女性の官能小説作家というのは昔からいましたが、彼女達の書くものはあくまで小説、
小説の中の性描写に自分自身の感情なり思いなりがどれだけ反映されているものなのか、
それは何とも言えません。
ところが、Web によって、一般の女性が自分の感覚なり感情なりで、
自分の性行為に関して記述しているものを読むことが普通に出来るようになりました。
ブログだとか Web 日記の体裁で書かれたそれらは、
読んでもらうための脚色が皆無とは言えないでしょうが、
基本的には筆者の思いが正直に現れていると思います。
もちろん、「昨日はカレシとデートでした〜。イタリアンの食事した後、いつものラブホへ Go!
いっぱいエッチしちゃいました」なんていうあっさりとした記述のものではなく、
性行為の具体的描写や、その時の感覚、感情が表現されているものを指しています。
そういった文章を読むと、性行為に対する女性の感覚の特徴といったものが、
おぼろげながら見えて来るように思います。正直言って、男の私からしたら、
女性が自らの性行為を綴った文章には違和感があるのですが、
その違和感こそが女性の感性の特徴なのでしょう。
一般に女性のセックス描写は叙情的です。叙事的な行為の描写を含むこともありますが、
叙情的な部分の比重が高いです。詩的で綺麗でロマンチックです。少女漫画の世界です。
つーか、レディコミの世界って言うのがそのまんまですね。どんな相手でも、
その時その瞬間だけは、白馬の王子様に(それなりに)近づいているようです。
男にはそういう感覚は希薄ですね。セックスに対して前向きだし興奮もしているんですが、
女性のようなうっとり感はないと思います。少なくとも、私にはほとんどありません。
セックスの時の女性の感覚を「うっとり系」と呼ぶとしたら、男の場合は「ガツガツ系」
でしょうか。
セックスに対する感覚の男女差は、もしかしたら、
食欲を満たす時の感覚の差に近いのかもしれません。
女性は美味しいものを食べた時、特にいわゆるスイーツとやらを食べた時、
「うっとり」という言葉で表現するのが適切だろうと思われる状態になってます。
「ああ、おいしー」の後に絵文字を付けるとしたら、きっとハートマークでしょう。
男の場合、美味しいものを食べた場合、明らかにガツガツします。TPO がガツガツ食うことを許すなら、
遠慮なくガツガツ食うことでしょう。美味しさに「うっとり」などしていません。
そんな暇があったら、もっと食います。
食欲と性欲の類似性というのは色んなところで言われていることですが、
これもその一種と捉えることも出来るかもしれませんね。