子供の頃から、というか、実際は中学生くらいからでしょうか、
私は政治家の弁論が基本的に嫌いでした。
テレビ番組でも国会でも、政治家一般に、マトモな議論をしているとは思えなかったのです。
それは主に、質問されて答える立場の人に言えることですけどね。
どうでもいい、あるいは誰もが認識しているような、事情とか背景とか原則とか、
そういったことに対する言及をあえて念入りにゆっくりとした口調で行い、
質問されていること自体には正面から答えない、というのが、
どうにも聞いていて耐えられなかったのです。
もちろん、常に相手の土俵に乗って答える必要などありませんが、
「赤信号は止まれ」みたいな自明なことを、くどくどと述べているのは、
醜悪にしか映りませんでした。
中学生の頃は、そういうのを聞くと、「こいつらみんなバカ?」と思ってました。
大学生位になると、別の意味で「こいつらみんなバカ?」になり、それは現在に至ります。
別の意味ってのは、「そういうのらりくらり作戦は自分の価値を落とすだけだから、バカ」
という意味です。
政治家に対して個人的な好き嫌いはあるわけですが、その政治家の信条、思想、
政策といったもの以前に、上で述べたような話し方をする政治家は、
私にとっては全員が×ですね。
質問には明快明確に答える。相手の土俵に乗りたくないなら、自分の土俵を示して、
その正当性を主張する。分かりやすい日本語で、結論をはっきりと言う。テキパキとしゃべる。
こういったことが出来ることが、政治家の最低限の必要条件だと考えています。
その観点で言うなら、例えば安倍晋三さんは○ですし、小沢一郎さんは×です。
小沢さんの主張は、活字になったのを読むと分かるのですが、テレビ番組などで喋っているのを聞くと、
言語の不明確さとか前提なんかの、長々しくゆっくりとした説明にイライラしてしまって、
なんだかさっぱり分からないことが多いですね。
記者の方が辛抱強く聞き取って要約して記事にしているのかもしれません。尊敬します。
安倍さんの政治信条を支持し、小沢さんの政治信条は支持しないと言っているわけじゃありませんよ。
政治家としてのスピーチあるいはプレゼンテーションの巧拙の問題です。
小沢さんは政治信条を評価する以前に×なんですよ。