2006年4月11日


オリジナルが一番 


世の中、「オリジナルをなかなか超えられない」という話は色々とあるんでしょうが、 私がここで言いたいのは、食料品のことです。

例えばカルビーのかっぱえびせん。スーパーの御菓子売り場に行くと、 オリジナルのかっぱえびせんの他に「かっぱえびせん○○味」なんてのが置いてあります。 ○○はマヨネーズだったり、胡椒だったり、ワサビだったり。

それらのうちのいくつかは試したことがあります。でも、 オリジナルよりも美味しいと思ったことはありません。それなりに美味しいことはありますし、 オリジナルとは違う味が新鮮に感じることもありますが、「次もこれ買おう」 とまでは思いません。「やっぱりオリジナルが一番」と思ってしまいます。

そう思っているのは私だけではないのでしょう。「かっぱえびせん○○味」の「○○味」は、 なかなか定着しません。「○○味」は同時期に二種類位はあるようですが、 何ヶ月かで次々と入れ替わっていきます。売れ行きがよければ、そうそう入れ替えないと思うのですが、 これだけ入れ替わるってことは、「やっぱりオリジナルが一番」と思う人が少なくない、 ってことではないかと。

消費者は総体として「カルビーのかっぱえびせんはオリジナルが一番」と思っている、 ということなんでしょう。少なくとも、これまでの「○○味」との比較では。

かっぱえびせんの他の、私にとっての「オリジナルが一番」は、例えばベビースターラーメンとか、 ケンタッキー・フライドチキンとか。ちょっと変わったところでは、新宿の某人気ラーメン店の 「期間限定特別メニュー:春の香りの○○麺」なんてのも、オリジナルを超えたと思うことがありません。

最後の例は、オリジナルよりもコストを掛けていると思うのですが、 それでもオリジナルを超えられないのは不思議な気分ではあります。 もちろん、オリジナルを超える例だってありまして、 九段下の某人気ラーメン店の期間限定特別メニューは、 オリジナルを超えていると感じることが多かったですね。 もちろん、それが定番メニューになったら嬉しいのですが、コストや手間の問題で、 簡単ではないだろうな、という想像は出来ます。

既成食品に限らず、食品の味に関しては「守る」という表現がよく使われます。 「先代の味を守る」といったように。オリジナルをなかなか超えられないという事と、 関連しそうなことではあります。

もちろん、オリジナルだって変わっていることもあるでしょう。おそらく、 カルビーのかっぱえびせんは、30 年前と今では、製法も味も異なっているんじゃないかと思います。 もしかしたら、変わっているからこそ「オリジナルが一番」でいられるのかもしれません。

味の良し悪しは個人個人の好みが左右する部分が大きいのですが、 かっぱえびせんとかケンタッキー・フライドチキンとかは、おそらく、 多くの人たちが「オリジナルが一番」と思っているのでしょう。

「オリジナルが一番」と思われた側は、嬉しい反面、 新しい味が受け入れられないという意味では、微妙な気持ちなのではないかと想像します。




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