電車に乗った時、荷物を網棚に載せるのは、一般に広く行われていることでしょう。
身長の低い方にとっては、なかなか利用しにくいでしょうし、荷物を網棚に載せると、
降りる時に忘れてしまうというリスクがありますが、それなりの割合の人が利用しています。
私自身は、かなり積極的に網棚を利用する方だと思います。忘れてしまうリスクを避けるため、
二つ以上の荷物のひとつだけを載せるということはしません。全部載せてしまいます。
というか、ほとんど毎日、バッグひとつだけを持ち歩いているので、それを載せる、
ということですけど、さすがに手ぶらでは降車しないでしょうから、荷物置き去りのリスクは最小です。
一回だけやってしまったことありますけど・・・
さて、網棚の構造は車両によって微妙に異なります。正直言って、使いやすい網棚もあれば、
使いにくいものもあります。首都圏の JR で比較的良く見る車両の網棚では、
網棚(実際は網ではなく、ステンレス製の棒で出来ている)を壁に固定するため、
鎹(かすがい)状の金具が使われています。鎹状の斜めの部分は、網棚の下ではなく、
上にきてます。そうすると、その金具の所で、網棚は分割された状態に近くなります。
その金具の部分にバッグを置こうとすると、バッグは鎹の斜めの部分に乗り上げるような形になり、
とても不安定で、手前に落ちて来そうになるのです。
ということで、鎹金具のある網棚に荷物を置くときは、
金具の位置を避けて置くのがよろしいかと思うわけです。使いにくい仕様ですが
(設計した奴はバカじゃないかと思う)、それはそれ、これはこれ、です。
ところが、不思議なことに、毎日その電車を利用しているであろうサラリーマン風の男であっても、
金具の上にバッグを置こうとしているのに、時々出くわします。当然、手前にずり落ちそうになり、
それに気づいてもっと奥に置いて(金具は避けてない)、でもやっぱりずり落ちそうで、
さらに置きなおして(やはり金具は避けてない)、なにやら微妙なバランスでかろうじて落ちてこない、
みたいな状態になって、なんていう光景です。電車が横揺れしたら、どさっと落ちてきそうに見えます。
左右に他の荷物があって、鎹金具の位置にしか置けない、という事情なら分かりますが、
左右には余裕があります。ちょっと左右どちらかにに位置を変えれば、バッグは安定するんですよ。
でも、彼は頑なに金具の上に置こうとしているわけです。何回かずり落ちを経験していても、です。
そもそも、毎日乗っている電車なら、金具が鎹状になっていて、そこにバッグを置くとずり落ちて来る、
ってことは知ってろよ、という感じですし、仮に初めて乗る電車だとしても、
何回かバッグがずり落ちたら、何かおかしいと感じて、網棚の様子をチェックする、
ってもんじゃないかと。見たら金具が鎹状になっているのは分かりますし、
それが分かったら、金具の位置を避けて置くことにも気づくでしょうし。
鎹金具の上に執拗にバッグを乗せようとしている男(がほとんど)は、
月に 1 - 2 回のペースで目撃します。
どうにも理解できない行動であります。