2006年4月5日


一方通行路と「止まれ」の盲点 


私の自宅周辺には一方通行の道路が何本もあります。一方通行になっている理由は、 道幅が狭くクルマがすれ違えないからだと思われます。道幅が狭いため、 歩道がないことも珍しくありません。

当然、その一方通行の道路は、他の道路と交差します。上下車線のある広い道路と交差することもあれば、 似たような細い道幅の道路と交差することもあります。そのような細い道同士の交差点では、 信号が設置されてないことが多く、その場合、より細い一方通行の道路の方が「止まれ」 になっていることがほとんどです。

ここまでの話を簡潔にまとめると、自宅周辺には一方通行の道路が何本かあり、 そこには「止まれ」の標識が出ている交差点が何ヶ所もある、というということです。

さて、その一方通行ですが、標識を見ると「自転車を除く」となっています。つまり、 自転車は一方通行路を逆走してもよい、ということです。まあ、自転車はあまり幅を取りませんから、 「自転車を除く」になっていること自体には文句はありません。

でも、問題があるんですよね。

先に、一方通行路には「止まれ」の標識が出ている交差点が何ヶ所もある、と書きましたが、 自転車で逆走した場合、「止まれ」の交差点であっても、「止まれ」の標識は出てませんし、 路面に「止まれ」と書いてあるわけでもありません。

つまり、逆走している自転車にとっては、その交差点においては自分が優先であり、 交差する道路の方が「止まれ」であるかのように思えるわけです。

これ、無茶苦茶危険だと思うんですけど・・・

自転車はただでさえ「止まれ」を無視することが多くて危ないのですが、 「止まれ」の交差点なのに「止まれ」が出てないのですから、どういう状況かは想像できると思います。 実際、止まらない自転車は珍しくもなんともありません。

私は日常的に、その一方通行路や一方通行路に交差する道を通ってますので、 危険なポイントは熟知してます。ですから、一方通行路との交差点で見通しが悪い時には、 こちらが「止まれ」ではなくとも、かなりの徐行をしますし、逆走自転車のチェックも怠りません。 でも、一般のドライバー全てにそこまでを要求できるものではないでしょう。

逆走の向きに「止まれ」の標識が出ていないから危険ではあるのですが、じゃあ、 その向きにも標識を設置すれば良いかというと、そうとばかりは言えません。 逆走の向きに標識があると、それを見たドライバーが、逆走方向に通行出来る、 と勘違いしてしまい、逆走することが考えられるからです。

もし自転車の逆走を認めなくすれば、構造的には危険がなくなりますが、実態としては、 逆走はなくならないでしょうから、現実的には危険度はほとんど変わらないでしょう。

ということは、正式な道路標識の「止まれ」ではない、逆走自転車専用の表示によって、 自転車に一時停止を促すようなことを考える必要があるんじゃないかと思います。

そのような対策を取る事なく、安易に一方通行路を「自転車を除く」にした警察は、 おそらく対策云々以前の段階で、逆走方向に「止まれ」がないことによる危険に、 気付いてすらいないんじゃないかと思うわけです。気付いてたら、「自転車を除く」 とは書かないでしょうからね。その実効性はさておき、責任回避はするでしょうから。

という状態が何年も続いているわけで、さすがに最近は、警察に文句でも言ってみようか、 と思っている次第です。




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