不倫というか既婚者の家庭外恋愛というか、その種のことに対しては、色々な考え方があります。
とはいえ、それらは世の中一般にあまり良いこととは考えられていないわけで、
「そういうこともあるかも」とか「仕方ない」とか「するならバレないように」とか、
そういう考え方の人はいても、「是非ともすべき」「大賛成」なんていう人は、
ほとんどいないのではないかと思います。
もちろん、「絶対反対」「言語道断」という人だって少なくないでしょうし、
「他人のことはとやかく言わないけど、私は絶対にしない」という人もいるでしょう。
このような人達を、「不倫反対派」という言葉で乱暴に括ってしまいます。
不倫反対派が不倫に否定的であることについて、どうこう言うつもりは全然ございません。
どこをどう突付いても正論ですしね。ただ、不倫反対派の方々の発言に、
ちょっとした不自然さを感じることがあります。不倫の是非云々とは直接関係のない発言ですけど。
今後の話は、特定の誰かのことは指していません。私が知る複数の人のイメージの合体でもあり、
私が知らない不特定多数の人のイメージの想定でもあります。「これ、もしかしたら私のこと?」
と思ったとしても、幾分かは影響していることはありえますが、
特定の誰かへの依存度は決して高くありません。そこんとこよろしく。
という前提で、架空の人物A子さんの登場です。
A子さんは既婚女性です。彼女は不倫反対派です。
他人が不倫しているのをつかまえて説教しようとは思いませんし、友人が不倫したからといって、
それで友達の縁を切ったりはしませんが、自分では絶対に不倫はしないと考えてますし、
自分の旦那にも絶対にして欲しくないと思ってます。
A子さんはブログを書いています。日常生活のこと、友人との付き合いのこと、仕事のこと、
などなど、何でも書いています。
時には自分の恋愛感を書いたりもします。「男性からアプローチされるなら、
これこれこういうパターンが好き」とか「最初のデートでは、絶対に一線は越えない」
とか「好きな人に女性からアプローチする方法は・・・」とか。
既婚で不倫は絶対にしないA子さんであっても、恋愛感を披露するのが悪いわけじゃありません。
ただ、どうにも不自然に感じることもあります。
例えば、A子さんが職場の後輩から恋愛の悩み事相談を受けて、
それに対するアドバイスとしてあれこれ言っている、という、そんな雰囲気なら、
別に不自然じゃないんですよ。
でも、妙に生々しいというか、自分が現在において恋愛する権利(ってのも変だけど)がある、
ということを前提にしているような、そういうトーンで語られると、妙な不自然さを感じてしまいます。
例えて言うなら、現役を引退した野球選手が解説者としてコメントしているのは不自然じゃありませんが、
現役を引退しているのに、現役選手であるかのように「今の課題は下半身の筋力の強化です」
なんていうコメントをしたら不自然なわけで、それに似ています。
「私、最初のデートでは絶対にホテルに行ったりしない」とA子さんが言ったとしたら、
「アナタ、不倫は絶対にしないんでしょ? だったら、そんなこと言っても意味ないじゃん。
それとも、離婚を仮定してその後のデートの可能性の話をしているの?」
と突っ込みたくなるような、そんな感じです。「私は何人もの男の人と付き合ってきたけど、
最初のデートでエッチしたことは一回もなかったな」なら、全然不自然じゃないんですけどね。
こんなことを感じているのが私だけなのか、そうでもないのか、この感じ方は男女で違うものなのか、
そうでもないのか、そのあたりは不明です。ただ、実際に時々この不自然さに出くわすわけで、
何年も前から、どうしてだろう、と気になってたんですよね。
上では、A子さんはブログを書いている、ということにしましたが、
私が Web で見かける例以外にも、実際に面と向かった会話においても、
同様のことはあります。
私は不自然と感じますが、本人はそうでもないんでしょうし、
別に誰かを誹謗中傷している発言のようなものでもありませんし、
「そういうことは言うな」と思っているわけじゃありませんが、
ご本人の心情がどのあたりにあるのかは、気にならなくもありません。