2006年8月1日


「細かい人」と「大雑把な人」 


人間を「細かい人」「普通の人」「大雑把な人」の三種類に分けたとしましょう。 「普通の人」の幅をどの位取るのかにもよりますが、おそらく私は「普通の人」で大雑把寄りでしょう。 もしかしたら、「大雑把な人」に入るかもしれません。

職場であれ、学校であれ、家庭であれ、人付き合いにおいては、 「細かい」と「大雑把」の間の適正値の違いによる、 ちょっとした行き違いやトラブルはしばしばあるものです。

「細かい人」であれ「大雑把な人」であれ、その程度が平均値から大きく外れていて、 なおかつ本人にはその自覚がなく、自分の感覚が適正であると思っていると、 周囲の人々に対してよろしくない影響を及ぼすことになります。

どうでもいいことのような気もしますが、「細かい人」と「大雑把な人」では、 「細かい人」の方がより周囲への悪影響が大きいような気がします。

職場での「細かい人」と「大雑把な人」を想像してみましょう。

「大雑把な人」は大雑把な仕事をします。その結果、色々な不手際があったり不具合があったりして、 周囲の人々に迷惑を及ぼすことがあります。でも、大雑把な仕事でも、 それなりにうまく行くことだってありえます。不手際の前に誰かが大雑把さに気付いて、 事前に対処するかもしれません。

一方、「細かい人」は細かい仕事をします。抜かりはありませんが、必要以上の細かさです。 抜かりがないので、仕事の結果がトラブルを招く可能性は低いと思います。その意味では、 周囲の人には迷惑を及ぼしません。でも、「細かい人」 は他人の仕事の大雑把さが気になって仕方ないのです。ですから、 他人の仕事にあれこれ口を出しやすいわけです。自分の理想とする細かさを、他人の仕事にも求めます。

とまあ、簡単にまとめてみましたが、みなさんも日々、「細かい人」と「大雑把な人」 から色々な影響を受けているでしょうから、上に書いたようなことは、 おおよそ納得頂けるのではないかと思います。

で、ここで言いたいのは、「細かい人」は細かい価値観によって、他人の仕事に介入する、 ということです。他人にも自分と同等の細かさを求めます。でも、「大雑把な人」 は他人の仕事に介入してきません。大雑把なんですから当然です。もちろん、 自分と同等の大雑把さを求めたりはしません。むしろ、他人の細かい仕事で自分の大雑把さが補われる、 という期待や評価をしていたりもします。

私が職場において、「細かい人」と「大雑把な人」 のどちらからストレスを受けることが多いかというと、明らかに「細かい人」なんですよね。 大雑把な人の大雑把な仕事を見て、それを指摘して、ということもありますが、 そのストレスはさほど大きくはありません。「細かい人」から細かい仕事を要求される方が、 ずっとストレスです。

私の個人的感覚の問題なのか、私の周囲の環境がそうだというだけの話なのか。 様々な環境でそうなので、後者ではないと思います。だとすると、 「細かい人」と「大雑把な人」では「細かい人」の方が周囲によりストレスを与える、 というのは、私の個人的感覚に過ぎないのか、普遍的に言えることなのか、です。

まあ、自分を勝手に平均値付近に位置づけての議論など意味はありませんね。 実際には「細かい人」と「大雑把な人」というのは、 相対的な評価が適している部分もあるのでしょうから、 「自分よりも細かい人」からのストレスは「自分よりも大雑把な人」からのストレスよりも大きい、 というのが正しい言い方かもしれませんね。




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