 という考え方です。

で、私があるバッグを手に取って見て、可変マチを発見して、「こりゃダメだ」と思った瞬間に、 店員さんは「このファスナーを開くとマチが広がるんですよ」などと声を掛けて来るわけです。

「はあ・・・」みたいな返事になるか、または「マチが広がるのは好きじゃないんです」 と正直に言うかです。

例えば、私は大きなカブセに大きなポケットが付いているのが嫌いです。というか、 カブセのポケットにあれこれ入れるのが嫌い、と言った方が正確ですね。 ハンカチとかティッシュとかなからいいですけど、重さのあるものを入れると、 カブセの開け閉めが不快なんですよね。ですから、カブセにポケットは不要ですし、 ポケットが付いていてもちっとも嬉しくありません。収納力をカブセに頼るな、 って感じです。

で、私があるバッグを手に取って見て、カブセにポケットを発見して、「こりゃダメだ」 と思った瞬間に、店員さんは「このカブセ、裏にもポケットが付いていて、沢山入るんですよ」 などと声を掛けて来るわけです。

その店員さんには何の恨みもないのですが、「いや、カブセにモノを入れるのは好きじゃないので」 などと言うと、ひゅーーーっとスキマ風です。

最近はそうでもないのですが、一時期は上記のようなパターンが頻発していました。 店員さんにも同情しますが、私だってイヤでしたよ。

因みに、他にもいくつか「こんなバッグはイヤだ」があります。

肩掛けのためのストラップを留めるところが D 型のリングになっているのはイヤです。 何故かと言うと、D 型のリングというのは D の字の左の直線部分が下になっているはずなのですが、 多くの D リングは使っているうちに立ってしまい、D そのまんまになってしまいます。これがイヤです。 世の中、D 状態のままで使っている人がいくらでもいますが、私にはとても耐えられません。 かっこわる〜、です。

ショルダー型ブリーフケースなのに、形がしゃきっとしてなくて、肩から提げると、 バッグ本体がへにゃりと腰のラインに沿って変形して、半円状になってしまうヤツ、 これもかっこわる〜です。スーツやコートがいくらしゃきっとしていても、 ブリーフケースがへにゃりと腰にフィットじゃあ、画竜点睛を欠くってものでしょう。 ナイロン製のショルダー型ブリーフケースはほとんどこのパターンですね。 人気の TUMI もそうです。「素敵なスーツ紳士に似合うバッグは TUMI」などと思っている女史、 修行が足りないと思いますです。

これらの「こんなバッグはイヤだ」ポイントは、 おそらくは店員さんのアピールと重なることはないのが幸いです。 もし、これらのポイントまで重なってしまったら、私はバッグ売り場を歩けません。




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