2006年3月30日


地下鉄駅構内の地図は「北が上」ではない 


東京メトロ(いわゆる地下鉄、旧称は営団地下鉄)の駅の構内には、 ところどころに地図が掲示されています。ここで私が言っているのは駅の構内図のことではなく、 道路があって建物があってという、外の市街地図のことです。

もちろん、地図があることは悪いことじゃありません。 その駅周辺の地理に明るくない利用者だって多いわけですからね。

でも、その地図には気になる点があります。普通の地図の常識とは違って、「北が上」 ではないんですよ。で、何が上なのかというと、はっきり言って分かりません。 「東が上」などと決まっているわけではなく、「東が上」「北北西が上」「南が上」 などなど、何でもあります。もしかしたら、 その地図に向かって立った時に向いている方角を、上にしているのかもしれませんが、 定かではありません。

で、北が上になっていないので、その地図、とても見難いものになっているんですよ。 例えばです。どこかの目的地に行こうとして、Web で周辺の地図を調べて印刷しておきます。 最寄の地下鉄駅に着きました。どの出口から出ると便利だろう、ということで構内の地図を見ます。 さっきまで見ていた印刷した地図は「北が上」で、構内に掲示されている地図は「西南西が上」 になっています。目的地が構内の地図の範囲内にあればまだしも、そこから外れている時などは、 数秒間、頭の中が「????」になってしまいます。

私は決して方向音痴じゃありませんし、地図は回さずに見る人ですが、勝手に回された地図 (つまり地下鉄駅構内にある地図)を前にすると、ついていくのに時間を要することだってあります。 致命的に分かんなくなるわけじゃありませんが、ちょっとストレスを感じるんですよ。 世の中には、もっと強いストレスを感じている人や、 本当にわけがわかんなくなってしまう人だっているんじゃないかと思います。 少なくとも、「北が上の地図よりも分かりやすい」という人は、皆無か極少数かどちらかでしょう。

そもそも、どうして北を上にしないのか、どういう基準で上にする方角を決めているのか、 そこんとこを知りたいですね。

カーナビで見られるように、その地図を見ている人が向いている方向を上にする、 という考え方はありだと思いますし、それはそれで分かりやすいでしょう。 でも、地下鉄駅の構内にある地図には、その考え方はあてはまりません。

「地下鉄駅の構内」というのは通常は地下にあります。そこから地上に出るためには、 通路を歩き階段を昇り、その過程で何回かの方向転換をして、というのが一般的です。 そして、地上に出た瞬間に向いている方向は出口によってマチマチですし、 当然、その地図を見ている時に向いている方角と同じ保障は全然ありません。 そういう状況で、「その地図に向かって立った人が向いている方向を上にする」という考え方は、 全く意味がありません。もちろん、地上に出たところにある地図とか、 地上駅の駅前広場にある地図とかなら、あるいは地下鉄駅の構内図ならば、 「その地図に向かって立った人が向いている方向を上にする」という考え方はありです。

ということで、地下鉄駅構内の地図が「北が上」になっていないことに対して、 合理的な説明も、何かしらのメリットも見つけられない私なのですが、 何か重要なことを見落としているんでしょうか?

「北が上」にした方がいいと思うんですけどねぇ・・・




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