2006年7月14日


着信拒否の女 


20 代中頃の女性、響子(仮名)ちゃんから聞かされた話です。

彼女、出会いがないんだそうです。でもって先日、 彼女の友達がセットした合コンに出てきたんだそうです。

「合コンって、カレシ候補としてまともな男の割合は高くないと思うよ」と私が言うと、 「そういうものなの?」と響子(仮名)ちゃん。そういう認識はなかったそうなのですが、 実際にその合コンの男はハズレだったそうです。

一次会の終わりに全員から会費を集め、男達が会計をしている時、 何百何十円足りないのなんのと、男同士であーでもない、こーでもないと言い合っていたそうで。 「たかが数百円で何を言ってるんだろう?」と幻滅したそうです。

合コンというのはノリが大切です。一次会から二次会に移る時など、 「あたしカエル」とか何とかケロケロっと言い出す女子がいないように、 男は細心の注意とチームワークと素早さで臨まなければならないのです。 百円単位で計算が合わないことなど、どうでもいいのです。

ということで、響子(仮名)ちゃんがハズレと思ったのに異論はございません。 全くもってハズレに違いありません。

で、響子(仮名)ちゃん、「あたしカエル」となったかと言うと、そんなこともなく、 二次会にも行ったそうです。で、男の一人に携帯の電話番号を教えたんだそうです。

さて、今日の話はここからが本筋です。

響子(仮名)ちゃん曰く、「携帯番号教えたらさあ、それから毎日電話かかってくるんだよ。 特に用もないのに」だそうで。

そんなの当たり前です。それがイヤなら番号を教えなければよいだけのこと。特に用はないっていうか、 デートに誘いたいんだろうけど誘えないんでしょう。数百円の男ですからね。 デートに誘えない男は情けないけど、携帯番号を教えてもらったんだから、電話するのは当然。 一日十回もかけるのは異常ですが、毎日一回なら、別にどうこう言うことじゃありません。

響子(仮名)ちゃんは続けます。「で、うざいから、着信拒否にしちゃった」

この一言で、私の説教スイッチがオンになってしまいました。

「彼には、『もう電話しないでくれ』とか『付き合うつもりはない』とか、 そういう意味のことは伝えたの?」

「ううん、何も言ってない」

「着信拒否の前にそういうことを言うのが先だろ? それでも毎日しつこく電話があるなら、 着信拒否でもかわまないけどさ」

「うーん、そうねえ」

「彼に携帯の電話番号を教えたってことは、『電話してもいいですよ』ってことだよな? で、 彼はその範囲のことしかしてないわけだよ。一日一回ならおかしな話じゃないわな。 彼の話がつまんなかったとしても、それはそれ、『電話してもいいですよ』状態には変わらないわけだ。 で、自分の気持ちを伝えもせずに、いきなり着信拒否はないだろ?」

というように説教臭いことを言ったわけですが、まあ、それは私の本音ですね。こういう女、 たまにいるんですけど、私は拒絶反応ですね。彼と付き合う気がなくても、 彼が好みのタイプじゃなくとも、人間対人間の最低限に誠実なコミュニケーション位しろよ、 と思うわけです。まともに口説いてきている男を断る時に、まともなコミュニケーションをせずに、 不必要に人間関係をズタズタにしてしまう女です。中には、「まともに断ったら傷つくでしょ?」 などと本気で言うタワケモノもいますね。

響子(仮名)ちゃんは私の話を神妙な顔で聞いていましたが、おそらく、 自分が悪いことをした実感は極めて薄いことでしょう。「電話がうざい→着信拒否」 というロジックは、彼女の感性としては正しいことなんでしょうから。残念ながら、 一生このままの可能性が高いと思われます。

響子(仮名)ちゃんはかなりの美人なのですが、この話を聞いた後は、美人度大幅ダウンです。 あり得ないことですが、仮に彼女が「抱いて」と言ってきても、きっぱり辞退することと思われます。




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